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Interstage List Creator V10.4.0 帳票Webサービス機能編
FUJITSU Software

3.1 IISでASP.NETを使用可能にするセットアップ

帳票Webサービスの動作には、インターネット インフォメーション サービス (IIS)にて、ASP.NETを使用可能である必要があります。ASP.NETを使用可能とするためには、以下の手順を実行してください。

aspnet_regiisコマンドの実行】

ポイント

本項目は、Windows Server 2003で動作するIIS 6.0のみ対象となります。

  1. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動し、管理者権限を持つアカウントでログオンしてください。

  2. 帳票Webサービスが動作するサーバで、[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、[名前]に以下のとおり入力して、[OK]ボタンをクリックします。

    • 【Windows版】の場合
      %SYSTEMROOT%\Microsoft.NET\Framework

    • 【Windows(x64)版】の場合
      %SYSTEMROOT%¥Microsoft.NET¥Framework64

  3. 表示されるエクスプローラの中からVersion 2.0用のフォルダ「v2.0.NNNNN」(注)を開きます。このフォルダ内のaspnet_regiis.exeを表示してください。

    注:.NET Framework 2.0、3.0、または3.5を使用し、v2.0で始まるフォルダが複数ある場合は、NNNNNが一番大きな値のフォルダを開きます。(例:v2.0.50727)

  4. エクスプローラを開いたまま、[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、[名前]に“cmd.exe”と入力して、[OK]ボタンをクリックします。すると、コマンドプロンプトのウィンドウが表示されます。

  5. 項番3で表示したaspnet_regiis.exeをエクスプローラで選択し、それを項番4で表示したコマンドプロンプトのウィンドウにドラッグ&ドロップします。すると、aspnet_regiis.exeの絶対パス名がコマンドプロンプトに貼り付けられます。

  6. 項番5でコマンドプロンプトに貼り付けたaspnet_regiis.exeの絶対パス名の末尾に、半角空白を一文字挿入し、その後に“/i”と入力してから改行キーを押し、aspnet_regiis.exeを実行します。

  7. aspnet_regiis.exeの実行が正常に終了することを確認してください(ASP.NETのインストールが完了した旨のメッセージが画面に表示されれば、正常終了しています)。

  8. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動してください。


IISのWebサービス拡張でASP.NETの状態を「許可」に設定する】

ポイント

本項目は、Windows Server 2003で動作するIIS 6.0のみ対象となります。

  1. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動し、管理者権限を持つアカウントでログオンしてください。

  2. 帳票Webサービスが動作するサーバで、[スタート]-[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を選択し、インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャを起動します。

  3. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]の左の画面で、[インターネット インフォメーション サービス]>[<サーバ名> (ローカル コンピュータ)](注)と展開し、[Webサービス拡張]を選択します。

    注:<サーバ名>は、帳票Webサービスが動作するサーバ名です。

  4. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]の右の画面に、Webサービス拡張の一覧が表示されます。この一覧にある [ASP.NET V2.0.NNNNN](注)の状態を[許可]に設定します。

    注:.NET Framework 2.0、3.0、または3.5を使用している場合は、NNNNNには5桁の数字が表示されます。

    ポイント

    Webサービス拡張の一覧に [ASP.NET V2.0.NNNNN]が存在しない場合は、前項で説明したaspnet_regiisコマンドが正常に実行されていない可能性があります。この場合は、aspnet_regiisコマンドを再度実行してください。

  5. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]画面を閉じます。

  6. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動してください。


IISの設定でASP.NETの状態を「許可」に設定する】

ポイント

本項目は、Windows Server 2008で動作するIIS 7.0、Windows Server 2008 R2で動作するIIS 7.5、Windows Server 2012で動作するIIS 8.0、およびWindows Server 2012 R2で動作するIIS 8.5が対象となります。

  1. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動し、管理者権限を持つアカウントでログオンしてください。

  2. 帳票Webサービスが動作するサーバで、インターネットインフォメーション サービス (IIS) マネージャを起動します。

    Windows Server 2008の場合は、[スタート]-[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を選択してください。

    Windows Server 2012の場合は、[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]または[すべてのアプリ]-[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を選択してください。

  3. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]の左の[接続]画面にWebサーバの一覧が表示されます。この画面で、帳票Webサービスが動作するコンピュータ名を持つサーバを選択してください。

  4. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]の中央画面に、前項で選択したサーバの[ホーム]が表示されます。中央画面の最下部にビューの選択ボタンがありますので、[機能ビュー]をクリックして選択してください。次に、[ホーム]画面に存在する機能アイコンから、[ISAPIおよびCGIの制限]を選び、マウスを右ボタンクリックして[機能を開く]を実行してください。

  5. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]の中央画面に、[ISAPIおよびCGIの制限]画面が表示されます。中央画面の最下部にビューの選択ボタンがありますので、[機能ビュー]をクリックして選択してください。すると、Webサーバ上で実行できるISAPIおよびCGI拡張の一覧が表示されますので、[説明]列に”ASP.NET”と書かれた列を確認します。もし、[制限]列の内容が”許可”以外の場合は、その”ASP.NET”と書かれた列を選択し、マウスを右ボタンクリックして、[許可]を実行してください。”ASP.NET”と書かれた列が複数行存在する場合は、全ての行に対して[許可]を実行してください。

  6. [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]画面を閉じます。

  7. 帳票Webサービスが動作するサーバを再起動してください。