XBRLデータ対応機能を利用して帳票を出力する機能は、Java環境上で動作します。XBRLデータ対応機能を利用して帳票を出力するためには、「Java動作環境設定ファイル」を環境に合わせて編集する必要があります。
Java動作環境設定ファイルは、次のファイルです。
[Java動作環境設定ファイル]
Windows版 : [List Creatorインストール先]\plugins\dsjvm.conf
Solaris版 : /opt/FJSVoast/plugins/dsjvm.conf
ポイント
帳票の出力にはコマンド、Javaインタフェース、.NETインタフェース、COBOLインタフェースがありますが、どのインタフェースをご利用になる場合でも、Java動作環境設定ファイルの編集を行う必要があります。
注意
帳票出力サーバのJava動作環境設定ファイルを編集します。
運用形態がリモート帳票出力型やコネクタ連携型の場合、帳票出力サーバではなくアプリケーションサーバのJava動作環境設定ファイルを編集します。運用形態についての詳細は、オンラインマニュアル“解説編”を参照してください。
[ENCODE]セクションの設定
Java動作環境設定ファイルの文字コードを、以下の4つのいずれかで指定します。Java動作環境設定ファイルを保存する場合は、このセクションで指定した文字コードでファイルを保存してください。
文字コード | 指定に使用する文字列 |
---|---|
Shift-JIS | SJIS |
EUC S90 | S90 |
EUC U90 | U90 |
UTF-8 | UTF8 |
[JAVA_HOME_DIRECTORY]セクションの設定
Java実行環境がインストールされているディレクトリを指定します。
[CLASS_PATH]セクションの設定
以下のjarファイルのフルパスを追加してください。1行に1つのjarファイルのパスを記述します。
[List Creatorインストール先]\classes\f3gbqdsi.jar
[List Creatorインストール先]\plugins\LCDXBRLPlugin\log4j-1.2.13.jar
[Interstage XWandインストール先]\java\lib配下のjarファイルすべて(Interstage XWandのJava版ライブラリ)
/opt/FJSVoast/classes/f3gbqdsi.jar
/opt/FJSVoast/plugins/LCDXBRLPlugin/log4j-1.2.13.jar
/$DIR(*1)/FJSVxwds/lib配下のjarファイルすべて(Interstage XWandのライブラリ)
*1:$DIRはInterstage XWandのインストール時に指定したインストール先です。
[JVM_OPTION]セクションの設定
以下の2種類の設定を修正・追加します。
Java VMのメモリ使用量に関する設定
ログ出力設定ファイルの指定
XBRLデータ連携機能を利用するときに、Java VMが使用するメモリのサイズを設定します。この設定はWindows版・Solaris版とも共通です。
-Xmxオプション : 最大メモリ使用量の指定 -Xmsオプション : 初期メモリ使用量の指定
次のような場合に、Java VMで使用するメモリのサイズを増やす必要があることがあります。
XBRLデータに関連付けされた項目が多数ある帳票を出力する場合
複雑なXBRLタクソノミーを利用した帳票を出力する場合
一度に多量の帳票を出力する場合
以下の1行を追加します。
注意
Windows版、Solaris版にかかわらず、この行に記述するパスは「/」(スラッシュ)を区切り文字として指定してください。
-Dlog4j.configuration=file:/[List Creatorインストール先]/plugins/LCDXBRLPlugin/dsxbrllog4j.properties
-Dlog4j.configuration=file:///opt/FJSVoast/plugins/LCDXBRLPlugin/dsxbrllog4j.properties
例)Java動作環境設定ファイルの設定(Windows環境)
# The Example of Java Environment Configuration [ENCODE] UTF8 [JAVA_HOME_DIRECTORY] C:\Interstage\JDK14 [CLASS_PATH] C:\LISTCREATOR\classes\f3gbqdsi.jar C:\LISTCREATOR\plugins\LCDXBRLPlugin\log4j-1.2.13.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\formulaproc-ea.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\frtaproc.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xbrlproc.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmllink.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmlpro.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmlschema.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmlschemac.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmltrans.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmltransx.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xwand.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xwand-common.jar C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xwandschema.jar [JVM_OPTION] -server -Xmx512m -Xms128m -Dlog4j.configuration=file:/C:/ListCREATOR/plugins/LCDXBRLPlugin/dsxbrllog4j.properties