2台のマスタサーバ(プライマリおよびセカンダリ)を用いた二重化構成にすることで、マスタサーバ(プライマリ)がダウンしてもマスタサーバ(セカンダリ)に処理を引き継ぐことができます。また、Hadoop を構成する JobTracker(MapReduce)をクラスタアプリケーションとして登録することで、Hadoop に異常が発生した場合にマスタサーバ(セカンダリ)に処理を引き継ぎます。
また、マスタサーバとスレーブサーバ間のネットワークの伝送路を冗長化します。2本のネットワークの伝送路を用いて二重化することで、障害発生時に該当の伝送路を切り離すことで、ネットワークの通信を継続できます。
ポイント
1台のマスタサーバまたは1本のネットワークの伝送路により Hadoop のネットワークを構成することも可能です。
ただし、「1.2.2 高信頼性」で説明した Hadoop の単一障害点であるマスタサーバの障害発生時に運用を継続できるように、マスタサーバを二重化する構成を推奨します。