V9.0.1以前のPDF手元非表示印刷を行うための、環境設定の概要について説明します。
PDF手元非表示印刷は、WebブラウザがWebサーバからダウンロードしたPDFファイルを、ファイル名の拡張子(MIMEタイプ)に基づき、印刷方法に対応した方法で、Adobe Readerを起動することによって実行されます。これを実現させるためには、WebサーバとWebクライアントに環境設定する必要があります。
Webサーバ、およびWebクライアントに設定する項目は、以下のとおりです。
Webサーバ
ファイルの拡張子と、対応するMIMEタイプの関連付けの定義
Webクライアント
ファイルの拡張子に対応する、拡張子のファイルを開くときのコマンドライン定義
環境設定の詳細については、以下を参照してください。
⇒ “C.2.2 Webサーバの環境設定”
⇒ “C.2.4 Webクライアントの環境設定”
なお、これらの節では、以下を前提として説明しています。
ファイルの拡張子
印刷方法と、対応するPDFファイル名の拡張子の対応が以下であるとします。
印刷方法 | 拡張子 |
---|---|
サイレント印刷 | .pd1 |
プリンタ選択ダイアログ表示印刷 | .pd2 |
注意
ファイル名の拡張子については、ここで説明した値をそのまま使用してください。
すでにシステムでこれらの拡張子が使用されている場合のみ、変更してください。
環境設定ツールを使用して、Webクライアントの環境設定を行う場合の詳細については、以下を参照してください。
⇒ “C.2.3 V9.0.1以前のPDF手元非表示印刷クライアント環境設定ツール”
Webクライアントの環境設定方法は、クライアントのオペレーティングシステムによって異なります。
オペレーティングシステム | V9.0.1以前のPDF手元非表示印刷クライアント環境設定ツール | Webクライアントの環境設定手順 |
---|---|---|
Windows Server 2003 | ○ | ○ |
Windows Vista | ○ | × |
Windows Server 2008 | ○ | × |
○:対応
×:未対応