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Systemwalker Software Configuration Manager 開発ガイド
FUJITSU Software

1.2 インストール済ソフトウェア情報の定義

UpdateAdvisor(ミドルウェア)に対応していないソフトウェアを、インストール済ソフトウェアとして管理するために、または、ソフトウェアのパラメーター設定を実施するために、インストール済ソフトウェア情報を登録します。

インストール済ソフトウェア情報の登録は、インストール済ソフトウェア情報管理コマンド(swcfmg_installedsoftware)で行います。

インストール済ソフトウェア情報管理コマンドには、以下の機能があります。コマンドの詳細については、「第3章 コマンドリファレンス」を参照してください。

インストール済ソフトウェア情報の登録

ソフトウェア情報管理コマンドにより登録されたソフトウェアがインストールされているサーバに対して、インストール済ソフトウェア情報を登録します。

【登録情報】

管理対象サーバにインストールされている富士通ミドルウェアの情報は、富士通ミドルウェアのディスカバリを実施することによりCMDBに登録されますが、UpdateAdvisor(ミドルウェア)に対応していないソフトウェアは、ディスカバリでは情報収集できません。そのため、インストール済ソフトウェア情報管理コマンドを使用して各サーバへのソフトウェアのインストール状況を登録します。

インストール済ソフトウェア情報は、管理対象サーバのIPアドレスとソフトウェアIDを一組として登録します。

以下の形式のCSVファイルをインストール済ソフトウェア情報管理コマンドで指定します。ファイル形式の詳細については、「第4章 ファイルリファレンス」を参照してください。

[#]<IP address>,<Software ID>
…

ソフトウェアIDは、ソフトウェア情報の出力機能を使用して確認してください。

Systemwalker Software Configuration Managerで管理されていないIPアドレスおよび登録されていないソフトウェアIDが指定された場合、エラーとなります。

なお、登録済のIPアドレスとソフトウェアIDのセットが存在する場合もエラーとなります。

インストール済ソフトウェア情報の削除

インストール済ソフトウェア情報管理コマンドで登録されたインストール済ソフトウェア情報を削除します。

ソフトウェア情報の削除は、上記の形式のCSVファイルをソフトウェア情報管理コマンドで指定して行います。

Systemwalker Software Configuration Managerで管理されていないIPアドレスおよび登録されていないソフトウェアIDが指定された場合、エラーとなります。

IPアドレスとソフトウェアIDの組み合わせで、該当のIPアドレスは存在するが、ソフトウェアIDがインストール済ソフトウェアとして設定されていない場合も、エラーとなります。

ディスカバリにより登録されているインストール済ソフトウェア情報を、本コマンドで削除することはできません。

インストール済ソフトウェア情報の出力

インストール済ソフトウェア情報を以下のCSV形式で出力します。

出力先は、コマンドの標準出力、または、指定されたファイルです。

#IP address,Software ID
<IP address>,<Software ID>
…

-allオプションを指定することで、本コマンドで登録されたインストール済ソフトウェア情報だけでなく、ディスカバリにより登録された情報も出力することができます。コマンド実行時のオプションの詳細については、第3章 コマンドリファレンス」を参照してください。