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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

第15章 List Worksでのオーバレイの扱い

オーバレイとは、帳票の固定フォーマット(枠線、見出し文字、網かけのパターンなど)のことです。

 オーバレイの概要については、“解説書”を参照してください。

List Worksでは、扱う帳票によって、以下のオーバレイを利用できます。

オーバレイの形式

富士通
ホスト帳票

NetCOBOL/MeFt
帳票

List Creator
帳票

一般アプリ
帳票

備考

KOL1

○ (注1)

×

×

×

KOL2

△ (注2)

×

Windows版で、ASP版ListWORKSとの連携時、またはASPの資源の移行時のみ使用できます。

KOL5

○ (注3)

○ (注4)

×

  • FORMでオーバレイパターングループとして作成したグループオーバレイは、扱えません。

  • FORMのFORMツールでオーバレイを作成するときは、FORMのコード変換指定で「ADJUSTを使用する」を選択してください。

    詳細は、FORMのヘルプを参照してください。

KOL6

○ (注3、注5)

オーバレイ文字に、JIS2004を扱うことはできません。

○:サポート
△:条件付きでサポート
×:未サポート

注1:

Solaris版の場合、OPR用を除きます。

注2:

ゴシック体の文字列は明朝体で表示・印刷されます。

注3:

リモート印刷で「VSPシリーズにホスト帳票を印刷する」にチェックした場合、ベクトルオーバレイは利用できません。ドットオーバレイ(KOL1)を利用してください。

注4:

必ずFORMのFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)を使用してください。
ADJUSTで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)を使用する場合は、FORMのFORMツールで開き、上書き保存してから使用してください。

注5:

Windows版およびSolaris版リスト管理サーバに接続する、Windows版/Solaris版V8以前およびLinux版V9のList Worksクライアントでは、利用できません。
Linux版では利用できません。

注意

Linux版でのNetCOBOL/MeFt帳票、またはList Creator帳票使用時の注意事項

オーバレイ内で使用される二重線は、線幅を優先して描画されるため、二重線で表示されない場合があります。リモート印刷時は、実線で出力されます。二重線を使用しないことをお勧めします。

ポイント

富士通ホスト帳票で既存のままではオーバレイが扱えない場合や、ドットオーバレイをベクトルオーバレイに変更して使用したい場合があります。

このとき、以下のようにオーバレイの種類を変更して、オーバレイを作成すると、使用することができます。

  • OPR用のオーバレイ→ CLP用のオーバレイ

  • KOL1 → KOL5

  • KOL5 → KOL1

オーバレイ制御文のオーバレイの種類を指定するオプションを変更して、ADJUSTで再コンパイルすることで、オーバレイの種類を変更することができます。

 詳細については、MSPまたはXSPの“ADJUSTのマニュアル”を参照してください。