スマートデバイス中継サーバの資産の退避を行ってください。退避方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“スマートデバイス中継サーバの保守”
スマートデバイス中継サーバのアンインストールを行ってください。アンインストール方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“スマートデバイス中継サーバをアンインストールする”
“2.10.1 データベースの公開設定を行う (統合管理サーバ/管理サーバ)”と2.10.2 スマートデバイス中継サーバをインストールする”を参照し、スマートデバイス中継サーバのインストールを行ってください。
スマートデバイス中継サーバの動作環境を設定します。管理するスマートデバイス(Android端末またはiOS端末)ごとに、以下の設定を行ってください。
・Android端末の場合
V15.0.0A以前のスマートデバイス中継サーバで退避したファイル(persistence.xml)を以下の復元先に上書きコピーします。
[スマートデバイス中継サーバインストールディレクトリ]\F3FMisje6\var\domains\domain1\applications\swmds\WEB-INF\classes\META-INF\persistence.xml
スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、以下の設定をします。
管理サーバ/統合管理サーバを設定します。指定するオプションは、-hです。
Android端末の管理を有効化します。指定するオプションは、-Android.enabledです。
デフォルトのポート番号(48080)に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照し、ポート番号を変更します。
スマートデバイス(エージェント)(Android)とHTTPS通信を行う場合は、HTTPS通信用の証明書環境を構築します。
詳細な手順は、“4.10.1.2 HTTPS通信を設定する”を参照してください。本手順は、iOS端末を管理する場合と共通のため、iOS端末の設定で実施されている場合には、実施する必要はありません。
スマートデバイス中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)で、スマートデバイス中継サーバを起動します。
注意
手順3と手順4の設定項目(手順3は、管理サーバ/統合管理サーバのポート以外)は、Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目です。Systemwalker Desktop Patrolですでに設定されている場合には、設定する必要はありません。
・iOS端末の場合
ポイント
以下の手順1から手順4までは、一度で設定できます。
スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、iOS端末の管理を有効化します。指定するオプションは、-iOS.enabledです。
スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、管理サーバ/統合管理サーバを設定します。指定するオプションは、-hです。
スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、iOS端末から接続するサーバまたはリバースプロキシの設定をします。指定するオプションは、-iOS.connect.h、-iOS.connect.pおよび-iOS.connect.profile.pです。
スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で、iOS管理データベースを設定します。指定するオプションは、-iOSmgr.hです。Systemwalker Desktop KeeperだけでiOS端末を管理する場合は、管理サーバを指定してください。
Systemwalker Desktop PatrolでもiOS端末を管理する場合には、管理サーバまたはSystemwalker Desktop PatrolのCSのうち、iOS管理データベースを運用しているサーバを指定してください。
この設定値は、一度設定したあと変更しないでください。
iOS管理データベースとの通信に使用するデフォルトのポート番号(55432)に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照し、ポート番号を変更します。
スマートデバイス(エージェント)(iOS)とHTTPS通信を行うため、HTTPS通信用の証明書環境を構築します。
詳細な手順は、“4.10.1.2 HTTPS通信を設定する”を参照してください。本手順は、Android端末を管理する場合と共通のため、Android端末の設定で、実施されている場合には、実施する必要はありません。
Apple社証明書登録コマンド(swss_ImportAppleCert.bat)を利用して、“2.2 事前準備”で準備したMDM証明書を導入します。
スマートデバイス中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)で、スマートデバイス中継サーバを起動します。
注意
Systemwalker Desktop PatrolのSSと共存する場合の注意事項
手順1~手順4のスマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Keeperだけで使用する項目です。
-h
-p
-Android.http.p
-Android.https.p
-Android.enabled
iOS.enabled
スマートデバイス中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目です。
-iOSmgr.h
-iOSmgr.p
-iOS.profile.p
-iOS.https.p
-iOS.connect.h
-iOS.connect.p
-iOS.connect.profile.p
手順6および手順7の設定項目は、Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目です。
Systemwalker Desktop Patrolと共通で使用する項目は、Systemwalker Desktop Patrolでも同じ値を設定してください。
Systemwalker Desktop Keeperで設定した後に、同じ設定項目をSystemwalker Desktop Patrolで異なる値に変更するとSystemwalker Desktop Keeperで実施した設定も変更されます。また、Systemwalker Desktop Patrolで設定した後に、同じ設定項目を Systemwalker Desktop Keeperで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Patrolで実施した設定も変更されます。
スマートデバイス中継サーバとスマートデバイス(エージェント)間をHTTPS通信する場合の設定方法を説明します。設定手順は、V15.0.0A以前でHTTPS通信を行っていたかどうかによって異なります。
V15.0.0A以前でHTTPS通信を行っていた場合
スマートデバイス中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)で、スマートデバイス中継サーバを停止します。
証明書の登録コマンド(SDSVImportCert.EXEコマンド)で、V15.0.0A以前で保管しておいた認証局証明書および中間認証局証明書を登録します。
サーバ証明書の退避復元コマンド(SDSVKeyStore.EXEコマンド)で、V15.0.0A以前で退避しておいたサーバ証明書に関する情報を復元します。
SDSVConfig.exeコマンドで、手順3で復元したサーバ証明書の使用を「有効」にします。
V15.0.0A以前でHTTPS通信を行っていなかった場合
“2.10.3.2 HTTPS通信を設定する”の“証明書導入時の設定”を参照し、設定を行ってください。
各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。