デバッグの準備として、次の2点の作業を行います。
デバッグモジュールの作成とデバッグ資産の配置
実行環境情報の設定
デバッグモジュールを作成し、デバッグに必要となる資産をWWWサーバマシンに配置します。
デバッグモジュールの作成には、MeFt/Webアプリケーション固有の部分はありません。“第3章 画面帳票アプリケーションの開発”で作成したアプリケーションと同じ方法で作成します。
デバッグモジュールを作成するためのビルド、またはリビルドが終了したあと、次の資産が登録されていることを確認します。
資産の種類 | ファイル名 |
---|---|
デバッグモジュール | ADDR.EXE |
デバッグ情報ファイル | ADDR.SVD |
COBOLソースファイル | ADDR.COB |
COBOLの実行環境情報で、デバッグしたいプログラムからデバッガを起動する設定を行います。
デバッグしたいプログラムからデバッガを起動する設定は、実行環境変数「@CBR_ATTACH_TOOL」を使用します。
実行環境設定ツールを使用して、変数名「@CBR_ATTACH_TOOL」に変数値を“クライアントのIPアドレスまたはホスト名(*1)/STUDIO”の形式で指定します。「STUDIO」に続けてデバッガ起動時のパラメータ (デバッグ情報ファイルの格納フォルダーなど)を指定できますが、本章で構築するアプリケーションでは必要ありません。
*1:ここではクライアントのホスト名を「SampleClt」とします。