リモート表示ファイルサービスの特徴としては、以下のものがあります。
Windowsシステムのディスプレイ装置およびプリンタ装置の利用
リモート表示ファイルサービスは、MeFtを画面帳票処理のフロントエンドとして動作させるため、MeFtがサポートするディスプレイ装置およびプリンタ装置をASPの利用者プログラムから、利用できます。
クライアント側の高度なユーザインタフェースをASPの利用者プログラムから従来と同等のインタフェースで使用できます。
また、エミュレータで運用していた利用者プログラムも容易に移行できます。
負荷分散・軽減
リモート表示ファイルサービスの画面帳票処理はクライアント側のMeFtで行うため、ASPのメモリ資源やCPU資源を軽減することができます。また、ASPとWindowsシステム間の通信には利用者プログラムのレコードデータが使用されるため、ネットワークの負荷も軽減することができます。
FNAプロトコルおよびTCP/IPプロトコルによる通信
実績があり、信頼性の高いFNAプロトコルおよびインターネット等で使用している業界標準のTCP/IPプロトコルで通信することができます。
利用者プログラム資源の一元管理
画面帳票定義体、情報ファイル等の利用者プログラム資源を端末側に格納する必要がないため、端末側への事前配付といった手間が不要であり、ASPでの一元管理が可能です。
また、端末側のディスク資源も削減できます。
ホストメッセージサービス機能
ホストの通知メッセージ、応答メッセージ、結果メッセージを利用者プログラムとは非同期に別ウィンドウでPC上に表示することが可能です。
また、COBOLのDISPLAY文およびACCEPT文も別ウィンドウに表示可能です。
ネットワークを意識した制御
性能向上、課金削減のためにレコード圧縮機能(データ量削減)、出力応答迂回機能(転送回数削減)を実現しています。
また、離席監視、自動更新といった利用者プログラムを作成するための入力時間監視機能も実現しています。
注意
リモート表示ファイルサービス連携時の注意事項
オーバレイパターンファイル名に英小文字を使用した場合、コード変換に異常が発生し、オーバレイパターンファイルの読込み時にエラーとなるので、英大文字を使用してください。
コード変換できない文字は、全角の場合は全角の‘_'に、半角の場合は半角の‘_'になります。ただし、置換する文字を、プリンタ情報ファイルのREPKANJI(置換漢字文字指定)、 REPANK(置換ANK文字指定)で指定できます。