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Interstage Service Integrator V9.6.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

7.3.3 アダプタ出口アプリケーションの設定

アダプタ出口機能からユーザが作成した出口アプリケーションを呼出す際の情報をファイルに指定します。

7.3.3.1 アプリケーションの情報の指定先

ISI実行環境設定ファイル内の設定項目に設定値として記述します。

<INSDIR>\etc\jee\server\ISI実行環境名\config.properties

/opt/FJSVesi/etc/jee/server/<ISI実行環境名>/config.properties

ISI実行環境設定ファイルの詳細については、“ISI Java EE導入ガイド”の“環境のカスタマイズ”を参照してください。

7.3.3.2 設定項目と設定値

設定する項目と設定値は以下のとおりです。

表7.3 設定項目

項目名

設定値

サービスエンドポイント定義の設定

com.fujitsu.esi.endpoint.preprocess.<サービスエンドポイント名>

サービスエンドポイント定義の前出口アプリケーションのクラス名を指定します。

com.fujitsu.esi.endpoint.postprocess.<サービスエンドポイント名>

サービスエンドポイント定義の後出口アプリケーションのクラス名を指定します。

com.fujitsu.esi.endpoint.errorhandler.<サービスエンドポイント名>

サービスエンドポイント定義のエラー出口アプリケーションのクラス名を指定します。

インバウンドSOAPアダプタの設定

com.fujitsu.esi.soap.inbound.preprocess

インバウンドSOAPアダプタの前出口アプリケーションのクラス名を指定します。

com.fujitsu.esi.soap.inbound.postprocess

インバウンドSOAPアダプタの後出口アプリケーションのクラス名を指定します。

com.fujitsu.esi.soap.inbound.errorhandler

インバウンドSOAPアダプタのエラー出口アプリケーションのクラス名を指定します。

アウトバウンドSOAPアダプタの設定

com.fujitsu.esi.soap.outbound.preprocess

アウトバウンドSOAPアダプタの前出口アプリケーションのクラス名を指定します。

com.fujitsu.esi.soap.outbound.postprocess

アウトバウンドSOAPアダプタの後出口アプリケーションのクラス名を指定します。

com.fujitsu.esi.soap.outbound.errorhandler

アウトバウンドSOAPアダプタのエラー出口アプリケーションのクラス名を指定します。

jarファイルの設定

com.fujitsu.esi.process.application

アダプタ出口アプリケーションのjarファイルをサーバ上のパスを絶対パスで指定します。

サービスエンドポイント定義の設定とアダプタの設定の両方が設定されている場合

ISI実行環境設定ファイルに、サービスエンドポイント定義の設定とSOAPアダプタの設定の両方が設定されている場合は、サービスエンドポイント定義の設定で指定された出口アプリケーションのみが実行されます。

動作の詳細は以下の表のとおりです。

表7.4 設定と動作の関係

サービスエンドポイント定義の設定

SOAPアダプタの設定

実行される出口アプリケーション

指定あり

指定あり

サービスエンドポイント定義ごとの設定で指定された出口アプリケーションが実行されます。

指定あり

指定なし

サービスエンドポイント定義ごとの設定で指定された出口アプリケーションが実行されます。

指定なし

指定あり

SOAPアダプタの設定で指定された出口アプリケーションが実行されます。

指定なし

指定なし

出口アプリケーションは実行されません。