導入後、初めに実施するディスカバリを初回ディスカバリと呼びます。
初回ディスカバリを行う前に、以下の環境を整備して下さい。
ハードウェア情報をディスカバリする場合
ハードウェア構成情報をディスカバリする場合
ハードウェア情報管理コマンドで、ディスカバリ対象のハードウェア情報を登録してください。
本製品のマネージャとディスカバリ対象のハードウェアが通信可能なことを確認してください。
参考
ブレードサーバのCPU情報、メモリ情報を収集するには、対象のブレードサーバが一度以上電源投入されている必要があります。
シャーシ、ブレードサーバの情報を収集する場合、シャーシの電源が投入されていることを確認してください。
仮想環境構成情報をディスカバリする場合
ハードウェア情報管理コマンドで、ディスカバリ対象のハードウェア情報、VMホスト情報を登録してください。
VMゲストにVMware Toolsをインストールしてください。
VMホスト、VMゲストの電源が投入されていることを確認してください。
管理LANのサブネットアドレスを「ハードウェアディスカバリ動作定義ファイル」に指定してください。「ハードウェアディスカバリ動作定義ファイル」の詳細については、『リファレンスガイド』を参照してください。
vSphere HAクラスタの「ホスト隔離時の対応」の設定を「パワーオンのままにする」にした場合は、VMホストの隔離時、そのVMホストの情報はディスカバリで更新されません。また、そのVMホスト上のVMゲストの情報は削除されます。
ハードウェア情報
以下のコマンドを実行して、ハードウェア情報の初回ディスカバリを行います。
【Windows】
%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_CFMGSRV |
【Linux】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_CFMGSRV |
ポイント
初回ディスカバリ所要時間の目安
初回ディスカバリは、運用を開始する前に実行することをおすすめします。
初回ディスカバリ所要時間の目安を以下に示します。
ハードウェア構成情報
ブレードサーバの場合
物理サーバ数 | 初回ディスカバリ所要時間 |
---|---|
500台 | 100分以上 |
ラックサーバの場合
物理サーバ数 | 初回ディスカバリ所要時間 |
---|---|
500台 | 170分以上 |
仮想環境構成情報
VMゲスト数 | 初回ディスカバリ所要時間 |
---|---|
500台 | 10分以上 |
1000台 | 20分以上 |
1500台 | 30分以上 |