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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.5 システムパラメーターの設定

システムパラメーターのチューニングを行う必要があります。

以下の手順でシステムパラメーターのチューニングを実施してください。

  1. 以下のコマンドを使用して、現在システムに設定されている該当するパラメーターの設定値を確認します。

    # /sbin/sysctl -a <Enter>

    # /sbin/sysctl -a <Enter>
    ・・・ 省略 ・・・
    kernel.sem = 250        32000   32      128
    kernel.msgmnb = 4194304
    kernel.msgmni = 8192
    kernel.msgmax = 65536
    kernel.shmmni = 4096
    kernel.shmall = 4294967296
    kernel.shmmax = 68719476736
    ・・・ 省略 ・・・
  2. 3.2.3.4 システムパラメーター」を参照し、現在の設定値と比較を行い、パラメーターごとに最大/加算の種別を考慮して、適切な設定値を算出します。

    ポイント

    パラメーターの "種別" により、以下のように設定してください。

    • 種別が "最大 "の場合

      すでに設定されている値(初期値または以前の設定値)がパラメーターの "設定値(チューニング値)" 以上の場合は変更不要です。チューニング値より小さい場合は、チューニング値に変更してください。

    • 種別が "加算" の場合

      すでに設定されている値(初期値または以前の設定値)にパラメーターの "設定値(チューニング値)" を加算してください。加算する前にシステム上限値を確認し、加算した値がシステム上限値を超える場合は、システム上限値を設定してください。

      詳細については、「Linux のマニュアル」などを参照してください。

  3. /etc/sysctl.conf を編集します。以下の例のように編集します。

    kernel.sem = 250 32002 32 130
    kernel.shmmni = 4096
    kernel.msgmnb = 4194304
    kernel.msgmni = 8192
  4. /etc/sysctl.conf へ編集内容が反映されていることを、以下のコマンドで確認します。

    # /bin/cat /etc/sysctl.conf <Enter>
  5. 3.の設定を有効にするために、次のどちらかの方法を実行します。

    • システムを再起動して設定を反映

      # /sbin/shutdown -r now <Enter>
    • /sbin/sysctl -p を使用して設定を反映

      # /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf <Enter> (*)

      *: このコマンドを使用した場合は、システムの再起動は必要ありません。

  6. 設定したシステムパラメーターが反映されていることを、以下のコマンドの出力で確認します。

    # /sbin/sysctl -a <Enter>

    # /sbin/sysctl -a <Enter>
    ・・・ 省略 ・・・
    kernel.sem = 250        32002   32      130
    kernel.msgmnb = 4194304
    kernel.msgmni = 8192
    kernel.msgmax = 65536
    kernel.shmmni = 4096
    kernel.shmall = 4294967296
    kernel.shmmax = 68719476736
    ・・・ 省略 ・・・