DWHサーバのリストア方法について説明します。
注意
リストアは、DWHサーバ管理者で実行してください。
リストアは、スーパーユーザーで実行してください。
以下の方法でDWHサーバのリストアを行います。
リストアの準備
DWHサーバが停止していることを確認します。
参照
確認する方法は、“2.2.3 DWHサーバの状態確認”を参照してください。
リストアの方法
以下の手順でDWHサーバの管理者がデータベースのリストアを実施します。
以下の手順でスーパーユーザーがデータベースのリストアを実施します。
symasrestoreコマンド
symasbackupコマンドで採取したバックアップを指定して、DWHサーバの資源を復元します。復元できる時点は以下のとおりです。
バックアップ資源 | 復元できる時点 |
---|---|
カラムナテーブルに格納されたデータ以外のデータベース資源 | ディスク装置の物理的破壊やデータの論理的破損が発生する直前 |
データ加工機能の定義情報 | バックアップ時点 |
カラムナテーブルの作成
カラムナテーブルを作成するために、カラムナテーブルに対応する外部テーブルのテーブル名を取得します。以下に外部テーブルのテーブル名を取得して、カラムナテーブルを作成する方法を説明します。
DWHサーバ上でpsqlコマンドを使用して、データベースpostgresに接続します。
“psql postgres”と実行します。
> psql postgres psql (9.2.8) Type "help" for help.
\dコマンドにより、テーブルの一覧を取得します。
例
postgres=# \d リレーションの一覧 スキーマ | 名前 | 型 | 所有者 ----------+---------+--------------+--------------- public | tbl01 | テーブル | Administrator public | f_tbl01 | 外部テーブル | Administrator public | f_tbl02 | 外部テーブル | Administrator public | dual | ビュー | Administrator (4 行)
テーブルの一覧において、“型”の値が“外部テーブル”である行の“スキーマ”と“名前”を控えておきます。
手順3で取得した“スキーマ”と“名前”を用いて、pgxa_create_tableシステム関数を実行し、カラムナテーブルを作成します。
例
以下の例では“スキーマ”が“public”、“名前”が“f_tbl01”を指定した場合を示します。
postgres=# SELECT pgxa_create_table('public.f_tbl01'); pgxa_create_table ------------------- t (1 row)
参照
pgxa_create_tableシステム関数の詳細は、“I.4.1 pgxa_create_table”を参照してください。
データのインポート
バックアップ時にエクスポートしたデータをカラムナテーブルにインポートします。
参照
symasrestoreコマンドの詳細は、“I.1.8 symasrestore”を参照してください。
psqlコマンドの詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“psql”を参照してください。
カラムナテーブルのデータをインポートする方法は、“2.2.11 データのインポート”を参照してください。
注意
symasrestoreコマンドは、カラムナテーブルのデータのリストアを行いません。カラムナテーブルのデータをリストアする場合は、カラムナテーブルのデータのバックアップ時にエクスポートしたデータをインポートしてください。
リストア元ディレクトリには、symasbackupコマンドでバックアップ先に指定したディレクトリを指定してください。
リストアはDWHサーバが停止した状態で実行してください。DWHサーバが起動状態でリストアを実行すると失敗します。
symasrestoreコマンドを含む他のSymfoware Analytics Serverコマンドの実行中にsymasrestoreコマンドを実行しないでください。
すでにアンセットアップ済み、またはセットアップ未実施の場合、symasrestoreコマンドを実行しないでください。