監視イベント種別について
旧バージョン製品からバージョンアップした場合、監視イベント種別は旧バージョンで設定されていた内容が設定されます。
追加された機能を利用する場合は、監視イベント種別を追加する必要があります。追加方法は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
標準インストールされる監視イベント種別は以下のとおりです。
【SE版/EE版の場合】
システム
バッチ業務
ネットワーク
性能
介入
資源配付
利用者管理
ネットサーバ
トラフィック監視
アプリケーション
セキュリティ
ログファイル
アプリ連携
性能監視
アプリ管理
ヘルプデスク
資産管理
Storage
Systemwalker
Open監視
その他
【GEE版の場合】
システム
バッチ業務
ネットワーク
性能
介入
資源配付
利用者管理
ネットサーバ
トラフィック監視
アプリケーション
セキュリティ
ログファイル
アプリ連携
性能監視
アプリ管理
ヘルプデスク
資産管理
Storage
Systemwalker
Open監視
その他
GSシステム
GSバッチ業務
GS性能
GSオンライン
GSライタ
SXOシステム
AVM-EX
IPL
GSハード
GSアプリ管理
イベント監視の条件定義に関する作業
Systemwalker Centric Managerでは、インストール時にイベント監視の条件定義について標準の定義を提供しています。
以下の製品からバージョンアップした場合は、メッセージ選択テーブルが変換された定義の下に、イベント監視の条件定義の標準定義が追加されます。
UNIX版のSystemWalker/CentricMGR 4.1以前
以下の場合は、すでに利用されている定義を継承するため、新規機能に対する定義が追加されません。
【Windows版】
Systemwalker Centric Managerの旧バージョンからバージョンアップする場合
Systemwalker Operation Managerの旧バージョンがインストールされている場合
【UNIX版】
SystemWalker/CentricMGR 5.0 以降の製品からバージョンアップした場合
必要に応じて、以下の定義を実施してください。
移行元Systemwalker Centric Managerがどのバージョンでも必要な作業
[イベント監視の条件定義]ウィンドウを表示します。
追加する定義行分だけ、以下の操作を繰り返します。
追加する行の下にカーソルを移動し、[イベント]メニューから[イベントの追加]を選択して[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスを表示し、[詳細設定]ボタンをクリックし[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスで、監視するメッセージについて以下の設定を行います。
【UNIX版】
[メッセージテキスト]、[監視イベント種別]、[通報番号]は、[特定しない]を指定します。
【Windows版】
[監視イベント種別]、[通報番号]は、[特定しない]を指定します。
追加された行にカーソルを移動し、[アクション]メニューから[アクションの設定]を選択して[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスを表示します。[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスの[詳細設定]ボタンで、[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスを表示します。設定する内容については、以下の表を参照してください。
下記の表の定義を追加する位置は、運用に合わせて決めてください。以下の位置に追加することをおすすめします。
ユーザ自身で定義を追加している場合は、追加した定義行の下に下記の表の定義を追加してください。
ユーザ自身で定義を追加していない場合は、定義の先頭に下記の表の定義を追加してください。
[重要度]、[通報番号]は、[変更しない]を指定します。[文字色]、[背景色]は、[変更しない]指定にします。[障害票の発行]は、[しない]指定にします。
【Windows版】
使用していたバージョン | 監視するメッセージの設定 | [メッセージ監視(詳細)]の設定 |
---|---|---|
V4.0の場合 | [ホスト名] :自システム | [上位システムに送信]:[する] |
[ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] | |
[ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] | |
[ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] | |
V5.0L30以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V10.0L10以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
[ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] | |
[ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] | |
V11.0L10以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名] :[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V15.0.1以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する]
|
【UNIX版】
使用していたバージョン | 監視するメッセージの設定 | [メッセージ監視(詳細)]の設定 |
---|---|---|
5.2以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
11.0以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する]
|
11.0以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する]
|
11.0以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する]
|
11.0以前の場合 | [ホスト名]:自システム | [上位システムに送信]:[する]
|
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V13.3.1以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する] |
V15.0.1以前の場合 | [ホスト名]:[特定しない] | [上位システムに送信]:[する]
|
すべての設定が終了したら、定義を保存して、[イベント監視の条件定義]ウィンドウを閉じます。
SystemWalker/CentricMGR V5.0L10/5.0以降からバージョンアップの場合にだけ必要な作業【Windows版】
別のコンピュータへ運用管理サーバをバージョンアップする場合、運用管理サーバ自身のイベント監視の条件定義のポリシー定義は、バージョンアップ後にポリシーとして移出/移入します。
移行元運用管理サーバからのポリシーの移出
以下のどちらかのコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poout -n 移行元運用管理サーバの表示名 -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名
または
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poout -i 移行元運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名
移行先運用管理サーバへのポリシーの移入
以下のどちらかのコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poin1 -n 移行先運用管理サーバの表示名 -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名\MpAosfB
または
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poin1 -i 移行先運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名\MpAosfB
poout(イベント監視の条件のポリシー移出コマンド)、poin1(イベント監視の条件のポリシー登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
別コンピュータに移行した場合にだけ必要な作業【UNIX版】
別のコンピュータへ運用管理サーバをバージョンアップする場合、運用管理サーバ自身のイベント監視の条件定義のポリシー定義は、swmove/swtransコマンド実行後にポリシーとして移出/移入します。
移行元運用管理サーバからのポリシーの移出
以下のどちらかのコマンドを実行します。
/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poout -n 移行元運用管理サーバの表示名 -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名
または
/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poout -i 移行元運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名
移行先運用管理サーバへのポリシーの移入
以下のどちらかのコマンドを実行します。
/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poin1 -n 移行先運用管理サーバの表示名 -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名/MpAosfB
または
/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poin1 -i 移行先運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名/MpAosfB
poout(イベント監視の条件のポリシー移出コマンド)、poin1(イベント監視の条件のポリシー登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
下位サーバでのホスト接続先の変更
移行時にホスト名やIPアドレスを変更する場合、バージョンアップした運用管理サーバを接続先としている下位サーバで、接続先ホストの定義変更が必要です。
また、Systemwalker Operation ManagerからのSNMPトラップを受信していた場合、通知元のSystemwalker Operation Managerのアクション定義のあて先も変更してください。
簡易ポリシー設定(イベント監視の条件定義)を行う場合の作業
以下のノードに対して簡易ポリシー設定(イベント監視の条件定義)を行う場合、イベント監視のテンプレートに定義されている内容は、イベント監視条件のCSVファイルの先頭行に追加されます。
Systemwalker Centric Manager V13.0.0以前からバージョンアップしたノードで、すでにイベント監視の条件定義のポリシー定義が作成されている
以下の方法でSystemwalker Centric Manager V13.0.0以前バージョンのイベント監視の条件定義を移行している
テンプレートの内容を追加する位置を指定したい場合は、簡易ポリシー設定(イベント監視の条件定義)を行う前に、イベント監視条件のCSVファイル(aoseacsvコマンドにより出力されます)を以下のように修正してください。
修正方法
イベント監視条件のCSVファイル内の、テンプレートの内容を追加したい行に、以下を追加してください。
;1,0,"###Systemwalker Templates Start###",,,,,,,,,,,,NOSEND,NOLOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,1 ;2,0,"###Systemwalker Templates End###",,,,,,,,,,,,NOSEND,NOLOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,2
ポイント
テンプレートの内容を追加する位置は、インストール時に標準で提供しているイベント監視の条件定義より上位で、かつインストール後に追加したイベント監視の条件定義より下位に追加することを推奨します。