プッシュ通知機能のログは、デフォルトでは標準出力にログを出力しています。そのため、アプリケーション開発時にはプラットフォーム固有の開発環境で参照する事ができますが、運用環境では障害時調査のためにログをファイルに記録しておく事を推奨します。ログ出力APIを使用することで、ログファイルが永続化されるだけでなく、ログ送信の対象となりサーバ側で収集する事ができます。出力されたログファイルを送信する場合については、4.7.2 ログ出力と送信のsendメソッドを参照してください。
IMAPSではログをファイルに出力するためのクラスを提供しています。プッシュのログをIMAPSが提供しているクラスに変更するための手順を以下に示します。本節に記述されている事項は、ネイティブアプリケーションおよびハイブリッドアプリケーションの両方に適用可能です。ログクラスの定義が未設定の場合、誤ったログクラスを設定するなどの定義値誤りの場合は、ログは標準出力に出力されます。
// ログクラスを設定 push.LogClassName=com.fujitsu.imaps.plugin.push.PushLogImpl
#import <IMAPSCore/FJPExLoggerImpl.h> // ログ拡張クラスのインスタンスをグローバル変数に設定 // ※プッシュ部品クラスからも参照するため下記変数名で設定すること id<FJPLogger> fjpLogger; @implementation AppDelegate @synthesize window; - (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions { // (省略) // グローバル変数に代入 fjpLogger = [[FJPExLoggerImpl alloc] init]; return YES; }
プッシュのログについては、以下のように出力されます。
詳細は「運用ガイド」の「IMAPSクライアントアプリケーションのログによる保守」を参照してください。