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Interstage List Creator V10.4.0 XBRLデータ対応機能編
FUJITSU Software

4.1.1 Java動作環境設定ファイルの設定

XBRLデータ対応機能を利用して帳票を出力する機能は、Java環境上で動作します。XBRLデータ対応機能を利用して帳票を出力するためには、「Java動作環境設定ファイル」を環境に合わせて編集する必要があります。


Java動作環境設定ファイルは、次のファイルです。

[Java動作環境設定ファイル]

Windows版 : [List Creatorインストール先]\plugins\dsjvm.conf

Solaris版 : /opt/FJSVoast/plugins/dsjvm.conf

ポイント

帳票の出力にはコマンド、Javaインタフェース、.NETインタフェース、COBOLインタフェースがありますが、どのインタフェースをご利用になる場合でも、Java動作環境設定ファイルの編集を行う必要があります。

注意

  • 帳票出力サーバのJava動作環境設定ファイルを編集します。

  • 運用形態がリモート帳票出力型やコネクタ連携型の場合、帳票出力サーバではなくアプリケーションサーバのJava動作環境設定ファイルを編集します。運用形態についての詳細は、オンラインマニュアル“解説編”を参照してください。

[ENCODE]セクションの設定

Java動作環境設定ファイルの文字コードを、以下の4つのいずれかで指定します。Java動作環境設定ファイルを保存する場合は、このセクションで指定した文字コードでファイルを保存してください。

文字コード

指定に使用する文字列

Shift-JIS

SJIS

EUC S90

S90

EUC U90

U90

UTF-8

UTF8

[JAVA_HOME_DIRECTORY]セクションの設定

Java実行環境がインストールされているディレクトリを指定します。

[CLASS_PATH]セクションの設定

以下のjarファイルのフルパスを追加してください。1行に1つのjarファイルのパスを記述します。

【Windows版での設定】
  • [List Creatorインストール先]\classes\f3gbqdsi.jar

  • [List Creatorインストール先]\plugins\LCDXBRLPlugin\log4j-1.2.13.jar

  • [Interstage XWandインストール先]\java\lib配下のjarファイルすべて(Interstage XWandのJava版ライブラリ)

【Solaris版での設定】
  • /opt/FJSVoast/classes/f3gbqdsi.jar

  • /opt/FJSVoast/plugins/LCDXBRLPlugin/log4j-1.2.13.jar

  • /$DIR(*1)/FJSVxwds/lib配下のjarファイルすべて(Interstage XWandのライブラリ)

    *1:$DIRはInterstage XWandのインストール時に指定したインストール先です。

[JVM_OPTION]セクションの設定

以下の2種類の設定を修正・追加します。

Java VMのメモリ使用量に関する設定

XBRLデータ連携機能を利用するときに、Java VMが使用するメモリのサイズを設定します。この設定はWindows版・Solaris版とも共通です。

    -Xmxオプション : 最大メモリ使用量の指定
    -Xmsオプション : 初期メモリ使用量の指定

次のような場合に、Java VMで使用するメモリのサイズを増やす必要があることがあります。

  • XBRLデータに関連付けされた項目が多数ある帳票を出力する場合

  • 複雑なXBRLタクソノミーを利用した帳票を出力する場合

  • 一度に多量の帳票を出力する場合

ログ出力設定ファイルの指定

以下の1行を追加します。

注意

Windows版、Solaris版にかかわらず、この行に記述するパスは「/」(スラッシュ)を区切り文字として指定してください。

【Windows版での設定】

-Dlog4j.configuration=file:/[List Creatorインストール先]/plugins/LCDXBRLPlugin/dsxbrllog4j.properties

【Solaris版での設定】

-Dlog4j.configuration=file:///opt/FJSVoast/plugins/LCDXBRLPlugin/dsxbrllog4j.properties

例)Java動作環境設定ファイルの設定(Windows環境)

# The Example of Java Environment Configuration
[ENCODE]
UTF8

[JAVA_HOME_DIRECTORY]
C:\Interstage\JDK14

[CLASS_PATH]
C:\LISTCREATOR\classes\f3gbqdsi.jar
C:\LISTCREATOR\plugins\LCDXBRLPlugin\log4j-1.2.13.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\formulaproc-ea.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\frtaproc.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xbrlproc.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmllink.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmlpro.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmlschema.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmlschemac.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmltrans.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xmltransx.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xwand.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xwand-common.jar
C:\Program Files\ISXWand\XWand-dev\java\lib\xwandschema.jar

[JVM_OPTION]
-server
-Xmx512m
-Xms128m
-Dlog4j.configuration=file:/C:/ListCREATOR/plugins/LCDXBRLPlugin/dsxbrllog4j.properties