IMAPS業務サーバは、スマートデバイス上のアプリケーションから呼び出される、サーバ側の業務ロジックの実行環境を提供します。業務ロジックは、Java
SE/Java EEアプリケーションとして構築することができ、本製品ではIMAPSサーバアプリケーションと呼びます。
Interstage Application ServerのJava EE実行環境またはJava EE
6実行環境を利用することで、IMAPS業務サーバの構築・運用を行うことができます。このとき、以下のどちらかの製品が利用できます。
- 本製品で提供するIMAPS業務サーバを利用する
Interstage Application Server Standard-J Edition
V11同等機能を提供しています。
- 別途購入したInterstage Application
Serverを利用する
IMAPS業務サーバには、以下の機能を組み込むことができます。
- アクセス制限
IMAPS業務サーバ上で運用するIMAPSサーバアプリケーションに本製品が提供する認証モジュールを組み込むことで、IMAPSサーバと連携し、アクセス制限を行うことができます。
ハイブリッドアプリケーション、ネイティブアプリケーションの場合は、認証APIを使用してログイン後に業務サーバにアクセスします。
Webアプリケーションの場合は、基本認証を使用して業務サーバにアクセスします。
IMAPSエージェントアプリケーションは、IMAPSエージェントの起動時にログインするため、アプリケーションでの認証は必要ありません。
詳細は、第8章 IMAPSサーバアプリの運用開始を参照してください。
- プッシュ通知
IMAPSサーバアプリケーションからIMAPSサーバ上のプッシュ通知のWeb
APIを呼び出すことで、スマートデバイスへのプッシュ通知を行う業務を構築できます。プッシュ通知を利用するアプリケーションの作成方法については、"アプリケーション開発ガイド"を参照してください。
- 双方向通信
IMAPSサーバアプリケーションに双方向通信のAPIを組み込むことで、サーバで動作する業務アプリケーションの情報をスマートデバイスの双方向通信アプリケーションへリアルタイムに共有することができます。双方向通信を利用するアプリケーションの作成方法については、"アプリケーション開発ガイド"を参照してください。
なお、本製品で提供するIMAPS業務サーバのそのほかの提供機能や基本的な運用管理は、Interstage Application
Serverと同等となります。環境構築、運用、保守、および、Java EE実行環境、Java EE 6実行環境の詳細は、Interstage
Application Serverのマニュアルを参照してください。