アプリケーション配備定義ファイルは、新規配備するバッチアプリケーションのライブラリ、および各種定義ファイルの、配置場所などを指定するファイルです。
本ファイルは、バッチアプリケーションの新規配備で、apfwdeployコマンドの入力ファイルとなります。
注意
再配備の場合、アプリケーション配備定義ファイルの作成は不要です。
■アプリケーション配備定義ファイルの作成方法
アプリケーション配備定義ファイルは、配備するバッチワークユニット単位で、任意のディレクトリ配下に任意のファイル名で作成します。
アプリケーション配備定義ファイルは、テキストエディタを使用して作成します。
■アプリケーション配備定義ファイルの形式
アプリケーション配備定義ファイルの形式は以下のとおりです。
例
WU_NAME=jobq001_CWU BUSINESS_NAME=jobq001_CSTEPdest LIB_SYSTEM_COPY=YES DEF_PATH=/myapp/Def PRELOAD_LIB_PATH=/myapp/Preload DYNAMICLOAD_LIB_PATH=/myapp/Dynload |
WU_NAME=jobq001_CWU BUSINESS_NAME=jobq001_CSTEPdest LIB_SYSTEM_COPY=YES DEF_PATH=d:\myapp\Def PRELOAD_LIB_PATH=d:\myapp\Preload DYNAMICLOAD_LIB_PATH=d:\myapp\Dynload |
各プロパティの詳細について以下に説明します。
プロパティ名 | 定義項目 | 説明 | 必須(*4) |
---|---|---|---|
WU_NAME | ワークユニット名 | バッチアプリケーションを配備するバッチワークユニットのワークユニット名を指定します。 | ○ |
BUSINESS_NAME | ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名 | ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名を指定します。 | ○ |
LIB_SYSTEM_COPY | ライブラリの配備物格納ディレクトリへのコピー | バッチアプリケーションを配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。 必ずYESを指定します。 | ○ |
DEF_PATH | 定義ファイルの格納パス | 各種定義ファイル(アプリケーションインタフェース定義ファイル、アプリケーション呼出し定義ファイル、およびアプリケーション連携実行基盤定義ファイル)の格納パスを絶対パスで指定します。 | ○ |
PRELOAD_LIB_PATH | プレロードライブラリの格納パス | プレロードライブラリを配置したパスを絶対パスで指定します。 | - |
DYNAMICLOAD_LIB_PATH | ダイナミックロードライブラリの格納パス | ダイナミックロードライブラリを配置したパスを絶対パスで指定します。 | - |
# | コメント | コメントを記述する場合に使用します。 | - |
○:必須、-:省略可
*1:セットアップコマンドで作成するバッチワークユニットのワークユニット名は、“ジョブキュー名_CWU”です。
*2:セットアップコマンドで作成するジョブステップ用イベントチャネルのDestination名は、“ジョブキュー名_CSTEPdest”です。
ジョブキュー名に英大文字を利用している場合は、ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名のジョブキュー名にあたる部分については、英小文字で指定してください。
例えば、ジョブキュー名が“JOBQ001”の場合、“jobq001_CSTEPdest”のように指定します。
*3:必ず”PRELOAD_LIB_PATH”または”DYNAMICLOAD_LIB_PATH”のどちらかのプロパティを指定してください。両方を省略した場合、エラーとなり配備できません。
*4:各プロパティ名は1つずつ定義してください。複数定義された場合、後に定義された値が有効になります。
注意
”PRELOAD_LIB_PATH”または”DYNAMICLOAD_LIB_PATH”のどちらかのプロパティを省略した場合、省略した方のライブラリは、再配備時には追加することができません。
例えば、”DYNAMICLOAD_LIB_PATH”を省略した場合、再配備時にダイナミックロードライブラリを追加することはできません。
その場合には、“9.10.1 バッチワークユニットのアプリケーションの配備解除”を行い、新規配備を行ってください。