本製品の資源を他サーバへ移行する場合の、移行先サーバで実施する資源の移入は、以下の手順で行います。
本製品をインストールしてください。
注意
バックアップした環境と同じ機能構成でインストールします。機能を追加したい場合は、リストア後に追加インストールで機能を追加してください。IMAPS業務サーバを運用している場合は、Interstage Application Serverのすべてのサービス、サーバアプリケーションも停止します。停止方法は、"Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)"を参照してください。
運用向け証明書環境のSSLを使用している場合は、バックアップした以下の資源をバックアップ元と同じパスに復元してください。
注意
テスト用サイト証明書による証明書環境の場合は、退避したenvdirを以下のディレクトリに復元してください。
<データインストール先>\INTS-MAPS
imcreatetestenvコマンド実行時に指定したユーザーのホームディレクトリ
資源を復元する前に、groupadd, useradd コマンドを使用して、バックアップした環境と同じグループ、ユーザーを作成してください。
資源のバックアップ先ディレクトリを指定してimrestoreコマンドを実行します。 この時、-hオプションに移行先のFQDNまたはIPアドレスを指定します。
IMAPS業務サーバを運用している場合は、あわせてInterstage Application Server資源の移入を行います。"Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)"の"メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)"を参照してください。
注意
リストア先に資源が存在する場合は、削除したあとにリストアします。そのため、バックアップ対象外のログファイルなどはリストアを行うと削除されます。
V1.1の双方向通信サービスの資源はバックアップ・リストアの対象外です。
V1.1で双方向通信サービスのリスナーポートをデフォルト値(3300)以外でセットアップしていた場合は、以下のファイルの var PORT = "3300"; の、3300を移行元の環境と同じポート番号に変更してください。
<製品インストールフォルダー>\rt_comm\config\config.js
/opt/FJSVimrtc/config/config.js
var PORT =の行以外は変更しないでください。また、config.jsファイルの文字コードは変更しないでください。
imsetsecurityコマンドを実行してセキュリティ権限設定を行ってください。
業務サーバから接続するためのIMAPS DBの設定を行っている場合は、IMAPSアプリで使用するDBのリスナーポートを開くアドレスを移入先のアドレスに変更します。
詳細は、"導入ガイド"の"機能分離構成のセットアップ"-"IMAPSサーバのセットアップ"-"セットアップ後の作業"を参照してください。
プッシュ通知機能を使用する場合は、impshputtruststoreコマンドを実行してください。
詳細は、"導入ガイド"の"シングルサーバ構成のセットアップ"-"セットアップ後の作業"を参照してださい。
imstartserviceコマンドにより、各サービスを起動します。
IMAPS業務サーバを運用している場合は、Interstage Application Serverの各サービス、サーバアプリケーションを起動します。起動方法は、"Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)"を参照してください。
注意
imadmin pushbase modifyコマンドにより、移行先のプッシュ基盤サーバへの接続を再設定します。コマンドについては、A.7.13 pushbase modifyを参照してください。