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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.25 MCR入力

  MeFtでは、キーボードからのデータ入力以外に、磁気カードリーダからのデータ入力が可能です。

  磁気カードリーダからの入力は、キーボードからの入力と同様に、カーソルを表示中の項目に対して行われます。このとき対象項目内に表示中のデータはクリアされ、対象項目の基準桁(左詰め入力項目では先頭桁、右詰め入力項目では最終桁)からデータの入力が行われます。

  磁気カードリーダからの入力は、以下の項目で可能です。

  正常にデータが入力された場合、正常入力鳴動(長いブザー音)し、脱出要求の指定の有無にかかわらず入力が完了し、アテンション種別'I000'が通知されます。入力されたデータは、そのまま利用者プログラムに通知されます。このとき項目制御部に'I'が通知されます。

  入力データがエラーである場合、インヒビットしブザー鳴動(無効音)し、入力データは受け付けられません。入力データがエラーとなるのは以下の場合です。

  磁気カードリーダから入力を行う場合、オープン時にウィンドウ情報ファイルに磁気カードリーダを使用する旨の指定がされていなければなりません。

ウィンドウ情報ファイルの指定方法:
[キーワード]

MCRKBD

[設定値]

0:磁気カード入力を行わない。磁気カードの操作はキーボードを押下した操作として扱う。

1:磁気カード入力を行う。無表示属性の項目のみを入力対象項目とする。

2:磁気カード入力を行う。無表示属性の項目と表示属性の項目のいずれも入力対象項目とする。

[省略値]

0:磁気カード入力を行わない。

[留意事項]

設定値に1を設定した場合、入力対象項目は、あらかじめ定義体上で項目属性を'無表示'とするか、または動的フォーマット編集で項目属性を'無表示'としなければならない。

'無表示'でない項目へ入力しようとした場合、インヒビットしブザー鳴動(無効音)する。

設定値に1または2を設定した時に、CTRL+SHIFT+F12を押下すると、その後のデータキーの入力が無効になる場合がある。


  磁気カード入力を行う場合、利用者は定義体やKEYDEFで「F12」を使用できません。

  文字入力の状態が日本語入力および半角カタカナ入力になっている場合、磁気カード入力は無効になり、磁気カード操作を行った場合はカードデータがそのまま全角文字や半角カタカナで項目に反映されます。

  MeFtがサポートするのは以下の機種の磁気カードリーダです。

FMV-MCR101のディップスイッチについて

FMV-MCR101には以下の8個のディップスイッチがある。

表4.16 FMV-MCR101のディップスイッチ

SWNo.

設定内容

ON

OFF

出力モード

専用モード

キーライクモード

チェックキャラクタ

付加する

付加しない

改行キー

付加する

付加しない

英文字モード

英小モード

英大モード

読取認識ブザー

鳴らさない

鳴らす

キーデータ送信速度

6と7共にON :出力中止
6だけON    :低速
7だけON    :高速
6と7共にOFF:中速

キーデータ送信速度

キーボードタイプ

101キーボード

101キーボード

  1. SW1はONに設定(専用モード)して使用しなければいけません。

  2. SW1をOFFで使用した場合、磁気カードの操作はキーボードを押下した操作として扱い、入力完了などの磁気カード入力としての処理は行われません。

  3. SW2をONに設定(チェックキャラクタを付加する)した場合、データはチェックキャラクタを付加したまま通知されます。

  4. SW3のON/OFF(改行キーの付加)に関わらず改行コードは通知されません。