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Interstage Mobile Application Server V1.2.0 運用ガイド
FUJITSU Software

16.3 資源のリストア

製品の資源を、指定されたバックアップ先ディレクトリからリストアします。

資源のリストアは、以下の手順で行います。

  1. サービスの停止
  2. 運用向け証明書環境のリストア
  3. リストアコマンドの実行
  4. Linuxリストア後の作業
  5. プッシュ通知機能を使用する場合の作業
  6. サービスの起動
  7. IMAPSサーバとプッシュ基盤サーバが分離している場合の作業

IMAPS業務サーバだけを運用しているサーバのリストアを行う場合は、"Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)""メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)"を参照してください。他の手順を実施する必要はありません。

IMAPSサーバ、双方向通信サービス、プッシュ基盤サーバの資源は、同一サーバ上に構築されている範囲は以降の手順でまとめてリストアすることができます。

IMAPSサーバが使用するデータベースにSymfoware Serverを利用している場合は、別途Symfoware Serverのリストアを行ってください。

  1. サービスの停止

    imstopserviceコマンドにより、各サービスを停止します。

    IMAPS業務サーバを運用している場合は、Interstage Application Serverのすべてのサービス、サーバアプリケーションも停止します。停止方法は「Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)」を参照してください。

  2. 運用向け証明書環境のリストア

    運用向け証明書環境のSSLを使用している場合は、バックアップした以下の資源をバックアップ元と同じパスに復元してください。

    • スロット情報ディレクトリ
    • 運用管理ディレクトリ
    • ユーザPIN管理ファイル

    注意

    テスト用サイト証明書による証明書環境の場合は、退避したenvdirを以下のディレクトリに復元してください。

    Windows<データインストール先>\INTS-MAPS

    Linuximcreatetestenvコマンド実行時に指定したユーザーのホームディレクトリ

    Linux資源を復元する前に、groupadd, useradd コマンドを使用して、バックアップした環境と同じグループ、ユーザーを作成してください。

  3. リストアコマンドの実行

    資源のバックアップ先ディレクトリを指定してimrestoreコマンドを実行します。

    IMAPS業務サーバを運用している場合は、あわせてInterstage Application Server資源のリストアを行います。"Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)""メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)"を参照してください。

    注意

    • リストア先に資源が存在する場合は、削除したあとにリストアします。そのため、バックアップ対象外のログファイルなどはリストアを行うと削除されます。
  4. Linuxリストア後の作業

    imsetsecurityコマンドを実行してセキュリティ権限設定を行ってください。

  5. プッシュ通知機能を使用する場合の作業

    プッシュ通知機能を使用する場合は、impshputtruststoreコマンドを実行してください。

    詳細は、"導入ガイド""シングルサーバ構成のセットアップ""セットアップ後の作業"を参照してださい。

  6. サービスの起動

    imstartserviceコマンドにより、各サービスを起動します。

    IMAPS業務サーバを運用している場合は、Interstage Application Serverの各サービス、サーバアプリケーションを起動します。起動方法は"Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)"を参照してください。

    注意

    • Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)の場合は、imstartserviceコマンドは実行せずにOSを再起動してください。
  7. IMAPSサーバとプッシュ基盤サーバが分離している場合の作業

    imadmin pushbase modifyコマンドにより、移行先のプッシュ基盤サーバへの接続を再設定します。コマンドについては、A.7.13 pushbase modifyを参照してください。