ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

18.2.3 FCB/LPCIを作成して登録

FCB/LPCIを作成して、リスト管理サーバに登録することができます。運用形態に関わらず行うことができます。

FCB/LPCIは、テキストエディタを使用して、以下の記述形式に従って作成します。FCB/LPCIには、管理者に対して読み込み権が必要です。

FCB/LPCIとして設定できる項目

FCB/LPCIとして設定できる項目には、以下のものがあります。

lpi

作成するFCBモジュールの行間隔の単位(1/7200インチ)によって間隔の長さを指定します。用紙の先頭から順に任意の行数分指定します。なお、パラメタの記述順序は固定です。

「lpi」の指定は、必須です。

記述形式

キーワード

パラメタ

lpi

行間隔  行数

パラメタの説明
行間隔

用紙の1行を構成する行間隔を、行間の単位(1/7200インチ)によって間隔の長さを指定します。

行数

行間隔で適用される行の数を指定します。行数は省略できません。

備考

本項目が1行も指定されなかったときは、用紙の各行はすべて1200の行間隔(6LPI)が指定されたものとして扱われます。


print

ページ内の印刷開始行位置と用紙の長さを指定します。

省略した場合は、印刷開始行位置が4行目、用紙の長さが79200(11インチ)となります。

なお、パラメタの記述順序は固定です。

記述形式

キーワード

パラメタ

print

印刷開始行位置  用紙の長さ

パラメタの説明
印刷開始行位置

ページ内の印刷開始行位置を指定します(省略値:4)。

用紙の長さ

1論理ページ(FCBで構成しているページ)の縦の長さを単位(1/7200インチ)で指定します(省略値:79200)。


channel

ページ内のチャネル・スキップの位置を指定します。

記述形式

キーワード

パラメタ

channel

チャネル番号  行数

パラメタの説明
チャネル番号

チャネル番号1~12までを指定します。なお、同一行に複数のチャネル番号を指定することはできません。

行数

チャネル番号を指定したい用紙の先頭からの行数を指定します。


FCBの例

一般的なテキストFCBの例
定義内容

チャネル位置1を4行目に設定します。

行間隔を1/6インチ(1200/7200インチ)とし、1~66行まで取ります。

印刷開始位置を4行目に設定し、11インチ(79200/7200インチ)の用紙長です。

テキストFCB
#
# FCB                                          2006.08.03 
#
channel        1 4
lpi            1200 66
print          4 79200
↑
キーワードは、必ず1カラム目から開始してください。

チャネル位置(垂直タブ)を複数設定したテキストFCBの例
定義内容

チャネル位置1を4行目に設定します。

チャネル位置2を7行目に設定します。

チャネル位置9を48行目に設定します。

行間隔を1/6インチ(1200/7200インチ)とし、1~66行目まで取ります。

チャネル位置12を66行目に設定します。

印刷開始位置を4行目に設定し、11インチ(79200/7200インチ)の用紙長です。

テキストFCB
#
# FCB                                          2006.08.03 
#
channel        1 4
channel        2 7
channel        9 48
lpi            1200 66
channel        12 66
print          4 79200
↑
キーワードは、必ず1カラム目から開始してください。

行間隔を途中変更するテキストFCBの例
定義内容

チャネル位置1を4行目に設定します。

行間隔を1/8インチ(900/7200インチ)とし、1~84行目まで取ります。

行間隔を1/6インチ(1200/7200インチ)とし、85~87行目まで取ります。

印刷開始位置を4行目に設定し、11インチ(79200/7200インチ)の用紙長です。

テキストFCB
#
# FCB                                          2006.08.03 
#
channel        1 4
lpi            900 84
lpi            1200 3
print          4 79200
↑
キーワードは、必ず1カラム目から開始してください。