すべての配備資材を、対象のジョブの実行環境内のバッチワークユニットに配備します。
アプリケーションの配備方法について、新規配備の場合と、再配備の場合に分けて説明します。
バッチワークユニットの配備物格納ディレクトリへ、アプリケーションを新規配備した場合のイメージを以下の図に示します。
バッチアプリケーションの配備は、apfwdeployコマンドで行います。
新規配備時のapfwdeployコマンドの形式を以下に示します。
apfwdeploy -f アプリケーション配備定義ファイル名 |
参照
apfwdeployコマンドの詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
「アプリケーション配備定義ファイル名」には、アプリケーション配備定義ファイルのファイル名を絶対パスまたは相対パスで指定します。
ポイント
バッチワークユニットに配備した配備資材と、アプリケーション配備定義ファイルは、配備完了後、必ず退避してください。
再配備時や、バッチワークユニットに配備した資材の復元時に使用します。
退避方法は、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチサーバ環境資源の退避”を参照してください。
参考
配備先の「配備物格納ディレクトリ」は、以下のディレクトリ配下に存在します。配備時にディスクのエラーが発生する場合、以下のディレクトリが存在するディスクを確認してください。
/var/opt/ |
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ |
バッチワークユニットの配備物格納ディレクトリへ、アプリケーションを再配備した場合のイメージを以下の図に示します。
再配備では、新規配備時に使用したアプリケーション配備定義ファイルに指定されている配備元ディレクトリと、バッチワークユニットの配備物格納ディレクトリを比較し、差異のある資材に対して、追加、更新、削除を行います。
バッチアプリケーションの再配備は、apfwdeployコマンドで行います。
再配備時のapfwdeployコマンドの形式を以下に示します。
apfwdeploy -o -n ワークユニット名 -a ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名 |
参照
apfwdeployコマンドの詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
再配備するためには必ず“-oオプション”を指定してください。
ワークユニット名は、“ジョブキュー名_CWU”です。
ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名は、“ジョブキュー名_CSTEPdest”です。
ジョブキュー名に英大文字を利用している場合は、ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名のジョブキュー名にあたる部分については、英小文字で指定してください。
例えば、ジョブキュー名が“JOBQ001”の場合、“jobq001_CSTEPdest”のように指定します。
ポイント
バッチワークユニットに配備した配備資材と、アプリケーション配備定義ファイルは、配備完了後、必ず退避してください。
再配備時や、バッチワークユニットに配備した資材の復元時に使用します。退避方法は、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチサーバ環境資源の退避”を参照してください。
参考
配備先の「配備物格納ディレクトリ」は、以下のディレクトリ配下に存在します。配備時にディスクのエラーが発生する場合、以下のディレクトリが存在するディスクを確認してください。
/var/opt/ |
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ |
配備の確認を行います。
配備したアプリケーション情報の一覧を表示して配備の確認を行います。
配備したアプリケーション情報の一覧を表示する、apfwinfoappコマンドを以下に示します。
apfwinfoapp |
参照
apfwinfoappコマンドの詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
apfwinfoappコマンドを実行すると、以下のように配備したアプリケーション情報の一覧が表示されます。
wuname : jobq001_CWU businessname : jobq001_CSTEPdest status : complete ------------------------- wuname : jobq002_CWU businessname : jobq002_CSTEPdest status : failure |
“status”が"failure”となっている場合には、アプリケーションの配備が正常に完了していない可能性があります。
配備時に出力されたエラーメッセージの対処を実施後、再配備を実施してください。