オンラインやバッチの業務の運用について説明します。
バッチ実行基盤では、バッチシステム利用グループに所属するユーザを運用者と呼びます。
運用者(オペレーター)は、ジョブの投入/操作を行い、バッチ実行基盤を使用したバッチ業務を運用します。
バッチ実行基盤が扱うジョブには、以下の種類が存在します。
スケジュールジョブ
デマンドジョブ
バッチ業務の日常的な運用には、上記ジョブに対して以下の操作があります。
ジョブの実行
ジョブの状態確認
ジョブの実行結果確認
ジョブの操作
参照
ジョブの種類および、ジョブに対しての各操作の詳細は、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチ業務の運用”を参照してください。
バッチ実行基盤(Java)では、以下のユーザで運用を行うことができます。
システム管理者(スーパーユーザ)
Interstage運用グループに所属するユーザ
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)
運用者は、フローの実行/操作を行い、バッチ実行基盤(Java)を使用したバッチ業務を運用します。
バッチ実行基盤(Java)を適用する業務モデルは、以下の2つのパターンです。
一括処理型
オンデマンド型
バッチ業務の日常的な運用には、フローに対して以下の操作があります。
フローの実行/再実行
フローの実行結果確認
フローの操作(キャンセル、削除)
参照
フローに対しての各操作の詳細は、“Interstage Job Workload Server バッチ実行基盤(Java)”の“運用・保守”を参照してください。
非同期アプリケーション連携実行基盤の運用について説明します。
apfwctrlflowコマンド、またはInterstage管理コンソールを使用してフローの閉塞、閉塞解除操作を行うことが可能です。
参照
操作の詳細は“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“フローの閉塞、閉塞解除”を参照してください。
業務を一時停止するためのイベントチャネルの閉塞方法、および業務の一時停止状態を解除するためのイベントチャネルの閉塞解除を行うことが可能です。
参照
イベントチャネルの閉塞、閉塞解除操作の詳細は、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“業務の一時停止、停止解除”を参照してください。
注意
上記マニュアルでは、自動閉塞機能を有効とする方法としてイベントサービス全体への設定方法が説明されていますが、イベントサービス全体には設定を行わず、非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するイベントチャネルにのみ、個別に設定するようにしてください。
設定方法については、以下の“事前準備”を参照してください。
事前準備
イベントチャネルの閉塞・閉塞解除をするためには、イベントチャネルが閉塞機能を利用するように設定されている必要があります。
閉塞機能利用のための設定は、イベントサービス全体に設定する方法と、個別のイベントチャネルに設定する方法があります。
また、閉塞機能利用の指定には、以下の3種類あります。
閉塞機能を使用しない
閉塞機能を有効にする
閉塞機能、および自動閉塞機能を有効にする
自動閉塞機能を有効とする場合には、イベントサービス全体には設定を行わず、非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するイベントチャネルにのみ、個別に設定するようにしてください。
閉塞機能利用のための設定は、Interstage管理コンソール、またはコマンドで行うことができます。どちらで設定した場合も、イベントチャネルを再起動することで設定が有効となります。
Interstage管理コンソールで設定する場合
[Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JMS] > [イベントチャネル] > [状態]タブ画面で設定を行うチャネル名を選択します。[環境設定]タブ画面の、[閉塞運用モード]で、“運用操作による閉塞運用を有効にし、自動閉塞運用を無効とする”、または“運用操作および自動閉塞運用を有効とする”を選択します。
参照
Interstage管理コンソールの詳細は、“Interstage Application Server Interstage管理コンソール ヘルプ”を参照してください。
コマンドで設定する場合
essetcnfchnlコマンドの-sオプション指定で設定を変更します。
閉塞機能を利用するには、-blockadeオプションで1、または2を指定します。
以下に、essetcnfchnlコマンドの実行例を示します。
essetcnfchnl -g group -s -blockade 1 -threshold 0 -safety 0 |
参照
essetcnfchnlコマンドの詳細は、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。