環境変数の確認
本製品は、システム環境変数のPATH変数、およびCLASSPATH変数にパスを追加します。不要なパスが設定されている場合は、削除してください。システム環境変数のPATH変数、およびCLASSPATH変数の有効長を超える場合、パスは設定されません。
“C:\Interstage”に本製品をインストールした場合に追加されるシステム環境変数のPATH変数、およびCLASSPATH変数は以下のとおりです。
環境変数名 | 設定パス | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
PATH | C:\Interstage\bin | すべての機能 | |
C:\Interstage\ODWIN\bin | マルチ言語サービスの基本機能 | ||
C:\Interstage\JDK6\bin | Java SE 6 | ||
C:\Interstage\JDK7\bin | Java SE 7 | Java SE 6がインストールされている場合は設定されません。 | |
C:\Interstage\F3FMisjee\bin | Java EE | ||
CLASSPATH | . | すべての機能 | |
C:\Interstage\lib | |||
C:\Interstage\ODWIN\etc\class\ODjava4.jar | マルチ言語サービスの基本機能 | ||
C:\Interstage\eswin\lib\esnotifyjava4.jar | イベントサービス | ||
C:\Interstage\lib\isadmin_scs.jar | セキュア通信サービス | ||
C:\Interstage\J2EE\lib\isj2ee.jar | J2EE互換 | ||
C:\Interstage\BAS\lib\apfwibscm.jar | アプリケーション連携実行基盤 |
本製品のインストール時に必要なディスク容量については、“1.2.6 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。
ディスク容量が不足している場合は、本製品のインストールに失敗します。その場合は、インストーラを終了し、インストールに必要なディスク容量を確保した後、再度インストールを実施してください。
本製品をインストールするシステムにおいて、アプリケーションを含むすべてのサービスでポート番号が重複する可能性がないかを以下の手順で確認してください。システム上のすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。
システム上のサービスが使用しているポート番号を確認します。ポート番号の確認方法については、それぞれのサービスのマニュアルを参照してください。
本製品のサービスが使用するポート番号を確認します。本製品のサービスが使用するポート番号については、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“ログ情報、ポート番号”-“ポート番号”を参照してください。
1.と2.のポート番号が重複していないかを確認します。
ポート番号が重複している場合は、以下のいずれかの方法で対処してください。
本製品のインストール前に、ポート番号が重複する可能性のあるシステム上のサービスを停止させます。
本製品のインストール時の[ポート番号の設定]画面で、本製品のサービスが使用するポート番号を未使用のポート番号に変更します。
注)本画面では、すべてのサービスのポート番号を変更することはできません。
本製品のインストール後に、それぞれのポート番号の設定箇所で、ポート番号を未使用のポート番号に変更します。本製品のサービスが使用するポート番号の設定箇所については、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“ログ情報、ポート番号”-“ポート番号”を参照してください。
注意
本製品をインストールするシステムにおいて、WebサーバとしてMicrosoft(R) Internet Information Servicesを使用している場合は、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の初期値のポート番号がMicrosoft(R) Internet Information Servicesの初期値のポート番号と同じ値(80)で設定されるため、注意してください。
本製品のインストール時の[ポート番号の設定]画面でポート番号を変更しないでインストールを続行させた場合は、インストール後のサービス“FJapache”の起動処理でエラーが発生します。インストール前にMicrosoft(R) Internet Information Servicesを停止させるか、Webサーバを共存させる場合は、どちらかのポート番号を未使用のポート番号(80以外)に変更して運用してください。