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NetCOBOL V11.0 メッセージ集
FUJITSU Software

4.3.8 JMP0015I-U

プログラム$1を呼び出すのに失敗しました. $2. $3

システムの処理

プログラムを異常終了させます。

プログラマーの処置

$2に設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください。

また、プログラムのエントリ情報が正しく指定されているか確認してください。

$2に設定される文字列の意味と処置を下表に示します。

$3にはエラーアドレスが設定されます。

表4.3 JMP0015I-Uの$2の内容

詳細情報($2)

エラーの内容

プログラマーの処置

NO PROGRAM NAME

CALL文に指定されている一意名にプログラム名が設定されていません。

CALL文に指定されている一意名にプログラム名が設定されているか確認してください。

LOAD=DLL名 CODE=0xXXXX

呼出し先のDLLのローディングに失敗しました。LOADには、ローディングに失敗したDLL名、CODEにはシステムからのエラーコードを示します。

表4.4 システムからのエラーコード”を参照して対処してください。

GET ADDRESS CODE=0xXXXX

呼出し先のDLL内の関数呼出しに失敗しました。CODEにはシステムからのエラーコードを示します。

表4.4 システムからのエラーコード”を参照して対処してください。

表4.4 システムからのエラーコード

コード

意味

プログラマーの処置

193 (0xC1)

有効なWin32アプリケーションではありません。

[Win32]呼ばれるプログラムのDLLが、32ビットアプリケーションか確認してください。

[Winx64]呼ばれるプログラムのDLLが、64ビットアプリケーションか確認してください。

126(0x7E)

指定されたモジュールが見つかりませんでした。

  • 呼ばれるプログラムのパスがエントリ情報に正しく指定されているか確認してください。

  • 呼ばれるプログラムのDLLが、以下のいずれかのフォルダに存在することを確認してください。

    • 環境変数PATHに指定されたフォルダ

    • 呼出し元のプログラムのあるフォルダ

    • カレントフォルダ

  • 呼ばれるプログラムの名前の大文字/小文字の区別が正しく指示されているか翻訳オプションALPHALの指定を確認してください。

127(0x7F)

指定されたプロシジャが見つかりませんでした。

呼ばれるプログラムのDLL中に呼ばれるプログラムの名前がEXPORTされているか確認してください。(注)

1114(0x45A)

ダイナミックリンクライブラリ(DLL)初期化ルーチンの実行に失敗しました。

呼ばれるプログラムのDLLリンク時、Cランタイムライブラリ“LIBCMT.LIB”を指定しているか確認してください。LIBCMT.LIBを指定している場合は、以下のように対処してください。

  • DLLがCOBOLだけで作成されている場合
    リンク時、LIBCMT.LIBの指定をやめ、リンクオプション“/NOENTRY”を指定してDLLを作成してください。

  • DLLがCOBOLとCで作成されている場合

    • 同一のDLLにする場合
      リンク時、LIBCMT.LIBの指定をやめ、MSVCRT.LIBを指定してDLLを作成してください。Cプログラムを翻訳オプション“/MT”で翻訳している場合、“/MD”を指定して再翻訳してください。

    • 別々のDLLにする場合
      COBOLのDLL作成時、LIBCMT.LIBを指定せず、リンクオプション“/NOENTRY”を指定してDLLを作成してください。
      CのDLL作成時、翻訳オプション“/MD”を指定して翻訳し、DLLを作成してください。

1157(0x485)

このアプリケーションの実行に必要なライブラリファイルのうち、1つが見つかりません。

呼ばれるプログラムのDLLが、以下のいずれかのフォルダに存在することを確認してください。

  • 環境変数PATHに指定されたフォルダ

  • 呼出し元のプログラムのあるフォルダ

  • カレントフォルダ

注 : 呼出し先のDLL内の関数呼出しに失敗した場合は、DLL内の関数名が外部から参照可能かどうかを確認してください。

  • [Win32]DUMPBINコマンドを使用して確認することができます。詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”“J.3 DUMPBINコマンド”を参照してください。

  • [Winx64]LINKコマンドのDUMPオプションを使用して確認することができます。詳細は、“NetCOBOLユーザーズガイド”“付録J コマンド”の“J.2.2 /DUMPオプション”を参照してください。

参照

  • “NetCOBOLユーザーズガイド”の“5.6 エントリ情報”

  • “Visual C++のオンラインヘルプ”