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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.3

A.11.2 PRIMEQUEST

PRIMEQUESTの場合の設計例です。設計の際には参考にしてください。

■システム構成

図A.2 システム構成例

(注意) NTPサーバは、以下のいずれかの形態である必要があります。

■使用ハードウェア

■使用ソフトウェア

■システムディスク設定

ノード名

物理ディスク名

スライス番号

スライス名

サイズ(MB)

primecl01

sda

1

/

15374

2

/boot/efi

256

3

swap

2048

primecl02

sda

1

/

15374

2

/boot/efi

256

3

swap

2048

注意

GDSによりシステムディスクのミラーリングを行う場合、システムディスク上のスライス番号1つと、32MB以上の空き領域(またはスワップ領域)をGDSが使用します。システムディスクのミラーリングを行う場合は、GDSが使用する資源を考慮に入れた上で設計を行ってください。

■共用ディスクアレイ装置設定

装置名:ETERNUS3000

LU 数

RAIDグループ数

RAIDレベル

サイズ

4

1

5

248.2GB

A.11.2.1 クラスタ構築ワークシート

以下にクラスタ構築ワークシートの作成例を示します。

項目

設定

備考

製品タイプ

◆PRIMECLUSTER Enterprise Edition
◇PRIMECLUSTER HA Server

共用ディスク装置の種類1

  

ETERNUS 3000

I/F

Fibrechannel

パス

Multipath

ファイルシステムの選択

GFS共用File System

共用ディスク装置の種類2

  

増設ファイルユニット

I/F

Fibrechannel

パス

single

ファイルシステムの選択

GFS共用File System

NTP

運用形態

プロトコル(broadcast指定時のみ)

NTPネットワーク構成

外部NTPサーバ存在

ホスト名

IPアドレス

クラスタ内でNTPサーバ設定

プライマリNTPサーバ

ホスト名

primecl01

IPアドレス

10.20.30.40

セカンダリNTPサーバ

ホスト名

primecl02

IPアドレス

10.20.30.41

運用管理形態

Web-Based Admin Viewの運用形態

2 層

業務LAN

プライマリ管理サーバIP

10.20.30.42

セカンダリ管理サーバIP

10.20.30.43

ユーザグループ

グループ名

ユーザ名

◆wvroot

root

◆clroot

root

◇cladmin

◇clmon

クラスタ名

PRIMECLUSTER

ノード情報

CIP

サブネット数

サブネットIP

192.168.1.0

ネットマスク

255.255.255.0

ノード1

ノード名(uname -n)

primecl01

CFノード名

primecl01

業務LAN

ネットワークI/F名

eth0, eth3

IPアドレス

10.20.30.40,10.20.30.44

ネットマスク

255.255.255.0

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

eth1,eth2

パス1 NIC名

weight

1

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

管理OS上の/var/lib/xen/dump

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

CFクォーラムセットのノードである

◆[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

ノード2

ノード名(uname -n)

primecl02

CFノード名

primecl02

業務LAN

ネットワークI/F名

eth0, eth3

IPアドレス

10.20.30.41,10.20.30.45

ネットマスク

255.255.255.0

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

eth1,eth2

パス1 NIC名

weight

2

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

管理OS上の/var/lib/xen/dump

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

CFクォーラムセットのノードである

◆[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

ノード3

ノード名(uname -n)

CFノード名

業務LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

パス1 NIC名

weight

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

CFクォーラムセットのノードである

◇[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

ノード4

ノード名(uname -n)

CFノード名

業務LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

パス1 NIC名

weight

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

CFクォーラムセットのノードである

◇[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

CFリモートサービス使用の有無

■cfcp(CFファイルコピー)
■cfsh(CFリモートコマンド実行)

IPインタコネクト設定

◆[しない]
◇する 個(IPインタコネクト数)

CIP

◆[RMSで使用する]
◇RMSで使用しない
サフィックス:

クラスタリソース管理機構

リソースデータベースへ登録するハードウェア装置

□ネットワーク装置 *1

□ディスク装置 *2

*1)業務LAN引継使用時は必須
*2)GDS,GFS使用時は必須

シャットダウン機構(SF)

ノード強制停止手段

手段

停止後の動作

■MMB

ユーザ名

mmbrmcpadmin

パスワード

mmbrmcppasswd

ユーザ名

筐体間クラスタの場合

パスワード

□vmSP/ libvirt

管理OSのユーザ名

Xen/KVM環境で仮想マシン機能を使用する場合

管理OSのパスワード

管理OSのIPアドレス

□icmp

value
(タイムアウト)

VMware環境で仮想マシン機能を使用する場合

※[ 値 ]はデフォルト値

各ノードの /etc/ntp.conf を以下のように記述します。

server 10.34.214.100
server 10.34.214.101
server 127.127.1.0

fudge 127.127.1.0 stratum 9

enable auth monitor
disable pll
driftfile /var/ntp/drift
statsdir /var/ntp/ntpstats/
filegen peerstats file peerstats type day enable
filegen loopstats file loopstats type day enable
filegen clockstats file clockstats type day enable

A.11.2.2 GFS 共用ファイルシステム設定ワークシート

以下にGFS 共用ファイルシステム設定ワークシートの作成例を示します。

A.11.2.3 GLS設定ワークシート

以下にGLS設定ワークシートの作成例を示します。

■NIC切替方式(仮想IP引継ぎ)

■NIC切替方式(物理IP引継ぎI)

■NIC切替方式(物理IP引継ぎII)

■高速切替方式

GS連携方式

A.11.2.4 システムディスクミラー設定のワークシート

以下にシステムディスクミラー設定のワークシートの作成例を示します。

A.11.2.5 GDS構成のワークシート

以下にGDS構成のワークシートの作成例を示します。

●システム構成例の場合

システム構成例の場合、以下のように設定します。

次に、さまざまな場合のGDS構成のワークシートの作成例を示します。

●例1.ディスクをシングルディスクとして管理する場合:

物理ディスク sdj にシングルボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例2.ディスクをミラーリングしないが、後でミラー構成に変更する可能性がある場合:

物理ディスク sdi のみで構成されるミラーグループ Group1 を作成し、Group1 にミラーボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

Group1 は1本のディスクのみで構成されるため、Volume1, Volume2 はミラーリングされません。ただし、後で Group1 に別のディスクを追加することにより、Volume1, Volume2 をミラー構成に変更することができます。

●例3.ディスクをミラーリングする場合:

物理ディスク sdk,sdl で構成されるミラーグループ Group1 を作成し、Group1 にミラーボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例4.ディスクをストライピングする場合:

物理ディスク sdi,sdj で構成されるストライプグループ Group1 を作成し、Group1 にストライプボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例5.ディスクをコンカチネートする場合:

物理ディスク sdi, sdk で構成されるコンカチネーショングループGroup1 を接続し、Group1 にボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例6.ディスクをストライピングし、さらにミラーリングする場合:

物理ディスク sdg, sdi で構成されるストライプグループ Group2 と、物理ディスク sdk, sdm で構成されるストライプグループ Group3 とで構成されるミラーグループ Group1 を作成し、Group1 にボリューム Volume1,Volume2 を作成する場合の例です。