入力の完了には、次の8つの条件があります。
いずれの条件で入力が完了したかは、アテンション情報の獲得により知ることができます。
無条件完了キーには、【実行】キー、【クリア完了】キーがあります。【クリア完了】キーはキーボードによっては装着されていないものがあります。入力中に【実行】キーを押すと入力は完了し、利用者プログラムには完了時のデータが通知されます。また、【クリア完了】キーを押すと、入力中のウィンドウ全体を空白でクリアされて入力が完了します。【クリア完了】キーで入力が完了した場合は、利用者プログラムには完了時のデータが通知されません。【実行】キーがないキーボードを使用するときは【実行】キーを任意のキーに割りつけることが可能です。また、【クリア完了】も任意のキーに割り付けることが可能です。詳細はウィンドウ情報ファイルのKEYDEF /ENTER/(【実行】キー割り付け) 、 KEYDEF /CLEAR/(【クリア完了】キー割り付け)を参照してください。
定義体指定完了キーは、定義体作成時に「標準アテンション情報」または「拡張アテンション情報」に登録したものを指します。
定義体指定完了キーを押すと入力が完了します。完了キーとして指定していないキーを押すとブザーが鳴動し、入力は完了しません。
以下の定義体指定完了キーにはそれぞれ個別に入力が完了する条件があります。
これらのキーを定義した場合、スクロールバーの操作またはウィンドウ情報ファイルで指定したスクロールキーの押下により、それ以上、その方向へスクロールできない場合に入力が完了します。
これらのキーを定義した場合、カーソル移動キーの押下により、それ以上、その方向へ項目内のカーソル移動ができない場合に入力が完了します。カーソルを表示している項目が1つもない場合はこれらのキーを押しても入力は完了しません。
このキーを定義した場合、データキー側のEnterの押下により、それ以上、項目内の改行ができない場合に入力が完了します。カーソルを表示している項目が1つもない場合はこのキーを押しても入力は完了しません。
項目群内の一番最後の入力対象項目および自動入力指定のある項目で、【項目脱出】キーを押した場合に入力が完了します。
項目群内の一番最後の入力対象項目および自動入力指定のある符号付き項目で、【マイナス入力】キーを押すと項目の符号をマイナスにして、入力を完了します。
項目群内の一番最後の入力対象項目では、脱出要求の指定がなく、かつ自動入力の指定がある場合だけがデータフルで入力が完了します。これ以外の条件のときは、データフルになってもカーソルは最終位置に表示されたままとなります。無条件完了キー、定義体指定完了キー、もしくは【項目脱出】キーを押すまで入力は完了しません。
選択属性をもつ固定リテラル項目または出力項目、もしくはこれらを含む項目群を入力の対象とした場合、キーボードまたはマウスにより選択した項目が入力終了選択項目であると入力は完了します。
項目選択については選択項目による入力完了を参照してください。
MeFtを使用して、メニューの表示およびメニューの選択を行うことができます。メニューからコマンド項目を選択すると入力は完了します。
メニューについてはメニューについてを参照してください。
ウィンドウ情報ファイルのLMOUSE(左マウスボタンのアテンション通知) 、RMOUSE(右マウスボタンのアテンション通知) 、MMOUSE(中マウスボタンのアテンション通知)の指定によって、マウスボタンで入力完了し、アテンション通知することができます。
以下の項目が入力状態のとき、マウスボタンをクリックすると指定したアテンションで入力が完了します(データ付き)。先行入力は不可です。
入出力項目(カーソルが移動する項目)
選択属性のない出力項目
入力対象外を指定している項目
この指定を行った場合、ボタン押下だけがカーソルは移動せず、その項目内で解放を行った場合入力が完了します。通知するカーソル位置は解放の位置となります。