MeFt(Message editing Facile tool)とは、利用者プログラムがディスプレイ装置またはプリンタ装置への入出力を行う際に呼び出される、サービスライブラリです。
MeFtを使用することによって、利用者プログラムはディスプレイ装置またはプリンタ装置の持つ複雑な制御コードを意識する必要がなくなります。利用者プログラムで意識するのは、出力データまたは入力データだけで良くなります。
出力データのうち、固定的なデータはプログラム内に用意する必要はありません。画面定義体または帳票定義体(総称して画面帳票定義体と呼ぶこともあります)に定義しておくだけで、MeFtが自動的にディスプレイ装置またはプリンタ装置に出力します。また、出力するデータの位置、長さ、色、罫線などの情報も画面帳票定義体で指定しておくことにより、プログラムではまったく意識する必要がなくなります。
このように、MeFtを使うことによって画面、帳票を扱うプログラムがとても簡単に作成できるようになります。
MeFtの動作概念図を示します。