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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.23 マルチスレッドプログラミング(応用編)(Sample22)

ここでは、本製品で提供するサンプルプログラム-Sample22-について説明します。

Sample22では、Sample21で作成したプログラムを拡張して、オンラインストアの業務を実現するアプリケーションの例を示します。

ここで示すプログラムは、NetCOBOLのマルチスレッドプログラミング機能とWeb連携機能を使用したものです。マルチスレッドプログラミング機能の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“マルチスレッド”を、Web連携機能の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“Web連携”を参照してください。

また、サーバアプリケーションの運用に有効な機能であるイベントログ出力サブルーチンの使用法も合わせて示します。イベントログ出力サブルーチンの詳細は“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“COB_REPORT_EVENT(イベントログ出力サブルーチン)”を参照してください。


このプログラムを動作させるためには、クライアント側・サーバ側で以下の製品が必要となります。

クライアント側
  • Microsoft(R) Internet Explorer 8.0以上

サーバ側
  • 以下のいずれかの製品

    • Windows Server 2008 R2

    • Windows Server 2012

    • Windows Server 2012 R2

  • Microsoft(R) Internet Information Services 7.5以上

概要

サンプルプログラムは、次の5つの部分からなります。

  1. 開始処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を獲得し、初期設定をします。

  2. 認証処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を参照して、認証処理を実現します。

  3. オーダー確認処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を参照して、オーダー確認処理を実現します。

  4. オーダー発行処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を参照して、オーダー発行処理を実現します。共有するファイルの更新処理も行います。

  5. 終了処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を開放します。

それぞれ、Web連携機能を使用するプログラムから、スレッド間でリソース(ファイル・データ)の共有や、スレッド間の同期制御を行うプログラムを呼び出します。

提供プログラム一覧

プログラムの呼出し関係

業務開始・終了

オンラインストア

使用しているCOBOLの機能

使用しているCOBOLの文