システムの処理
プログラムを異常終了させます。
プログラマーの処置
$2に設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください。
また、プログラムのエントリ情報が正しく指定されているか確認してください。
$2に設定される文字列の意味と処置を下表に示します。
$3にはエラーアドレスが設定されます。
詳細情報($2) | エラーの内容 | プログラマーの処置 |
---|---|---|
NO PROGRAM NAME | CALL文に指定されている一意名にプログラム名が設定されていません。 | CALL文に指定されている一意名にプログラム名が設定されているか確認してください。 |
LOAD=DLL名 CODE=0xXXXX | 呼出し先のDLLのローディングに失敗しました。LOADには、ローディングに失敗したDLL名、CODEにはシステムからのエラーコードを示します。 | “表4.4 システムからのエラーコード”を参照して対処してください。 |
GET ADDRESS CODE=0xXXXX | 呼出し先のDLL内の関数呼出しに失敗しました。CODEにはシステムからのエラーコードを示します。 | “表4.4 システムからのエラーコード”を参照して対処してください。 |
コード | 意味 | プログラマーの処置 |
---|---|---|
193 (0xC1) | 有効なWin32アプリケーションではありません。 | [Win32]呼ばれるプログラムのDLLが、32ビットアプリケーションか確認してください。 [Winx64]呼ばれるプログラムのDLLが、64ビットアプリケーションか確認してください。 |
126(0x7E) | 指定されたモジュールが見つかりませんでした。 |
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127(0x7F) | 指定されたプロシジャが見つかりませんでした。 | 呼ばれるプログラムのDLL中に呼ばれるプログラムの名前がEXPORTされているか確認してください。(注) |
1114(0x45A) | ダイナミックリンクライブラリ(DLL)初期化ルーチンの実行に失敗しました。 | 呼ばれるプログラムのDLLリンク時、Cランタイムライブラリ“LIBCMT.LIB”を指定しているか確認してください。LIBCMT.LIBを指定している場合は、以下のように対処してください。
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1157(0x485) | このアプリケーションの実行に必要なライブラリファイルのうち、1つが見つかりません。 | 呼ばれるプログラムのDLLが、以下のいずれかのフォルダに存在することを確認してください。
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注 : 呼出し先のDLL内の関数呼出しに失敗した場合は、DLL内の関数名が外部から参照可能かどうかを確認してください。
[Win32]DUMPBINコマンドを使用して確認することができます。詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”“J.3 DUMPBINコマンド”を参照してください。
[Winx64]LINKコマンドのDUMPオプションを使用して確認することができます。詳細は、“NetCOBOLユーザーズガイド”“付録J コマンド”の“J.2.2 /DUMPオプション”を参照してください。
参照
“NetCOBOLユーザーズガイド”の“5.6 エントリ情報”
“Visual C++のオンラインヘルプ”