SAP ERP スケジュールジョブは、Systemwalker Operation Managerのジョブネットの中のジョブの1つとして登録します。ジョブネットとは、起動順序を指定したジョブ群のことです。
SAP ERP スケジュールジョブの登録手順の概要を以下に示します。
[Systemwalker Operation Manager[ログイン]]ウィンドウの表示
操作方法
Windowsの[スタート]/[アプリ]-[Systemwalker Operation Manager]-[Systemwalker Operation Manager]を選択します。
操作結果
[Systemwalker Operation Manager[ログイン]]ウィンドウが表示されます。
登録先のSystemwalker Operation Manager サーバにログイン
使用するウィンドウ
[Systemwalker Operation Manager[ログイン]]ウィンドウ
操作方法
接続先の[ホスト名]と[ユーザーID]を指定して[OK]ボタンを選択します。
操作結果
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウが表示されます。
備考
[ユーザーID]として指定できるのは、“システム管理者”または“登録するSAP ERP スケジュールジョブに指定するセション開設用情報名と同じ名称のグループに所属するユーザ”です。
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウの表示
使用するウィンドウ
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウ
操作方法
業務選択域で、[ジョブスケジューラ]配下のプロジェクトを選択します。その後、[ファイル]メニューから、[新規作成]、[ジョブネット]の順に選択します。UNIX版の場合は、その後表示されるサブメニューから[ジョブ実行制御]を選択します。
操作結果
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウが表示されます。
ジョブネットへのSAP ERP スケジュールジョブの登録
使用するウィンドウ
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウ
操作方法
アイコン選択域のSAP ERP スケジュールジョブのアイコンをマウスで左クリックします。その後、ジョブフロー表示域内にカーソルを移動し、左クリックします。
操作結果
ジョブフロー表示域の左クリックした位置にSAP ERP スケジュールジョブのアイコンが配置され、[登録-ジョブ]ウィンドウが表示されます。
注意
SAP ERP スケジュールジョブには、必ずSAP ERP スケジュールジョブ用のアイコンを使用してください。SAP ERP スケジュールジョブ用以外のアイコンを使用したSAP ERP スケジュールジョブをSystemwalker Operation Managerから強制終了した場合、SAP ERP スケジュールジョブのみが終了し、SAP ERPシステムジョブは終了しません。
以下の記載も併せて参照してください。
“4.2 SAP ERP スケジュールジョブの操作”の“強制終了できない場合について”
SAP ERP スケジュールジョブの定義項目の設定
使用するウィンドウ
[登録-ジョブ]ウィンドウ
操作方法
“3.9.2 SAP ERP スケジュールジョブの定義項目”を設定し、[OK]ボタンを選択します。
操作結果
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウに戻ります。
備考
ジョブネットに登録するジョブの個数分、4.および5.の操作を繰り返します。SAP ERP スケジュールジョブ以外のジョブを登録することもできます。SAP ERP スケジュールジョブ以外のジョブを登録することで、SAP ERP スケジュールジョブとそれ以外のジョブの連携が可能になります。
ジョブの実行順序の設定
使用するウィンドウ
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウ
操作方法
アイコン選択域の接続用のアイコンをマウスで左クリックします。その後、ジョブフロー表示域で、先行ジョブのアイコンをマウスで左クリックし、そのまま後続ジョブのアイコンまでドラッグします。
操作結果
先行ジョブのアイコンから後続ジョブのアイコンに向かって矢印がひかれます。
プロジェクトへの保存
使用するウィンドウ
[ジョブネットの新規作成]ウィンドウ
操作方法
[ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選択します。[名前を付けて保存]ウィンドウが表示されるので、“ジョブネット名”を指定して[保存]ボタンをクリックします。
操作結果
ジョブネットがプロジェクトに保存され、[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウに戻ります。
ここで登録したSAP ERP スケジュールジョブの情報は、Systemwalker Operation Managerのジョブスケジューラのスケジュール情報として登録されます。スケジュール情報は、バックアップ・リストアコマンドでバックアップ・リストアしたり、ポリシー情報の[スケジュール・起動日雛形]として抽出・配付することができます。バックアップ・リストアおよび、ポリシー抽出・配付については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。