クラスタシステムで構成された運用管理サーバがWindowsである場合の各ノードでの導入作業について説明します。
以下の手順で行ってください。
導入作業を実行する際は、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
<ノード1(運用系)> Systemwalker for Oracleのインストールを行います
運用系ノードにSystemwalker for Oracleをインストールします。
インストールについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“インストール”を参照してください。
注意
インストール時の注意事項
[InstallShield ウィザードの完了]画面では「いいえ、あとでコンピュータを再起動します。」を選択してください。
<ノード1(運用系)> Systemwalker Centric Managerを起動します
Systemwalker for Oracleの環境設定で実施したSystemwalker Centric Managerに対する設定を有効にするために、Systemwalker Centric Managerを起動します。
起動方法については、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編”の「クラスタシステム上の運用管理サーバの起動/停止」を参照してください。
<ノード1(運用系)> Webサーバの定義を行います
Webサーバ定義を実施します。
Webサーバ定義については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Webサーバの定義”を参照してください。
運用系ノードと待機系ノードを切り替えます
<ノード2(待機系)> Systemwalker for Oracleのインストールを行います
Systemwalker for Oracleをインストールします。
インストールについては“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“インストール”を参照してください。
注意
インストール時の注意事項
[InstallShield ウィザードの完了]画面では「いいえ、あとでコンピュータを再起動します。」を選択してください。
<ノード2(待機系)> Systemwalker Centric Managerを起動します
Systemwalker for Oracleの環境設定で実施したSystemwalker Centric Managerに対する設定を有効にするために、Systemwalker Centric Managerを起動します。
起動方法については、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編”の「クラスタシステム上の運用管理サーバの起動/停止」を参照してください。
<ノード2(待機系)> Webサーバの定義を行います
Webサーバ定義を実施します。
Webサーバ定義については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“環境設定”-“運用管理サーバでの環境設定”-“Webサーバの定義”を参照してください。
注意
待機系サーバでは、Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザに対してDmAdmin権限を追加する操作は不要です。
運用系ノードと待機系ノードを切り替えます
<ノード1(運用系)/ノード2(待機系)> クラスタシステムを構成するサーバを再起動します
運用系および待機系の両ノードを再起動します。
<ノード1(運用系)/ノード2(待機系)> マネージャクラスタ環境設定を行います
運用系ノードおよび待機系ノードでマネージャクラスタ環境設定を行います。
マネージャクラスタ環境設定は、運用管理サーバ上でSystemwalker for Oracleをクラスタ運用する場合の環境を設定します。
初期メニューを表示します
[スタート]/[アプリ]-[Systemwalker for Oracle]-[マネージャクラスタ環境設定(Systemwalker for Oracle)]の順に選択します。
マネージャクラスタ環境設定の初期メニューが表示されます。
環境の設定を行う場合は[設定]ボタンをクリックします。
注意
初期メニューは、[管理者として実行]を選択して起動してください。
以下に、起動例を示します。
例:
[スタート]/[アプリ]-[Systemwalker for Oracle]-[マネージャクラスタ環境設定(Systemwalker for Oracle)]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動します。
共有ディスク内のフォルダを指定します
共有ディスク内のフォルダを入力する画面が表示されます。
クラスタ運用時にSystemwalker for Oracleの資源を格納するフォルダを入力して[OK]ボタンをクリックしてください。
(以下は、共有ディスク内のフォルダ「G:\swfo\mpormgcls」を設定した場合の例です。)
注意
指定するフォルダについて
設定時に指定するフォルダは、「Users」グループの「書き込み」を許可している既存のフォルダを指定してください。
運用系ノードおよび待機系ノード共に同じフォルダを指定してください。
待機系ノードで指定する場合は[参照]ボタンからは参照できないため、入力域に直接入力してください。
確認メッセージが表示されます
以下の確認メッセージが表示されます。
設定に誤りがなければ[OK]ボタンをクリックしてください。
運用系ノードの場合
待機系ノードの場合
注意
共有ディスク内のフォルダ指定で誤りがある場合
運用系ノードでの設定で共有ディスク内のフォルダ指定に誤りがある場合、待機系ノードの確認メッセージ(FOR-00750)が表示されます。指定内容を確認し、再度設定を行ってください。
終了メッセージが表示されます
マネージャクラスタ環境設定が終了すると以下のメッセージが表示されます。
[OK]ボタンをクリックすると初期メニューが表示されます。
<ノード1(運用系)> メッセージ詳細表示の設定を行います
メッセージ詳細表示機能を使用する場合、Systemwalker for Oracleが提供する「メッセージ情報ファイル」を運用管理サーバに登録しておく必要があります。
メッセージ情報ファイルの登録については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“環境設定”-“メッセージ情報ファイルを登録する”を参照してください。
なお、メッセージ情報ファイルを登録する場合、「メッセージ情報格納先フォルダ」には、共有ディスク内のフォルダを指定してください。
<ノード2(待機系)> メッセージ詳細表示の設定を行います
メッセージ詳細表示機能を使用する場合、Systemwalker for Oracleが提供する「メッセージ情報ファイル」を運用管理サーバに登録しておく必要があります。
メッセージ情報ファイルの登録については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“環境設定”-“メッセージ情報ファイルを登録する”を参照してください。
なお、メッセージ情報ファイルを登録する場合、「メッセージ情報格納先ディレクトリ」には、「11. <ノード1(運用系)> メッセージ詳細表示の設定を行います」で指定した、「メッセージ情報格納先フォルダ」(共有ディスク内のフォルダ)を指定してください。
<ノード1(運用系)/ノード2(待機系)> インストールレス型エージェント監視の環境設定を行います
エージェントを導入しないサーバを監視する場合、運用系および待機系の両ノードで以下のコマンドを実行してください。
<運用系ノード>
mporalssetup.exe -s -k active <ENTER> |
<待機系ノード>
mporalssetup.exe -s -k inactive <ENTER> |
インストールレス型エージェント監視設定コマンドの詳細については、“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。