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Interstage Mobile Application Server V1.2.0 運用ガイド
FUJITSU Software

第4章 双方向通信サービスの提供機能

双方向通信サービスは、サーバに接続してきた複数のクライアント間でメッセージや画像をリアルタイムに共有する機能を提供します。また、IMAPSエージェントアプリケーションの開発を支援する機能を備えています。

双方向通信サービスが提供する機能の利用については、"アプリケーション開発ガイド"を参照してください。

注意

  • 双方向通信サービスは、クライアントのWindows向けハイブリッドアプリケーションとネイティブアプリケーションに対応していません。
  • 双方向通信サービスは、認証機能、SSL通信機能、ログ機能を備えていないため、利用シーンに合わせてアプリケーションでのセキュリティ対策を検討してください。
  • 双方向通信サービスにイントラネット以外から接続する場合は、VPNを使用して接続してください。
  • 双方向通信サービスは、冗長構成にすることはできません。

ルーム機能

メッセージなどの情報を共有する範囲を限定する機能で、同じまたは他のルームに接続したクライアント間で、双方向通信による情報共有が可能になります。

ルームは複数利用でき、以下のメッセージ送信方法が利用できます。
  • 参加しているルームの全員へのメッセージ送信
  • 参加しているルームの指定した参加者へのメッセージ送信
  • 他のルームの全員へのメッセージ送信
  • 他のルームの指定した参加者へのメッセージ送信
  • ルーム一覧の取得
  • 指定したルーム内の参加者リストの取得

API

クライアント間でのリアルタイム通信を実現する、以下のAPIを提供します。これらをクライアントアプリケーションで利用することで、双方向通信サービスのルーム機能と連携したリアルタイムな情報共有が可能となります。

  • 双方向通信サービスとのコネクション確立
  • メッセージデータ送受信

デバッグ機能

IMAPSエージェントアプリケーションのデバッグを簡単におこなうための機能です。

専用のツールや、開発環境(PC)とスマートデバイスをUSBで接続する、というような準備なしで、スマートデバイス上のアプリケーションが出力するログをPCのブラウザから確認することができます。