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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

10.2 Symfowareの状態確認、接続パスワード設定方法 <Solaris版/Linux版のみ>

Symfowareの接続パスワードは、lvsetenvコマンドで変更することができます。

 lvsetenvコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

ただし、lvsetenvコマンドで接続パスワードを誤って設定した場合など、Symfowareに利用者制限がかかり、接続できない場合があります。以下のようなメッセージが出力されます。

[SymfoWARE ODBC Driver][SymfoWARE Server] JYP1011E 利用者の認証ができません.

この場合、利用者制限の状態を確認し、利用者制限がかかっている場合は新たに接続パスワードを設定することで、利用者制限を解除します。


参考

  • 本作業は、スーパーユーザで行ってください。

  • 本作業を行う前に、Symfowareの環境変数を設定する必要があります。

     環境変数の設定方法については、“セットアップガイド”を参照してください。
  • 本作業におけるコマンド、メッセージ、接続パスワードなどの詳細は、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。


利用者制限の状態の確認

以下の手順で、Symfowareの利用者制限の状態を確認します。


  1. ユーザ名を記述したファイルの作成

    ユーザ名を記述したファイルを作成します。このファイルには、管理者に読み込み権が必要です。このファイルはユーザ情報の表示に使用します。

    記述形式
    USER(ユーザ名)

    ユーザ名は、Symfowareにログインするユーザ名

    使用例
    # cat ./username.txt
    USER(LW)

  2. ユーザ情報の表示

    rdbprtコマンドを使用して、ユーザ情報を表示します。

    記述形式
    rdbprt -m DEF 入力ファイル名

    入力ファイル名は、1.で作成したファイル

    使用例
    # rdbprt -m DEF ./username.txt

    取得したユーザ情報の例を示します。

    # rdbprt -m DEF ./username.txt
    No.1         User name ...... LW
    
    Type              ...... USER
    Manage            ...... DBMS
    Pasword status    ...... LOCK
    Creator           ...... ROOT
    Created date      ...... Fri Jul 18 13:40:07 2008
    Update  date      ...... Thu Jul 24 19:34:09 2008
    Last login date   ...... Fri Jul 25 16:34:09 2008
    Login failed time ...... 6
    
    rdb: INFO: qdg12074i:rdbprtが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=LWDB)

  3. ユーザ情報の確認

    2.で出力された情報で、Pasword statusを確認します。

    NORMAL:利用者制限がかかっていない(問題なし)
    LOCK  :利用者制限がかかっている

接続パスワードの設定

利用者制限を解除するために、新たに接続パスワードを設定します。接続パスワードを覚えている場合は、そのパスワードを設定することで、利用者制限を解除できます。


  1. ファイルの作成

    パスワードを記述したファイルを作成します。このファイルには、管理者に読み込み権が必要です。このファイルはパスワードの設定で使用します。

    記述形式
    ALTER USER ユーザ名 PASSWORD 'パスワード';

    ユーザ名はSymfowareにログインするユーザ名、パスワードは設定する接続パスワード

    使用例
    # cat ./alterUSER.dat
    ALTER USER LW PASSWORD 'LW000002';

  2. パスワードの設定

    rdbddlexコマンドを使用して、パスワードを設定します。

    記述形式
    rdbddlex -d データベース名 ファイル名

    ファイル名は1.で作成したファイル

    使用例
    # rdbddlex -d LWDB ./alterUSER.dat
    rdb: INFO: qdg12228i:ユーザ変更文の実行が正常終了しました (システム名=LWDB)
    rdb: INFO: qdg02200i:rdbddlexが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=LWDB)