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Systemwalker for Oracle マネージャ二重化ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.1 UNIX版の場合

マネージャ二重化で構成されている運用管理サーバのOS種別がUNIXである場合の解除手順について説明します。
マネージャ二重化で構成されているすべてのサーバの設定を解除し、主系サーバを通常の運用管理サーバとして運用する方法を説明します。


以下の手順で行います。

  1. <主系サーバ>  インストールレス型エージェント監視デーモン停止

    インストールレス型エージェント監視を使用している場合、以下のコマンドを実行してインストールレス型エージェント監視デーモンの停止を行います。
    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/stopmonsrvals <ENTER>


  2. <主系サーバ>  Systemwalker for Oracle 環境解除

    以下のコマンドを実行して、Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います。
    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER>

    環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「y」を選択してください。
    解除した情報は、Systemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。


    注意

    コマンド実行時の注意事項

    コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
    イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。


  3. <主系サーバ>  マネージャ識別番号ファイルの削除

    インストールレス型エージェント監視を使用している場合、作成済のマネージャ識別番号ファイルを削除してください。
    削除対象のファイルは以下のとおりです。

    /opt/FJSVmpor/als/usr/custom/man_node.env


  4. <従系サーバ>  Systemwalker for Oracleアンインストール

    従系サーバ上のSystemwalker for Oracleをアンインストールします。
    以下の手順で行います。

    1. インストールレス型エージェント監視環境設定解除

      インストールレス型エージェント監視を使用している場合、インストールレス型エージェント監視を停止させるために環境設定を解除する必要があり、以下のコマンドを実行します。
      コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

      # /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d <ENTER>

    2. Systemwalker for Oracle環境解除

      以下のコマンドを実行して、Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います。
      コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

      # /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER>

      環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
      解除した情報は、Systemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。

      注意

      コマンド実行時の注意事項

      コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    3. Webサーバ定義の削除

      Webサーバに定義したSystemwalker for Oracleの設定を削除して、Webサーバの再起動を行ってください。


    4. メニューの削除

      Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。
      従系サーバに接続されている運用管理クライアントのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。

      コマンドは、AdministratorsグループまたはDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。

      MpOrSetmenu.exe -d -n webhost <ENTER>

      webhost

      WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を指定します。

      注意

      メニューを削除する際の注意事項

      認証プロンプトが表示される場合、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。


    5. メッセージ情報ファイルを削除

      メッセージ詳細表示機能を使用していた場合、運用管理サーバに登録したメッセージ情報ファイルを削除する必要があります。
      “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“メッセージ情報ファイルを削除する”を参照し、メッセージ情報ファイルを削除してください。


    6. アンインストール

      Systemwalker for Oracleのパッケージのアンインストールを行います。
      アンインストール方法については“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”を参照してください。


    7. ファイアウォール機能の解除

      ファイアウォール機能の解除を実施します。
      ファイアウォール機能の解除については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“アンインストール後の注意事項”を参照してください。


  5. <主系サーバ/従系サーバ>  Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化解除

    Systemwalker Centric Managerのマニュアルに従って、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバ二重化機能を解除します。


  6. <主系サーバ>  Systemwalker for Oracle 環境設定

    以下のコマンドを実行して、Systemwalker for Oracleの環境設定を行います。
    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -s <ENTER>

    環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「y」を選択してください。
    設定した情報は、Systemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。


  7. <主系サーバ>  インストールレス型エージェント監視デーモン起動

    インストールレス型エージェント監視を使用している場合、インストールレス型エージェント監視デーモンの起動を行います。
    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/startmonsrvals <ENTER>