システムパラメーターのチューニングを行う必要があります。
以下の手順でシステムパラメーターのチューニングを実施してください。
以下のコマンドを使用して、現在システムに設定されている該当するパラメーターの設定値を確認します。
# /sbin/sysctl -a <Enter>
例
# /sbin/sysctl -a <Enter> ・・・ 省略 ・・・ kernel.sem = 250 32000 32 128 kernel.msgmnb = 4194304 kernel.msgmni = 8192 kernel.msgmax = 65536 kernel.shmmni = 4096 kernel.shmall = 4294967296 kernel.shmmax = 68719476736 ・・・ 省略 ・・・
「3.2.3.4 システムパラメーター」を参照し、現在の設定値と比較を行い、パラメーターごとに最大/加算の種別を考慮して、適切な設定値を算出します。
ポイント
パラメーターの "種別" により、以下のように設定してください。
種別が "最大 "の場合
すでに設定されている値(初期値または以前の設定値)がパラメーターの "設定値(チューニング値)" 以上の場合は変更不要です。チューニング値より小さい場合は、チューニング値に変更してください。
種別が "加算" の場合
すでに設定されている値(初期値または以前の設定値)にパラメーターの "設定値(チューニング値)" を加算してください。加算する前にシステム上限値を確認し、加算した値がシステム上限値を超える場合は、システム上限値を設定してください。
詳細については、「Linux のマニュアル」などを参照してください。
/etc/sysctl.conf を編集します。以下の例のように編集します。
例
kernel.sem = 250 32002 32 130 kernel.shmmni = 4096 kernel.msgmnb = 4194304 kernel.msgmni = 8192
/etc/sysctl.conf へ編集内容が反映されていることを、以下のコマンドで確認します。
# /bin/cat /etc/sysctl.conf <Enter>
3.の設定を有効にするために、次のどちらかの方法を実行します。
システムを再起動して設定を反映
# /sbin/shutdown -r now <Enter>
/sbin/sysctl -p を使用して設定を反映
# /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf <Enter> (*)
*: このコマンドを使用した場合は、システムの再起動は必要ありません。
設定したシステムパラメーターが反映されていることを、以下のコマンドの出力で確認します。
# /sbin/sysctl -a <Enter>
例
# /sbin/sysctl -a <Enter> ・・・ 省略 ・・・ kernel.sem = 250 32002 32 130 kernel.msgmnb = 4194304 kernel.msgmni = 8192 kernel.msgmax = 65536 kernel.shmmni = 4096 kernel.shmall = 4294967296 kernel.shmmax = 68719476736 ・・・ 省略 ・・・