オーバレイとは、帳票の固定フォーマット(枠線、見出し文字、網かけのパターンなど)のことです。
オーバレイの概要については、“解説書”を参照してください。
List Worksでは、扱う帳票によって、以下のオーバレイを利用できます。
オーバレイの形式 | 富士通 | NetCOBOL/MeFt | List Creator | 一般アプリ | 備考 |
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KOL1 | ○ (注1) | × | × | × | |
KOL2 | △ (注2) | ○ | ○ | × | Windows版で、ASP版ListWORKSとの連携時、またはASPの資源の移行時のみ使用できます。 |
KOL5 | ○ (注3) | ○ (注4) | × | ○ |
|
KOL6 | ○ (注3、注5) | ○ | ○ | ○ | オーバレイ文字に、JIS2004を扱うことはできません。 |
○:サポート
△:条件付きでサポート
×:未サポート
Solaris版の場合、OPR用を除きます。
ゴシック体の文字列は明朝体で表示・印刷されます。
リモート印刷で「VSPシリーズにホスト帳票を印刷する」にチェックした場合、ベクトルオーバレイは利用できません。ドットオーバレイ(KOL1)を利用してください。
必ずFORMのFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)を使用してください。
ADJUSTで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)を使用する場合は、FORMのFORMツールで開き、上書き保存してから使用してください。
Windows版およびSolaris版リスト管理サーバに接続する、Windows版/Solaris版V8以前およびLinux版V9のList Worksクライアントでは、利用できません。
Linux版では利用できません。
注意
Linux版でのNetCOBOL/MeFt帳票、またはList Creator帳票使用時の注意事項
オーバレイ内で使用される二重線は、線幅を優先して描画されるため、二重線で表示されない場合があります。リモート印刷時は、実線で出力されます。二重線を使用しないことをお勧めします。
ポイント
富士通ホスト帳票で既存のままではオーバレイが扱えない場合や、ドットオーバレイをベクトルオーバレイに変更して使用したい場合があります。
このとき、以下のようにオーバレイの種類を変更して、オーバレイを作成すると、使用することができます。
OPR用のオーバレイ→ CLP用のオーバレイ
KOL1 → KOL5
KOL5 → KOL1
オーバレイ制御文のオーバレイの種類を指定するオプションを変更して、ADJUSTで再コンパイルすることで、オーバレイの種類を変更することができます。
詳細については、MSPまたはXSPの“ADJUSTのマニュアル”を参照してください。