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Systemwalker for Oracle マネージャクラスタユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.5.3 各ノードでの作業【Windows版】

クラスタシステムで構成された運用管理サーバがWindowsである場合の各ノードでの導入作業について説明します。


以下の手順で行ってください。

導入作業を実行する際は、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。


  1. ノード1(運用系) Systemwalker for Oracleのインストールを行います

    運用系ノードにSystemwalker for Oracleをインストールします。
    インストールについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“インストール”を参照してください。

    注意

    インストール時の注意事項

    [InstallShield ウィザードの完了]画面では「いいえ、あとでコンピュータを再起動します。」を選択してください。


  2. ノード1(運用系) Systemwalker Centric Managerを起動します

    Systemwalker for Oracleの環境設定で実施したSystemwalker Centric Managerに対する設定を有効にするために、Systemwalker Centric Managerを起動します。

    起動方法については、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編”の「クラスタシステム上の運用管理サーバの起動/停止」を参照してください。


  3. ノード1(運用系) Webサーバの定義を行います

    Webサーバ定義を実施します。
    Webサーバ定義については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Webサーバの定義”を参照してください。


  4. 運用系ノードと待機系ノードを切り替えます


  5. ノード2(待機系) Systemwalker for Oracleのインストールを行います

    Systemwalker for Oracleをインストールします。

    インストールについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“インストール”を参照してください。

    注意

    インストール時の注意事項

    [InstallShield ウィザードの完了]画面では「いいえ、あとでコンピュータを再起動します。」を選択してください。


  6. <ノード2(待機系)> Systemwalker Centric Managerを起動します

    Systemwalker for Oracleの環境設定で実施したSystemwalker Centric Managerに対する設定を有効にするために、Systemwalker Centric Managerを起動します。
    起動方法については、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編”の「クラスタシステム上の運用管理サーバの起動/停止」を参照してください。


  7. ノード2(待機系) Webサーバの定義を行います

    Webサーバ定義を実施します。
    Webサーバ定義については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“環境設定”-“運用管理サーバでの環境設定”-“Webサーバの定義”を参照してください。

    注意

    待機系サーバでは、Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザに対してDmAdmin権限を追加する操作は不要です。


  8. 運用系ノードと待機系ノードを切り替えます


  9. ノード1(運用系)/ノード2(待機系) クラスタシステムを構成するサーバ再起動します

    運用系および待機系の両ノードを再起動します。


  10. ノード1(運用系)/ノード2(待機系) マネージャクラスタ環境設定を行います

    運用系ノードおよび待機系ノードでマネージャクラスタ環境設定を行います。
    マネージャクラスタ環境設定は、運用管理サーバ上でSystemwalker for Oracleをクラスタ運用する場合の環境を設定します。


    1. 初期メニューを表示します

      [スタート]/[アプリ]-[Systemwalker for Oracle]-[マネージャクラスタ環境設定(Systemwalker for Oracle)]の順に選択します。
      マネージャクラスタ環境設定の初期メニューが表示されます。
      環境の設定を行う場合は[設定]ボタンをクリックします。

      注意

      初期メニューは、[管理者として実行]を選択して起動してください。
      以下に、起動例を示します。
      例:
      [スタート]/[アプリ]-[Systemwalker for Oracle]-[マネージャクラスタ環境設定(Systemwalker for Oracle)]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動します。


    2. 共有ディスク内のフォルダを指定します

      共有ディスク内のフォルダを入力する画面が表示されます。
      クラスタ運用時にSystemwalker for Oracleの資源を格納するフォルダを入力して[OK]ボタンをクリックしてください。

      (以下は、共有ディスク内のフォルダ「G:\swfo\mpormgcls」を設定した場合の例です。)

      注意

      指定するフォルダについて

      • 設定時に指定するフォルダは、「Users」グループの「書き込み」を許可している既存のフォルダを指定してください。

      • 運用系ノードおよび待機系ノード共に同じフォルダを指定してください。

      • 待機系ノードで指定する場合は[参照]ボタンからは参照できないため、入力域に直接入力してください。


    3. 確認メッセージが表示されます

      以下の確認メッセージが表示されます。
      設定に誤りがなければ[OK]ボタンをクリックしてください。

      • 運用系ノードの場合


      • 待機系ノードの場合

      注意

      共有ディスク内のフォルダ指定で誤りがある場合

      運用系ノードでの設定で共有ディスク内のフォルダ指定に誤りがある場合、待機系ノードの確認メッセージ(FOR-00750)が表示されます。指定内容を確認し、再度設定を行ってください。


    4. 終了メッセージが表示されます

      マネージャクラスタ環境設定が終了すると以下のメッセージが表示されます。
      [OK]ボタンをクリックすると初期メニューが表示されます。


  11. ノード1(運用系) メッセージ詳細表示の設定を行います

    メッセージ詳細表示機能を使用する場合、Systemwalker for Oracleが提供する「メッセージ情報ファイル」を運用管理サーバに登録しておく必要があります。
    メッセージ情報ファイルの登録については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“環境設定”-“メッセージ情報ファイルを登録する”を参照してください。

    なお、メッセージ情報ファイルを登録する場合、「メッセージ情報格納先フォルダ」には、共有ディスク内のフォルダを指定してください。


  12. ノード2(待機系) メッセージ詳細表示の設定を行います

    メッセージ詳細表示機能を使用する場合、Systemwalker for Oracleが提供する「メッセージ情報ファイル」を運用管理サーバに登録しておく必要があります。
    メッセージ情報ファイルの登録については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“環境設定”-“メッセージ情報ファイルを登録する”を参照してください。
    なお、メッセージ情報ファイルを登録する場合、「メッセージ情報格納先ディレクトリ」には、「11. <ノード1(運用系)> メッセージ詳細表示の設定を行います」で指定した、「メッセージ情報格納先フォルダ」(共有ディスク内のフォルダ)を指定してください。


  13. <ノード1(運用系)/ノード2(待機系)> インストールレス型エージェント監視の環境設定を行います

    エージェントを導入しないサーバを監視する場合、運用系および待機系の両ノードで以下のコマンドを実行してください。

    <運用系ノード>

    mporalssetup.exe -s -k active <ENTER>

    <待機系ノード>

    mporalssetup.exe -s -k inactive <ENTER>

    インストールレス型エージェント監視設定コマンドの詳細については、“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。