ここでは、List Creator V9.2.0からList Creator V9.3.0への機能追加について説明します。
帳票出力
List Worksと連携し、帳票印刷配信機能を利用できるようになりました。
ただし、一部の機能は利用できません。詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
英語環境で帳票が出力できるようになりました。
複数の帳票定義情報を1ページに組み合わせて出力できる「組合せフォーム出力機能」を追加しました。
JIS X 0213:2004(JIS2004)で追加された文字を帳票に出力できるようになりました。
ただし、Windows XPやWindows Server 2003で出力する場合、JIS2004対応フォントをインストールする必要があります。
Print Managerのユーザ名指定機能と連携して、印刷ドキュメントの所有者を指定できるようになりました。
入力データ形式が「CSV形式」のデータ中にダブルクォーテーション(")が2つ続いた場合の動作として、1つのダブルクォーテーションとして扱う設定ができるようになりました。
なお、本機能を有効にする場合、環境設定が必要です。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「CSV形式ダブルクォーテーションエスケープの動作」に関する記載を参照してください。
カスタムコントロールでUnicodeのデータファイルを指定できるようになりました。
帳票出力時に、以下のファイルで帳票の出力に関する各種情報を指定できるようになりました。
帳票出力情報ファイル
帳票ごとで異なる情報を設定する場合に指定します。
帳票出力環境設定ファイル
すべての帳票出力で共通な情報を設定する場合に指定します。
指定できる情報(キーワード)は以下のとおりです。
キーワード(説明) | 帳票出力情報ファイル | 帳票出力環境設定ファイル |
---|---|---|
GRAPHRESOLUTION(グラフ描画解像度指定) | ○ | ○ |
GRAPHDRAWCOLOR(グラフ描画カラーモード指定) | ○ | ○ |
PDFJIS2004MODE(PDF出力時のJIS2004文字の出力指定) | ○ | ○ |
USECHARTYPE(UNICODE全半角判定の指定) | ○ | ○ |
UNICODEN(UNICODE半角文字の範囲指定) | ○ | - |
UNICODEW(UNICODE全角文字の範囲指定) | ○ | - |
LWMATQUALITY(List Creator互換印刷時の動作モード指定) | ○ | ○ |
STAMPTYPE(画像の透過出力描画方法の指定) | ○ | ○ |
BARCUST4DIR(カスタマバーコードの印刷方向拡張指定) | ○ | ○ |
PDFCUSTBARPOS(PDF出力時のカスタマバーコードの位置ズレ補正指定) | ○ | ○ |
帳票表現力
以下の種類のバーコードが出力できるようになりました。
Intelligent Mail Barcode
GS1 DataBar Omnidirectional
GS1 DataBar Truncated
GS1 DataBar Stacked
GS1 DataBar Stacked Omnidirectional
GS1 DataBar Limited
GS1 DataBar Expanded
GS1 DataBar Expanded Stacked
組込みメディア項目に以下のグラフデータが出力できるようになりました。
縦棒グラフ
横棒グラフ
円グラフ
折れ線グラフ
レーダーチャート
矩形テキスト項目で以下の指定ができるようになりました。
項目内の「縦方向の配置(上、中、下)」
禁則処理で「折返し後の行頭空白抑止」
帳票定義情報の以下の項目の文字属性に、Unicode文字が指定できるようになりました。
固定リテラル項目/矩形固定リテラル項目の文字列
日付項目/時刻項目の文字列
数字項目の編集形式の分類「数値」の負の数の表示形式の前符号文字
数字項目の編集形式の分類「通貨」の通貨記号文字
数字項目の編集形式の分類「日付」の文字列
数字項目の集団印刷の印刷文字
テキスト項目/矩形テキスト項目の集団印刷の印刷文字
矩形テキスト項目の禁則処理の禁則文字(「帳票のプロパティ」で指定)
ラジオボタン項目/チェックボックス項目のラベル
項目の文字属性にUnicode文字を指定する場合は、「帳票のプロパティ」-「Unicodeの文字を使用する」のチェックボックスをチェックします。
Webブラウザ
Web手元印刷機能で、Internet Explorer 9に対応しました。
保守
Webプラグインのインストール時、障害調査用情報採取ツールがインストールされるようになりました。