Systemwalker Centric Managerのスタートアップアカウントを変更する場合の手順について説明します。
4. Systemwalker Centric Manager内部で保持しているセキュリティ情報、スタートアップアカウント情報を変更する |
5.運用環境保守ウィザードを実行する |
運用管理サーバで、かつ、以下の条件に該当する場合は、7.の手順を行う必要があります。
性能監視機能を使用しており、性能情報出力で使用するFTPアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合
監査ログ分析機能を使用しており、集計レポート出力で使用するInterstage Navigatorの認証ユーザにスタートアップアカウントを設定している場合
1. Systemwalker Centric Managerのサービスを停止する
以下のコマンドによりSystemwalker Centric Managerのすべてのサービスを停止します。
pcentricmgr
注意
Systemwalker Centric Managerのサービスを停止する場合の注意事項
Systemwalker Operation Managerと共存する環境では、Systemwalker Operation Managerのサービスも停止してください。
2. スタートアップアカウントの名前を変更する
OSのユーザパスワード変更機能を使用して、スタートアップアカウントのユーザ名を変更します。
ユーザ名変更ではなく、変更前のユーザを残し、新規に作成したユーザをスタートアップアカウントとして指定したい場合は、以下の条件を満たすユーザを作成する必要があります。
ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属していること
無期限パスワードが設定されていること
空白を含まない名前、パスワードであること
以下の特権が付加されていること
サービスとしてログオン
オペレーティングシステムの一部として機能
プロセスのメモリ クォータの増加
プロセスレベルトークンの置き換え
運用管理サーバをインストールする場合には、Event Log Readers権限が付加されていることを確認してください。
3. Systemwalker Centric Managerのサービスのスタートアップアカウントを変更する
[コントロールパネル]または[管理ツール]の[サービス]を起動し、Systemwalker Centric Managerのサービスについて、サービスのログオンアカウントに、スタートアップアカウントが設定されているかどうかを確認します。
スタートアップアカウントが設定されていない場合
何もしません。
スタートアップアカウントが設定されている場合
“アカウント”に変更後のアカウント名を入力し、“パスワード”および“パスワードの確認入力”に変更後のパスワードを入力します。
注意
ドメインコントローラ上のアカウントを使用した運用を行う場合、サービス「Systemwalker ACL Manager」のログオンアカウントは、以下の条件を満たすもの、またはローカルシステムアカウント(Local System)を設定してください。
“2.スタートアップアカウントの名前を変更する”に記載されている条件を満たしていること
ドメインコントローラのAdministrator、またはDomain Adminsグループに所属していること
ローカルシステムアカウントで起動されたプロセスを監視する場合は、サービス「Systemwalker Mpapagt」のログオンアカウントは、必ずローカルシステムアカウント(Local System)を設定してください。
4. Systemwalker Centric Manager内部で保持しているセキュリティ情報、スタートアップアカウント情報を変更する
運用管理サーバの場合は、Systemwalker Centric Manager内部で保持しているセキュリティ情報、スタートアップアカウント情報を変更します。
dmcvtuserコマンドを実行して、セキュリティ情報を変更します。
dmcvtuser -o 変更前のユーザ名 -n 変更後のユーザ名
dmcvtuser(Systemwalker Centric Managerのセキュリティ情報変更コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
変更前のスタートアップアカウント名がsystemwalker、変更後のスタートアップアカウント名がnewuserの場合
dmcvtuser -o systemwalker -n newuser
dmchgswadminコマンドを実行して、スタートアップアカウント情報を変更します。
dmchgswadmin -u 変更後ユーザ名 -p 変更後のパスワード
dmchgswadmin(アカウント情報変更コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
変更後のスタートアップアカウント名がnewuser、パスワードがpasswordの場合
dmchgswadmin -u newuser -p password
5. 運用環境保守ウィザードを実行する
以下の条件に該当する場合、運用環境保守ウィザードを実行します。
運用管理サーバである。かつ、フレームワークデータベースが未作成である
6. Systemwalker Centric Managerのサービスを起動する
以下のコマンドによりSystemwalker Centric Managerのサービスを起動します。
scentricmgr
注意
Systemwalker Centric Managerのサービスを起動する場合の注意事項
Systemwalker Operation Managerと共存する環境では、Systemwalker Operation Managerのサービスも起動してください。
7. Systemwalkerで保持しているアカウントを変更する
Systemwalkerで保持しているアカウントは、以下の手順で変更します。
性能監視で使用しているFTPアカウントを変更する
性能監視機能を使用しており、性能情報出力で使用するFTPアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合は、以下の手順でアカウント情報を変更します。
運用管理サーバまたは運用管理クライアントの[Systemwalkerコンソール]で、[操作]メニューから[ユーザ登録メニュー]-[性能情報の出力]を選択します。
[性能情報出力]ダイアログボックスで、[FTP環境設定]ボタンをクリックします。
[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで、ユーザ名を変更後のユーザ名、FTPユーザアカウントのパスワード、および確認パスワードを変更後のパスワードにします。
性能情報出力の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
監査ログ分析機能で使用しているInterstage Navigatorの認証ユーザのパスワードを変更する
監査ログ分析機能を使用しており、集計レポート出力で使用するInterstage Navigatorの認証ユーザにスタートアップアカウントを設定している場合は、mpatacnvtdef(正規化ログ格納先定義コマンド) を使用してパスワード情報を変更します。
mpatacnvtdef(正規化ログ格納先定義コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。