統合監視と連携する場合の注意事項について説明します。
統合監視とOpen監視の監視対象ノードの合計が3000台を超える場合
統合監視の監視対象ノード数は3000台までです。
統合監視とOpen監視の監視対象ノードの合計が3000台を超える場合は、連携先の運用管理サーバから監視対象ノードを削除して3000台以下になるように設定してください。
統合監視の監視対象ノードを削除する方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“ノードを削除する”を参照してください。
Open監視の監視対象ノードを統合監視の監視対象から削除する場合は、以下のようにイベント監視の条件定義を変更します。
イベント監視の監視条件を設定する方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベント監視の監視条件を設定する”を参照してください。
特定のノードのイベントだけを監視しないように定義を変更する
[イベント監視の条件定義]画面を表示します。
監視しないノードに対するイベント定義を追加します。
[イベント監視の条件定義]画面で、[イベント]メニューの[イベントの追加]を選択します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]ラジオボタンで[ホスト名]を選択し、メッセージ通知を行わなくするOpen監視の監視対象ノードのホスト名を指定します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックします。
[メッセージ監視(詳細)]画面で、[上位システムに送信]ラジオボタンで[しない]を、[ログ格納]ラジオボタンで[しない]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント監視の条件定義]画面で、[ファイル]メニューの[終了]を選択します。
「定義内容が変更されています。保存しますか?」というメッセージが出力されるので、[はい]を選択します。
すでにSystemwalkerコンソール上にノードが存在している場合は、[Systemwalkerコンソール[編集]]画面から、該当するノードのアイコンを選択し、右クリックメニューの[削除]、またはメニューの[オブジェクト]-[削除]を実行します。
特定のノードのイベントだけを監視するように定義を変更する
[イベント監視の条件定義]画面を表示します。
すべてのノードに対するイベント定義を追加します。
イベント監視の条件定義]画面で、[イベント]メニューの[イベントの追加]を選択します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]ラジオボタンで[特定しない]を選択します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックします。
[メッセージ監視(詳細)]画面で、[上位システムに送信]ラジオボタンで[しない]を、[ログ格納]ラジオボタンで[しない]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[OK]ボタンをクリックします。
手順2で設定した定義より優先される位置に、監視するノードに対するイベント定義を追加します。
[イベント監視の条件定義]画面で、[イベント]メニューの[イベントの追加]を選択します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]ラジオボタンで[ホスト名]を選択し、メッセージ通知を行うOpen監視の監視対象ノードのホスト名を指定します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント監視の条件定義]画面で、[ファイル]メニューの[終了]を選択します。
「定義内容が変更されています。保存しますか?」というメッセージが出力されるので、[はい]を選択します。
すでにSystemwalkerコンソール上にノードが存在している場合は、[Systemwalkerコンソール[編集]]画面から、該当するノードのアイコンを選択し、右クリックメニューの[削除]、またはメニューの[オブジェクト]-[削除]を実行します。
設定を行うノード数が多い場合は、aoseacsvコマンド/aoseadefコマンドとEvent Designerを使用して、CSVから複数のノードをまとめて設定する方法もあります。
aoseacsvコマンドとaoseadefコマンドの使用方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
連携先の運用管理サーバに同一イベントが重複して通知される場合
Open監視の監視設定で、システムログやイベントログをアイテムキーにしたトリガーが設定されている場合、統合監視とOpen監視が同一のシステムログやイベントログを監視するため、連携先の運用管理サーバに同一イベントが重複して通知されます。
このような場合は、Open監視側でトリガーの設定を変えるか、統合監視のイベント監視の条件定義でフィルタリングを行ってください。
Open監視側でトリガーの設定を変更する方法については、“Zabbix 2.2 マニュアル”を参照してください。
統合監視のイベント監視の条件定義でフィルタリングを行う場合は、以下のようにイベント監視の条件定義を変更します。
イベント監視の監視条件を設定する方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベント監視の監視条件を設定する”を参照してください。
[イベント監視の条件定義]画面を表示します。
システムログ/イベントログに対するイベント定義を追加します。
[イベント監視の条件定義]画面で、[イベント]メニューの[イベントの追加]を選択します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[イベントの特定]タブの[詳細設定]ボタンをクリックします。
[イベント定義(詳細)]画面の[監視イベント種別の特定]ラジオボタンで[監視イベント種別]を選択し、リストボックスから[Open監視]を選択します。
他の設定項目については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベント監視の条件定義”を参照し、対象のシステムログやイベントログを特定できるよう設定します。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックします。
[メッセージ監視(詳細)]画面の[上位システムに送信]ラジオボタンで[しない]を、[ログ格納]ラジオボタンで[しない]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント定義/アクション定義]画面で、[OK]ボタンをクリックします。
[イベント監視の条件定義]画面で、[ファイル]メニューの[終了]を選択します。
「定義内容が変更されています。保存しますか?」というメッセージが出力されるので、[はい]を選択します。
IPアドレスに「127.0.0.1」が設定されている場合
Open監視のイベント発生元であるホスト情報のIPアドレスに「127.0.0.1」が設定されている場合、以下の処理を行います。
ホスト名が「Zabbix server」の場合、Open監視サーバのホスト名/IPアドレスに変換して統合監視に通知します。
ホスト名が「Zabbix server」以外の場合、ホスト名をOpen監視サーバ上で名前解決した後に、名前解決できたIPアドレスを統合監視に通知します。
注意
ホスト名が名前解決できない場合、IPアドレスが「127.0.0.1」として統合監視に通知されるため、Open監視サーバ上で名前解決できるホスト名を設定してください。