マネージャ二重化で構成されている運用管理サーバのOS種別がWindowsである場合の解除手順について説明します。
マネージャ二重化で構成されているすべてのサーバの設定を解除し、主系サーバを通常の運用管理サーバとして運用する方法を説明します。
以下の手順で行います。
<主系サーバ> インストールレス型エージェント監視サービス停止
インストールレス型エージェント監視を使用している場合、「Systemwalker for Oracle AlsMonitor」サービスの停止を行います。
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から「Systemwalker for Oracle AlsMonitor」を停止してください。
<主系サーバ> Systemwalker for Oracle 環境解除
以下のコマンドを実行して、Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mpormstup.exe -d <ENTER> |
解除した情報はSystemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。
注意
コマンド実行時の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
<主系サーバ> マネージャ識別番号ファイルの削除
インストールレス型エージェント監視を使用している場合、作成済のマネージャ識別番号ファイルを削除してください。
削除対象のファイルは以下のとおりです。
(INFDIR)\als\usr\custom\man_node.env |
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドで指定した情報資源格納先ディレクトリ
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドの詳細は、“運用ガイド”-“mporalssetup(インストールレス型エージェント監視環境設定コマンド)”を参照してください。
<従系サーバ> Systemwalker for Oracle アンインストール
従系サーバ上のSystemwalker for Oracleをアンインストールします。
以下の手順で行います。
インストールレス型エージェント監視環境設定解除
インストールレス型エージェント監視を使用している場合、インストールレス型エージェント監視を停止させるために環境設定を解除する必要があり、以下のコマンドを実行します。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporalssetup.exe -d <ENTER> |
Systemwalker for Oracle 環境解除
以下のコマンドを実行して、Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mpormstup.exe -d <ENTER> |
解除した情報はSystemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。
注意
コマンド実行時の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
Webサーバ定義の削除
Webサーバに定義したSystemwalker for Oracle用の仮想ディレクトリの設定を削除します。
以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
Webサーバを再起動しない場合
mporiisset.exe -d <ENTER> |
Webサーバを再起動する場合
mporiisset.exe -d -restart <ENTER> |
注意
コマンド実行時の注意事項
Webサーバを再起動しない場合(「-restart」パラメタを指定しない場合)、仮想ディレクトリの設定変更は反映されません。
後から、Webサーバを再起動する必要があります。
「-restart」パラメタを指定すると、Webサーバが停止および一時停止している場合も起動されます。
コマンドの詳細については“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
注意
Systemwalker for Oracleのインストール時に作成したCGI起動用のユーザを他の用途で使用していない場合、ユーザを削除してください。
メニューの削除
Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。
従系サーバまたは従系サーバに接続されている運用管理クライアントのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、Administratorsグループに属するまたはDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。
<従系サーバの運用管理サーバ上でコマンドを実行する場合>
MpOrSetmenu.exe -d <ENTER> |
<運用管理クライアントでコマンドを実行する場合>
MpOrSetmenu.exe -d -n webhost <ENTER> |
WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を指定します。
注意
メニューを削除する際の注意事項
認証プロンプトが表示される場合、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。
メッセージ情報ファイルを削除
メッセージ詳細表示機能を使用していた場合、運用管理サーバに登録したメッセージ情報ファイルを削除する必要があります。
“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“メッセージ情報ファイルを削除する”を参照し、メッセージ情報ファイルを削除してください。
Systemwalker Centric Managerを停止
Systemwalker Centric Managerを停止します。以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.DM\bin\pcentricmgr <ENTER> |
Systemwalker for Oracleのアンインストール
Systemwalker for Oracleのパッケージのアンインストールを行います。
アンインストール方法については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”を参照してください。
<主系サーバ/従系サーバ> Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化解除
Systemwalker Centric Managerのマニュアルに従って、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバ二重化機能を解除します。
<主系サーバ> Systemwalker for Oracle 環境設定
以下のコマンドを実行して、Systemwalker for Oracleの環境設定を行います。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mpormstup.exe -s <ENTER> |
設定した情報はSystemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。
注意
コマンド実行時の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
<主系サーバ> インストールレス型エージェント監視サービス起動
インストールレス型エージェント監視を使用している場合、「Systemwalker for Oracle AlsMonitor」サービスの起動を行います。
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から「Systemwalker for Oracle AlsMonitor」を開始してください。