Symfowareの接続パスワードは、lvsetenvコマンドで変更することができます。
lvsetenvコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
ただし、lvsetenvコマンドで接続パスワードを誤って設定した場合など、Symfowareに利用者制限がかかり、接続できない場合があります。以下のようなメッセージが出力されます。
[SymfoWARE ODBC Driver][SymfoWARE Server] JYP1011E 利用者の認証ができません.
この場合、利用者制限の状態を確認し、利用者制限がかかっている場合は新たに接続パスワードを設定することで、利用者制限を解除します。
参考
本作業は、スーパーユーザで行ってください。
本作業を行う前に、Symfowareの環境変数を設定する必要があります。
環境変数の設定方法については、“セットアップガイド”を参照してください。
本作業におけるコマンド、メッセージ、接続パスワードなどの詳細は、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。
以下の手順で、Symfowareの利用者制限の状態を確認します。
ユーザ名を記述したファイルの作成
ユーザ名を記述したファイルを作成します。このファイルには、管理者に読み込み権が必要です。このファイルはユーザ情報の表示に使用します。
USER(ユーザ名)
ユーザ名は、Symfowareにログインするユーザ名
# cat ./username.txt USER(LW)
ユーザ情報の表示
rdbprtコマンドを使用して、ユーザ情報を表示します。
rdbprt -m DEF 入力ファイル名
入力ファイル名は、1.で作成したファイル
# rdbprt -m DEF ./username.txt
取得したユーザ情報の例を示します。
# rdbprt -m DEF ./username.txt No.1 User name ...... LW Type ...... USER Manage ...... DBMS Pasword status ...... LOCK Creator ...... ROOT Created date ...... Fri Jul 18 13:40:07 2008 Update date ...... Thu Jul 24 19:34:09 2008 Last login date ...... Fri Jul 25 16:34:09 2008 Login failed time ...... 6 rdb: INFO: qdg12074i:rdbprtが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=LWDB)
ユーザ情報の確認
2.で出力された情報で、Pasword statusを確認します。
NORMAL:利用者制限がかかっていない(問題なし) LOCK :利用者制限がかかっている
利用者制限を解除するために、新たに接続パスワードを設定します。接続パスワードを覚えている場合は、そのパスワードを設定することで、利用者制限を解除できます。
ファイルの作成
パスワードを記述したファイルを作成します。このファイルには、管理者に読み込み権が必要です。このファイルはパスワードの設定で使用します。
ALTER USER ユーザ名 PASSWORD 'パスワード';
ユーザ名はSymfowareにログインするユーザ名、パスワードは設定する接続パスワード
# cat ./alterUSER.dat ALTER USER LW PASSWORD 'LW000002';
パスワードの設定
rdbddlexコマンドを使用して、パスワードを設定します。
rdbddlex -d データベース名 ファイル名
ファイル名は1.で作成したファイル
# rdbddlex -d LWDB ./alterUSER.dat rdb: INFO: qdg12228i:ユーザ変更文の実行が正常終了しました (システム名=LWDB) rdb: INFO: qdg02200i:rdbddlexが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=LWDB)