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Systemwalker Centric Manager リリース情報
FUJITSU Software

3.6.9 稼働監視についての非互換項目

サービス稼働監視によるHTTPSサービスの監視について

Systemwalker Centric Manager V11.0L10/11.0以前からの移行を行うと、サービス稼働監視によるHTTPSサービスの監視を行うときの、サーバ認証/クライアント認証のための証明書、およびCA証明書が不要となります。

サービス稼働監視によるHTTP/HTTPSサービスの監視について

Systemwalker Centric Manager V11.0L10/11.0以前からの移行を行う場合、サービス稼働監視によるHTTP/HTTPSサービスの監視を行うときの、稼働状態を判定する条件として、監視対象サービスからの応答に含まれるHTTPステータスコードが200の場合に加え、200番台、300番台も稼働状態と判定します。

SNMPトラップ受信時の文字列データの変更について

MIB拡張操作にて、すでに登録済みのMIBの名前が別のオブジェクトIDで定義されている拡張MIBファイルを登録した場合、SNMPトラップ受信時のデータに対する文字列が変更される場合があります。

例)

[前提条件]

  1. MIB拡張操作により、“application”というMIB名に対するオブジェクトIDの定義が以下のように複数存在する。

    "1.3.6.1.2.1.27"      ・・・(1)
    "1.3.6.1.4.1.211.4"   ・・・(2)
  2. 拡張MIBファイルに"fujitsu"という名前のオブジェクトIDの定義が存在し、上記(2)の上位階層に存在する

    "1.3.6.1.4.1.211"

上記条件a)、b)に該当する場合、"1.3.6.1.4.1.211.4.19.3"というデータが含まれるSNMPトラップを受信したときの文字列が、V11.0L10/11.0以前とV12.0L10/12.0以降で以下のように異なります。

V/L

文字列

V11.0L10/11.0以前

"application.19.3"または"fujitsu.4.19.3"のどちらかに変換される。

V12.0L10/12.0以降

"fujitsu.4.19.3"に統一されて変換される。

このように、SNMPトラップのデータに対する文字列を使ってイベント監視の条件を定義している場合は、設定の見直しを行ってください。

また、ネットワーク管理のAPIにおける以下の関数の処理結果が、前述の例と同様に異なる場合があります。

上記関数を使用してアプリケーションを作成している場合は、運用上の問題がないか見直しを行ってください。