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Systemwalker for Oracle リリース情報
FUJITSU Software

第3章 プログラム修正一覧

本ソフトウェアでは、以前のバージョンレベルで発生した障害が修正されています。
今回のバージョンレベルで吸収された修正内容、および修正番号については、以降に示す表を参照してください。

No.

P番号

現象

1

PH00320

[現象]

Oracle状態監視(*1)を行うと、以下のエラーメッセージが通知され、監視が行われない場合があります。
「FOR-00447 StatMonitorはスクリプトの実行に失敗しました。(x:x:E)(ORA-01017:ユーザー名/パスワードが無効です。ログオンは拒否されました。(SID:xxxx))」
*1:インストールレス型エージェント監視の場合、本現象は発生しません。

[環境]

業務サーバ(*2)にインストールされている製品が、Systemwalker for Oracle Standard Edition V15.0.0である。
*2:運用管理サーバ上のOracleを監視している場合は、運用管理サーバも該当します。

[発生条件]

1) Oracle環境情報のOracleユーザ名に、systemまたは同等の権限を持つユーザを誤りなく設定している。かつ、
2) Oracle環境情報のOracleユーザパスワードを誤りなく設定している場合。

2

PH00488

[現象]

Oracle調査項目一覧画面の「スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況」の調査結果画面において、以下の動作となり、調査の実行に失敗します。

  • 業務サーバがSolaris/Linuxの場合

    調査結果画面に以下のOracleのエラーメッセージが表示されます。
    「Enter value for 8: SP2-0546: User requested Interrupt or EOF detected.」

  • 業務サーバがWindowsの場合

    調査結果画面に何も表示されません。

[環境]

1) 業務サーバ(*)にインストールされている製品が、Systemwalker for Oracle Enterprise Edition V13.5.0~V15.0.0である。かつ、
2) 業務サーバ(*)で監視対象のOracleが、Oracle Data Guard環境である場合。
*:運用管理サーバ上のOracleを監視している場合、運用管理サーバも該当します。

[発生条件]

1) Oracle環境情報にスタンバイ・データベース情報が設定済である。かつ、
2) Oracle Data Guard環境のプライマリ・データベース側の業務サーバに対して、Oracle調査項目一覧「スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況」の調査開始ボタンをクリックした場合。

3

PH00574

[現象]

Oracle調査項目「ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報」の調査結果画面において、'Top 10 CU Blocks Received per Segment'のオブジェクト情報が表示されません。
なお、この場合、'Top 10 CR Blocks Received per Segment'には誤った'physical writes direct'のオブジェクト情報が表示されます。

[環境]

1) 業務サーバ(*)にインストールされている製品が Systemwalker for Oracle Enterprise Edition V13.4.0~V15.0.0である。かつ、
2) 業務サーバ(*)で監視対象のOracleのバージョンが11.2.0.xである。かつ、
3) 業務サーバ(*)で監視対象のOracleがOracle RAC環境である。
*:運用管理サーバ上のOracleを監視している場合、運用管理サーバも該当します。

[発生条件]

1) Oracle調査項目一覧の「ノード間のCR/CUブロックの競合の度合いが大きいオブジェクトの情報」の調査開始ボタンをクリックした場合。

4

PH00601

[現象]

以下のメッセージが通知され、インストールレス型エージェント監視サービスのアラートログ監視プロセスが停止します。
「FOR-00432 AlsLogMonitor(1)が停止します。」

[環境]

1) 運用管理サーバのOSがWindowsである。かつ、
2) 運用管理サーバにインストールされている製品が Systemwalker for Oracle V15.0.0である。かつ、
3) 運用管理サーバにCygwinをインストールしていない。

[発生条件]

1) インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドを実行する。かつ、
2) インストールレス型エージェント監視でのOracle環境情報をアラートログ監視機能の定義を含めて設定している。かつ、
3) インストールレス型エージェント監視サービスを起動する場合。

5

PH00908

[現象]

Oracle状態監視の「アーカイブ先の空き領域」の監視を行うと「 FOR-00447 StatMonitorはスクリプトの実行に失敗しました。(x:58:E)(ORA-00920: invalid relational operator(SID:xxxxx))」のエラーメッセージが通知され、監視が行われない場合があります。

[環境]

1-1) 業務サーバ(*)のOSが、Solaris、または Linuxである。かつ、
1-2) 業務サーバ(*)にインストールされているSystemwalker for OracleのエディションがEnterprise Editionである。かつ、
1-3) 業務サーバ(*)にインストールされているSystemwalker for OracleのバージョンがV13.4.0~V15.0.0である。かつ、
1-4) 業務サーバ(*)で監視対象のOracleのバージョンが11.1.0.x~11.2.0.xである。かつ、
1-5) 業務サーバ(*)で監視対象のOracleが、Oracle Data Guard環境のスタンバイ・データベースである。

または

2-1) 業務サーバ(*)のOSが、Solaris、または Linuxである。かつ、
2-2) 業務サーバ(*)にインストールされているSystemwalker for OracleのエディションがStandard Editionである。かつ、
2-3) 業務サーバ(*)にインストールされているSystemwalker for OracleのバージョンがV15.0.0である。かつ、
2-4) 業務サーバ(*)で監視対象のOracleのバージョンが11.1.0.x~11.2.0.xである。

*:運用管理サーバ上のOracleを監視している場合、運用管理サーバも該当します。

[発生条件]

[環境]の1-1)~1-5)の場合は、下記の条件で発生します。
1-1) Oracle状態監視の条件設定で監視項目に「アーカイブ先の空き領域」を設定する。

[環境]の2-1)~2-4)の場合は、下記の条件で発生します。
2-1) Oracle状態監視の条件設定で監視項目に「アーカイブ先の空き領域」を設定する。かつ、
2-2) Oracle環境情報の「Oracleユーザ名」にsysなどのsysdba権限を持つユーザを設定する。または、
2-2) Oracleアクセスユーザ設定でdbaグループに属するOSユーザを指定して設定する。

6

PH04409

[現象]

以下の[環境1]/[環境2]および、[発生条件]の場合、誤ってコマンドが二重起動されたと判断し、コマンドの起動に失敗します。
現象発生時には以下のメッセージがコマンド実行端末に出力されます。
The command is already started.

