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Systemwalker for Oracle マネージャ二重化ユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.5.1 UNIX版の場合

主系サーバおよび従系サーバのOS種別がUNIXである場合の情報の同期方法について説明します。

2.5.1.1 ポリシーの同期

主系サーバおよび従系サーバのOS種別がUNIXである場合の、エージェントが導入されているサーバのポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件)の同期方法について説明します。

以下の手順で、ポリシーの同期を行います。


ポリシーのバックアップ

主系サーバで、ポリシーをバックアップします。

以下のコマンドを実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporbkupenv ファイルパス <ENTER>

ファイルパス

指定したファイルパスにバックアップファイルが作成されます。
ファイルパスは、「フルパス」で指定してください。


ポリシーのリストア

従系サーバに、主系サーバのポリシーを反映します。
主系サーバでバックアップした際に作成されたファイルを従系サーバにバイナリモードで転送してください。

バックアップファイルを従系サーバに転送した後、従系サーバで以下のコマンドを実行し、主系サーバでバックアップしたポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件)をリストアします。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporrestorenv ファイルパス <ENTER>

ファイルパス

主系サーバから従系サーバに転送したバックアップファイルのパスを指定します。
ファイルパスは、「フルパス」で指定してください。

2.5.1.2 インストールレス型エージェント監視情報の同期(インストールレス型エージェント監視を行う場合)

主系サーバおよび従系サーバのOS種別がUNIXである場合の「インストールレス型エージェント監視情報」の同期方法について説明します。

以下の手順で、インストールレス型エージェント監視情報の同期を行います。


インストールレス型エージェント監視情報のバックアップ

主系サーバで、以下のコマンドを実行してバックアップを行います。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporbkupenvals ファイル <ENTER>

ファイル

指定したファイル名でバックアップファイルが作成されます。
ファイル名は、「フルパス」で指定してください。


インストールレス型エージェント監視情報のリストア

従系サーバに、主系サーバのインストールレス型エージェント監視情報を反映します。
主系サーバでバックアップした際に作成されたファイルを従系サーバにバイナリモードで転送してください。

バックアップファイルを従系サーバに転送した後、従系サーバで以下のコマンドを実行し、主系サーバでバックアップしたインストールレス型エージェント監視情報をリストアします。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/mporrestorenvals ファイル <ENTER>

ファイル

主系サーバから従系サーバに転送したバックアップファイル名を指定します。
ファイル名は、「フルパス」で指定してください。


インストールレス型エージェント監視デーモンの起動

従系サーバで、インストールレス型エージェント監視デーモンを再起動します。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

# /opt/FJSVmpor/bin/restartmonsrvals <ENTER>