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Systemwalker for Oracle 運用ガイド
FUJITSU Software

B.1.26 mporcndsetals(インストールレス型エージェント監視Oracle状態監視設定コマンド)

機能説明

運用管理サーバ上で、エージェントを導入していないサーバに対する「Oracle状態監視条件」を定義します。
Oracle状態監視定義ファイルを作成し、コマンドで定義します。

コマンド形式

コマンド形式を以下に示します。

【UNIX版】

# /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -a Oracle状態監視定義ファイル -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>
# /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -c Oracle状態監視定義ファイル <ENTER>
# /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -d -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>

【Windows版】

mporcndsetals.exe -a Oracle状態監視定義ファイル -h ホスト名  -sid ORACLE_SID <ENTER>
mporcndsetals.exe -c Oracle状態監視定義ファイル <ENTER>
mporcndsetals.exe -d -h ホスト名 -sid ORACLE_SID <ENTER>

オプション

-a Oracle状態監視定義ファイル名

Oracle状態監視の定義を設定します。

作成したOracle状態監視定義ファイルをフルパスで指定します。

-c Oracle状態監視定義ファイル名

Oracle状態監視定義ファイルの内容の確認を行います。

作成したOracle状態監視定義ファイルをフルパスで指定します。

-d

Oracle状態監視の定義を削除します。

-h ホスト名

Oracle状態監視の定義を設定または削除するサーバのホスト名を設定します。

“-a”または”-d”の時のみ指定してください。

-sid ORACLE_SID

Oracle状態監視の定義を設定または削除するサーバのOracle SIDを設定します。

“-a”または”-d”の時のみ指定してください。

実行に必要な権限/実行環境

【UNIX版】

【Windows版】

注意

  • Oracle状態監視定義ファイルの作成後、本コマンドのオプションに’-c’を指定して定義ファイルの内容の確認を行ってください。

  • Oracle状態監視定義ファイルの内容確認後、本コマンドのオプションに’-a’を指定してOracle状態監視条件の設定を行ってください。

  • 本コマンドでOracle状態監視条件の設定を行った場合、以前に設定していたOracle状態監視条件は定義ファイルの内容で再設定(上書き)されます。

  • ホスト名およびORACLE_SIDには、あらかじめインストールレス型エージェント監視Oracle環境情報が設定済である必要があります。

  • 以下の監視項目は、インストールレス型エージェント監視ではサポートされないため、設定することはできません。

    • アーカイブ先の空き領域

  • インストールレス型エージェント監視のOracle状態監視の設定を行う場合、以下の監視項目を設定した同一監視スケジュール内に他の監視項目を設定することはできません。
    同一監視スケジュール内に設定した場合、エラーとなります。

    • UNDOセグメントの読み取り一貫性の監視

    • スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認

    • スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認

    • ASM上のアーカイブ先の空き領域

使用例

【UNIX版】

  • Oracle状態監視の定義を設定する

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -a /work/cndfile.txt -h orahost - sid orains <ENTER>

  • Oracle状態監視定義ファイルの内容を確認する

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -c /work/cndfile.txt <ENTER>

  • Oracle状態監視の定義を削除する

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -d -h orahost -sid orains <ENTER>

【Windows版】

  • Oracle状態監視の定義を設定する

    mporcndsetals.exe -a C:\temp\cndfile.txt -h orahost - sid orains <ENTER>

  • Oracle状態監視定義ファイルの内容を確認する

    mporcndsetals.exe -c C:\temp\cndfile.txt <ENTER>

  • Oracle状態監視の定義を削除する

    mporcndsetals.exe -d -h orahost -sid orains <ENTER>