[環境1]

以下のいずれかのOSである。
・Solaris 11

・Solaris 11.1

[環境2]

1)以下のいずれかのOSである。かつ、
・Red Hat Enterprise Linux 5 を利用している場合
  - Red Hat Enterprise Linux 5.8 以降
  - RHEL 5 errata (RHSA-2012:0309) sudo-1.7.2p1-13.el5(*1) 以降
・Red Hat Enterprise Linux 6 を利用している場合
  - Red Hat Enterprise Linux 6.1 以降
  - RHEL 6 errata (RHSA-2011:0599) sudo-1.7.4p5-5.el6(*1) 以降

2)以下のOSで追加された"cmnd_no_wait"オプション(*2)を使用していない。かつ、
・Red Hat Enterprise Linux 5 を利用している場合
  - Red Hat Enterprise Linux 5.9 以降
  - RHEL 5 errata (RHBA-2012:1270) sudo-1.7.2p1-14.el5_8.4(*1) 以降
・Red Hat Enterprise Linux 6 を利用している場合
  - Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降
  - RHEL 6 errata (RHBA-2013:0363) sudo-1.8.6p3-7.el6(*1) 以降

*1:rpmコマンドでパッケージのバージョンを確認します。
    # rpm -q sudo
*2:/etc/sudoersに"Defaults cmnd_no_wait"を追加していない場合です。

[発生条件]

1)[環境1]にてsudoコマンドを利用して、Systemwalker for Oracleの以下のいずれかのコマンドを起動した場合。または、
mpormsetup、mporbsetup、mporcontreg、mporsetclst、mporaenvset、
mporaenvsetals、mporcndset、mporcnddsp、mporpolconv、mporalssetup、
mporsetclstals、mpordefctlals、mporcndsetals、mporcnddspals、
または、mporcnddspals_dist
2)[環境2]にてsudoコマンドを利用して、Systemwalker for Oracleの以下のいずれかのコマンドを起動した場合。
mpormsetup、mpordefctlals、mporcnddspals、または、mporcnddspals_dist

7

PG97189

[現象]

以下の[環境]および[発生条件]において、以下の現象が発生します。
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドでインストールレス型エージェント監視の設定解除を実施すると、「Failed to delete the link file to resource directory.」のエラーメッセージを通知し、解除処理が失敗します。

[環境]

1) 運用管理サーバのOSがSolarisである。 かつ、
2) 運用管理サーバにインストールされている製品がSystemwalker for Oracle V15.0.0である。

[発生条件]

1) 製品インストール先ディレクトリにデフォルトの製品インストール先ディレクトリ(/opt)以外を指定し、製品をインストールした場合。かつ、
2) インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドで環境設定時に、インストールレス型情報資源格納先ディレクトリに製品インストールディレクトリ配下のFJSVmporディレクトリを指定した場合。かつ、
3) インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドで設定解除を実施した場合。

8

PH04410

[現象]

以下の[環境]および、[発生条件]の場合、以下のエラーメッセージが出力され、プロセス監視デーモン(sfopsmon)が停止し、プロセス監視機能が使用できなくなります
"FOR-00429 Error occurred during ProcessMonitor monitoring process. (disk full:/opt/FJSVmpor/var/tmp/)"

[環境]

1) 以下のいずれかの製品をインストールしている場合。かつ、
・Solaris版 Systemwalker for Oracle 11.0~V15.0.0
・Linux版 Systemwalker for Oracle V10.0L20~V15.0.0
・HP-UX版 Systemwalker for Oracle 10.1

2) インストール時に指定した作業ディレクトリに、2TB以上の空き容量がある場合

[発生条件]

1) 運用管理サーバにて、Oracle環境情報設定を設定する、かつ、
2) プロセス監視機能モードに基本監視または拡張監視を指定する、かつ、
3) ポリシーの配付で「すぐに適用する」を選択し、ポリシー配付を行った場合。

9

PH05624

[現象]

インストールレス型エージェント監視で、主系サーバと従系サーバのいずれか一方でしか、Oracle状態監視が行われない場合があります。
その結果、Oracle状態監視条件のしきい値条件に一致する状態でも、イベントが主系サーバと従系サーバのいずれか一方にしか通知されません。

[環境]

1) マネージャ二重化環境である。かつ、
2) 以下のいずれかの製品をインストールしている場合。
・Windows版 Systemwalker for Oracle V15.0.0 Enterprise Edition
・Linux版 Systemwalker for Oracle V15.0.0 Enterprise Edition
・Solaris版 Systemwalker for Oracle V15.0.0 Enterprise Edition

[発生条件]

1) インストールレス型エージェント監視機能を使用する。かつ、
2) インストールレス型エージェント監視で、監視対象のサーバに対してポリシー(Oracle環境情報、Oracle状態監視)の設定を行う。かつ、
3) 主系サーバに接続したSystemwalkerコンソールから、2)で設定したポリシーの配付を行う。かつ、
4) 主系サーバ上で、インストールレス型エージェント監視情報のバックアップを行う。かつ、
5) 従系サーバ上で、4)でバックアップしたインストールレス型エージェント監視情報のリストアを行う。かつ、
6) 従系サーバ上で、インストールレス型エージェント監視デーモン/サービスの再起動を行った場合。