性能情報の算出式の変更について
Systemwalker Centric Manager V12.0L10/12.0以降のマネージャで作成したポリシーをエージェントに配付した場合、ネットワーク性能情報、およびサーバ性能情報の計算式が以下のように変更になります。
エラーパケット率
エラーパケット率 =
( ifInErrors + ifOutErrors ) /
( ifInUcastPkts + ifInNUcastPkts + ifOutUcastPkts + ifOutNUcastPkts) × 100
エラーパケット率 =
( ifInErrors + ifOutErrors ) /
( ifInUcastPkts + ifInNUcastPkts + ifOutUcastPkts + fOutNUcastPkts + ifInDiscards + ifInUnknownProtos + ifInErrors) × 100
破棄パケット率
破棄パケット率 =
( ifInDiscards + ifOutDiscards ) /
( ifInUcastPkts + ifInNUcastPkts + ifOutUcastPkts + ifOutNUcastPkts ) × 100
破棄パケット率 =
( ifInDiscards + ifOutDiscards ) /
( ifInUcastPkts + ifInNUcastPkts + ifOutUcastPkts + ifOutNUcastPkts + ifInDiscards + ifInUnknownProtos + ifInErrors) × 100
実メモリ空き容量
Systemwalker Centric Manager V12.0L10/12.0以降のマネージャで作成したポリシーを配付したLinuxエージェントの場合のみ、計算式が変更となります。
実メモリ空き容量 = free [Mem:free]
実メモリ空き容量 = free [Mem:free + Mem:buffers + Mem:cached]
実メモリ使用率
Systemwalker Centric Manager V12.0L10/12.0以降のマネージャで作成したポリシーを配付したLinuxエージェントの場合のみ、計算式が変更となります。
実メモリ使用率 = free [Mem:used] / free [Mem:total] × 100
実メモリ使用率 = ( free [Mem:used - Mem:buffers - Mem:cached] ) / free [Mem:total] × 100
ディスクビジー率【Windows版】
(100%との差を計算した値を「ディスクビジー率」とします。)
パフォーマンスカウンタの以下の値を参照します。
オブジェクト名: PhysicalDisk
カウンタ名 : % Disk Time
パフォーマンスカウンタの以下の値を参照し算出します。
オブジェクト名: PhysicalDisk
カウンタ名 : % Idle Time
性能情報の算出式の変更により、算出される性能値がSystemwalker Centric Manager V11.0L10/11.0以前とは異なってくるため、以下の影響が考えられます。
取得される性能値の変化
計算式の変更に伴い取得される性能値が変化するため、次の画面で表示される値が変わる可能性があります。
ノード中心マップ、ペアノード経路マップ、ノード詳細表示、ヒストリ表示
しきい値の見直し
取得される性能値の変化に伴い、しきい値超えのイベントメッセージが通知されなくなる可能性があります。
必要に応じて、しきい値設定の見直しを行ってください。