バージョンアップ作業を開始する前に、以下の確認と対処を行ってください。
未配付のポリシーがある場合
未配付状態のポリシーがないか確認し、配付していないポリシーがあった場合は配付してください。
Systemwalkerコンソールへの移行
Systemwalker CentricMGR 10.1/V10.0L21以前の製品で、システム監視画面を使用していた場合、本製品にバージョンアップ作業を行う前に、Systemwalkerコンソールに移行する前作業が必要です。
システム監視画面の移行の詳細については、“概要”および“移行手順”を参照してください。業務監視画面を使用していた場合、移行する作業はありません。
移行先コンピュータにSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合(別のコンピュータへバージョンアップする場合)【UNIX版】
移行先コンピュータにSystemwalker Centric Managerがすでにインストールされている場合は、バージョンアップ作業を開始する前にアンインストールしておいてください。SystemWalker/CentricMGR 5.0以降を削除する場合は、次のコマンドでアンインストールが行えます。
/opt/systemwalker/setup/dmuset
アンインストールの詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
SystemWalker/CentricMGR 4.1以前の製品からバージョンアップする場合【UNIX版】
移行前の環境で、NetWalker/Baseを使用している場合に必要な作業を説明します。NetWalker/Baseで登録した構成情報を移行する場合は、必ず必要な作業です。
移行する構成情報グループのExport
移行する構成情報グループを選択し、[ファイル]-[ロード]メニューのExport操作を選択します。
ファイル名を指定するウィンドウで「NW2V5」を指定し、Export処理を行います。
→旧バージョンのデータが、以下のファイルにExportされます。ファイルが作成されたことを確認してください。
NW2V5.config |
NWUSER環境変数の設定
通常運用で指定しているNWUSER環境変数を指定してください。移行コマンドでは、本環境変数から上記の移行する構成情報ファイルを見つけます。そのため、本環境変数は、旧バージョンの退避を行うユーザに対して設定します。
イベント監視の条件定義を行っている場合
イベント監視の条件定義で以下の設定を行っている場合は、バージョンアップ後、定義したイベントの特定ができなくなります。
バージョンアップを行う前に、ほかの条件でイベントを特定するように定義を変更してください。
以下のホスト名のイベントを、ホスト名で特定していた場合
([イベント監視の条件定義]画面の、[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックス-[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]に、ホスト名として以下の文字列を設定していた場合)
「###Systemwalker Templates Start###」
「###Systemwalker Templates End###」
以下のラベル名のイベントを、ラベル名で特定していた場合
([イベント監視の条件定義]画面の、[イベント定義/アクション定義]-[イベントの特定]タブの[詳細設定]ボタンをクリックして、[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスの[ラベル名]に、ラベル名として以下の文字列を設定していた場合)
「###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###」
監査ログ管理機能を使用している場合
以下のファイルを退避してください。
退避するファイル | 対象サーバ |
---|---|
収集済みのログファイル | ○ |
ユーザが作成した日付書式定義ファイル | ◎ |
ログ収集一括定義コマンドで使用する入力ファイル | ◎ |
監査ログ管理ポリシーファイル | ○ |
監査ログ管理 日付書式ポリシーファイル | ○ |
監査ログ管理 接続可能一覧ポリシーファイル | ○ |
◎:運用管理サーバ、中継サーバ、被管理サーバが対象です。
○:運用管理サーバのみ対象です。