ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.3

A.11.1 PRIMERGY

PRIMERGYの場合の設計例です。設計の際には参考にしてください。

■システム構成

図A.1 システム構成例

(注意) NTPサーバは、以下のいずれかの形態である必要があります。

■使用ハードウェア

■使用ソフトウェア

■共用ディスクアレイ装置設定

装置名:

ETERNUS3000 model100 (FC)

LU 数

RAIDグループ数

RAIDレベル

サイズ

4

1

5

584GB

A.11.1.1 クラスタ構築ワークシート

以下にクラスタ構築ワークシートの作成例を示します。

項目

設定

備考

製品タイプ

◇PRIMECLUSTER Enterprise Edition
◆PRIMECLUSTER HA Server
◇PRIMECLUSTER Clustering Base
◇PRIMECLUSTER LitePack

共用ディスク装置の種類1

  

ETERNUS modl100

I/F

Fibrechannel

パス

Multipath

ファイルシステムの選択

GFS共用File System

共用ディスク装置の種類2

  

  

I/F

パス

ファイルシステムの選択

NTP

運用形態

-

  

-

  

プロトコル(broadcast指定時のみ)

-

  

-

  

NTPネットワーク構成

外部NTPサーバ存在

ホスト名

ntp-server

IPアドレス

10.20.30.60

クラスタ内でNTPサーバ設定

プライマリNTPサーバ

ホスト名

IPアドレス

セカンダリNTPサーバ

ホスト名

IPアドレス

運用管理形態

Web-Based Admin Viewの運用形態

2                          層

業務LAN

10.20.30.40

プライマリ管理サーバIP

10.20.30.40

セカンダリ管理サーバIP

10.20.30.41

ユーザグループ

グループ名

ユーザ名

◆wvroot

root

◆clroot

root

◇cladmin

◇clmon

クラスタ名

PRIMECLUSTER

ノード情報

CIP

サブネット数

サブネットIP

192.168.1.0

ネットマスク

255.255.255.0

ノード1

ノード名(uname -n)

primecl01

CFノード名

primecl01

業務LAN

ネットワークI/F名

eth0, eth3

IPアドレス

10.20.30.40,10.20.30.41

ネットマスク

255.255.255.0

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

管理LANの情報を指定する。業務LANと兼用する場合、記載は不要

IPアドレス

ネットマスク

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

eth2

パス1 NIC名

eth4

weight

1

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

BMC/ iRMC

IPアドレス

10.20.30.50

S3,S4モデルに搭載される
BMC/iRMCの情報を記載する

ユーザID

bmcadmin

パスワード

bmcpasswd

kdump用ダンプ退避域

/dev/sdd1
/var/crash

kdumpを使用する場合

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

サーバブレードのスロット番号

ブレードサーバを使用する場合

CFクォーラムセットのノードである

◆[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

ノード2

ノード名(uname -n)

primecl02

CFノード名

primecl02

業務LAN

ネットワークI/F名

eth1, eth3

IPアドレス

10.20.30.42,10.20.30.43

ネットマスク

255.255.255.0

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

管理LANの情報を指定する。業務LANと兼用する場合、記載は不要

IPアドレス

ネットマスク

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

eth2

パス1 NIC名

eth4

weight

2

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

BMC/ iRMC

IPアドレス

10.20.30.51

S3,S4モデルに搭載される
BMC/iRMCの情報を記載する

ユーザID

bmcadmin

パスワード

bmcpasswd

kdump用ダンプ退避域

/dev/sdd1
/var/crash

kdumpを使用する場合

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

サーバブレードのスロット番号

ブレードサーバを使用する場合

CFクォーラムセットのノードである

◆[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

ノード3

ノード名(uname -n)

CFノード名

業務LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

管理LANの情報を指定する。業務LANと兼用する場合、記載は不要

IPアドレス

ネットマスク

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

パス1 NIC名

weight

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

BMC/ iRMC

IPアドレス

S3,S4モデルに搭載される
BMC/iRMCの情報を記載する

ユーザID

パスワード

kdump用ダンプ退避域

kdumpを使用する場合

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

サーバブレードのスロット番号

ブレードサーバを使用する場合

CFクォーラムセットのノードである

◇[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

ノード4

ノード名(uname -n)

