運用管理機能とは、ポータルシステムの運用設定や保守を簡単に行うための機能です。
管理コンソールを利用して、業務システムやクラウドサービスを利用するためのガジェットの管理、ユーザーやグループの管理、ロールの管理、ポータルの起動/停止などを簡単に行うことができます。
また、利用者のポータルのパーソナライズ可能範囲や、ログインポリシー(不正なログインに対するアカウントの無効化など)などの運用上のポリシーの定義も管理コンソールから設定できます。
これにより、企業ポータルを短期間で構築し、運用管理作業の負荷を軽減できます。
ポータル機能では以下のようなポリシーが設定可能です。ポータルシステムの運用方針に従いポリシーを定義します。
セキュリティポリシー
ログイン
パスワード有効期間、ログイントライ可能回数、アカウントロック期間などを指定します。
注意
パスワードの有効期間が切れた場合やログイン失敗回数が有効回数に達した場合、そのユーザーのアカウントはロックされ、ログインできなくなります。
ユーザー情報
ユーザー登録時に必要なID・パスワードの最小桁数、必須項目などを指定できます。
パーソナライズポリシー
画面のパーソナライズの可否、パーソナライズ可能な範囲を指定します。
また、システムの保守に必要なログ情報の採取ができます。
ログ情報には、以下のものがあります。
アクセスログ
利用者のログイン・ログアウトの状態が記録されます。また、外部のサービスへのアクセス状態も記録されます。
実行ログ
ポータルの運用状態の履歴です。システム資源、プログラム資源へのアクセス履歴です。セキュリティに影響を与える利用者の操作をシステム管理者が追跡できる情報が記録されます。
参照
運用管理機能の詳細については、「ポータル 運用ガイド」を参照してください。