CFノード名

業務LAN

ネットワークI/F名

IPアドレス

ネットマスク

ゲートウェイ

管理LAN

ネットワークI/F名

管理LANの情報を指定する。業務LANと兼用する場合、記載は不要

IPアドレス

ネットマスク

クラスタインタコネクト

パス0 NIC名

パス1 NIC名

weight

ノードの重み(クラスタパーティション時の優先度)SFで使用

BMC/ iRMC

IPアドレス

S3,S4モデルに搭載される
BMC/iRMCの情報を記載する

ユーザID

パスワード

kdump用ダンプ退避域

kdumpを使用する場合

ゲストドメインのメモリダンプ退避域

仮想マシン機能を使用する場合はこの領域に採取されます

サーバブレードのスロット番号

ブレードサーバを使用する場合

CFクォーラムセットのノードである

◇[Yes] ◇No

設定の際は、デフォルト設定に従い変更しないでください

CFリモートサービス使用の有無

■cfcp(CFファイルコピー)
■cfsh(CFリモートコマンド実行)

IPインタコネクト設定

◆[しない]
◇する        個(IPインタコネクト数)

CIP

◆[RMSで使用する]
◇RMSで使用しない
  サフィックス:

マネジメントブレード

IPアドレス1

サーバブレードを使用する場合
IPアドレス2は筐体間クラスタの場合に使用

IPアドレス2

SNMPコミュニティ名

クラスタリソース管理機構

リソースデータベースへ登録するハードウェア装置

□ネットワーク装置 *1

□ディスク装置 *2

*1)業務LAN引継使用時は必須
*2)GDS,GFS使用時は必須

シャットダウン機構(SF)

ノード強制停止手段

手段

停止後の動作

■IPMI

◆[停止]
◇リブート

S3,S4モデルを使用する場合

□ブレードサーバ

◇[停止]
◇リブート

ブレードサーバを使用する場合

□MMB

ユーザ名

パスワード

ユーザ名

筐体間クラスタの場合

パスワード

□vmSP/ libvirt

管理OSのユーザ名

Xen/KVM環境で仮想マシン機能を使用する場合

管理OSのパスワード

管理OSのIPアドレス

□icmp

value
(タイムアウト)

VMware環境で仮想マシン機能を使用する場合

各ノードの /etc/ntp.conf を以下のように記述します。

server 10.34.214.100
server 10.34.214.101
server 127.127.1.0

fudge 127.127.1.0 stratum 9

enable auth monitor
disable pll
driftfile /var/ntp/drift
statsdir /var/ntp/ntpstats/
filegen peerstats file peerstats type day enable
filegen loopstats file loopstats type day enable
filegen clockstats file clockstats type day enable

A.11.1.2 GFS 共用ファイルシステム設定ワークシート

以下にGFS 共用ファイルシステム設定ワークシートの作成例を示します。

A.11.1.3 GLS設定ワークシート

以下にGLS設定ワークシートの作成例を示します。

■NIC切替方式(仮想IP引継ぎ)

■NIC切替方式(物理IP引継ぎI)

■NIC切替方式(物理IP引継ぎII)

■高速切替方式

A.11.1.4 GDS構成のワークシート

以下にGDS構成のワークシートの作成例を示します。

●システム構成例の場合

システム構成例の場合、以下のように設定します。

次に、さまざまな場合のGDS構成のワークシートの作成例を示します。

●例1.ディスクをシングルディスクとして管理する場合:

物理ディスク sdj にシングルボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例2.ディスクをミラーリングしないが、後でミラー構成に変更する可能性がある場合:

物理ディスク sdi のみで構成されるミラーグループ Group1 を作成し、Group1 にミラーボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

Group1 は1本のディスクのみで構成されるため、Volume1, Volume2 はミラーリングされません。ただし、後で Group1 に別のディスクを追加することにより、Volume1, Volume2 をミラー構成に変更することができます。

●例3.ディスクをミラーリングする場合:

物理ディスク sdk,sdl で構成されるミラーグループ Group1 を作成し、Group1 にミラーボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例4.ディスクをストライピングする場合:

物理ディスク sdi,sdj で構成されるストライプグループ Group1 を作成し、Group1 にストライプボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例5.ディスクをコンカチネートする場合:

物理ディスク sdi, sdk で構成されるコンカチネーショングループGroup1 を接続し、Group1 にボリューム Volume1, Volume2 を作成する場合の例です。

●例6.ディスクをストライピングし、さらにミラーリングする場合:

物理ディスク sdg, sdi で構成されるストライプグループ Group2 と、物理ディスク sdk, sdm で構成されるストライプグループ Group3 とで構成されるミラーグループ Group1 を作成し、Group1 にボリューム Volume1,Volume2 を作成する場合の例です。