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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.17.1 リモート印刷の方法の決定

リモート印刷には、2つの方法があります。

A:自動印刷(受信時に印刷フォルダに振り分け)
B:List Worksクライアント(リストナビ)から印刷依頼


以下の方法で、帳票のリモート印刷を利用できます。

帳票の受信時に、印刷フォルダに振り分けて自動印刷

受信フォルダの振り分け先を、印刷フォルダに設定することにより、帳票が印刷フォルダに振り分けられ自動印刷されます。

Windows版の場合、富士通ホスト帳票、NetCOBOL/MeFt帳票、およびList Creator帳票については、帳票情報に印刷フォルダを指定することで、帳票の受信時に印刷フォルダに振り分け、自動印刷することもできます。

Linux版の場合、富士通ホスト帳票は自動印刷できません。


List Worksクライアント(リストナビ)から印刷依頼

リスト管理サーバの保管フォルダ内の帳票を、リストナビから印刷フォルダとして定義されているプリンタを指定して印刷依頼することにより、印刷されます。

 List Worksクライアント(リストナビ)からのリモート印刷の方法については、“操作ガイド List Worksクライアント編”を参照してください。

Linux版の場合、サーバ動作環境ファイルの「REMOTE-PRINT(リモート印刷指定)」に指定して、lvsetenvコマンドで登録します。なお、富士通ホスト帳票は、リモート印刷できません。


自動印刷の設定方法

以下の方法で、自動印刷を行う設定ができます。

受信フォルダに設定

受信フォルダの「振り分け条件の定義」で、印刷フォルダを「振り分け先」に設定します。

 受信フォルダによる振り分け先の設定方法については、“6.3.5 帳票の振り分け条件キーを編集する<Windows版のみ>”を参照してください。

帳票出力時に帳票情報を設定<Windows版のみ>

NetCOBOL/MeFt帳票、List Creator帳票、および富士通ホスト帳票については、帳票出力元で帳票ごとに必要な情報を設定して連携することができます。扱う帳票によって設定方法が異なります。

  • NetCOBOL/MeFt帳票の場合

    NetCOBOL/MeFt帳票の場合は、電子帳票情報ファイルに必要な帳票情報を設定します。

     帳票情報の設定については、“4.2.2 電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
  • List Creator帳票の場合

    List Creator帳票の場合は、電子帳票情報ファイル(List Creatorのin2オプションに指定)に必要な帳票情報を設定します。

     帳票情報の設定については、“4.2.2 電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
  • 富士通ホスト帳票の場合

    APS/NP、PrintASSORT、またはOSIV LISTVIEWに必要な帳票情報を設定して帳票登録時に連携します。

     帳票情報の設定については、“4.5 富士通ホスト帳票の帳票情報”を参照してください。

サーバ動作環境ファイルに設定<Linux版のみ>

サーバ動作環境ファイルの「REMOTE-PRINT(リモート印刷指定)」に指定して、lvsetenvコマンドで登録します。

  設定方法については、“セットアップガイド”および“コマンドリファレンス”を参照してください。

設定時のキー

帳票情報により自動印刷の設定を行うときは、帳票情報をそれぞれ以下のキーに設定します。

帳票情報

電子帳票情報ファイル

APS/NPまたはPrintASSORTと情報連携

印刷フォルダ名の指定

PR-PATH

LV-PR-PATH

このキーを指定した場合は、受信フォルダに設定してある振り分け先も有効になります。

また、「印刷フォルダ名の指定」キーと同時に、保管先を指定する「DB-PATH」を指定した場合は、「印刷フォルダ名の指定」キーの指定は無効になります。

注意

  • OSIV LISTVIEWにおいて帳票情報を連携する場合、印刷フォルダ名の指定(LV-PR-PATH)はできません。PrintASSORT、APS/NPを使用して帳票情報を連携するか、List Worksの仕分け機能を使用して帳票情報を連携してください。

    なお、帳票情報を連携せず、List Worksの受信フォルダにおいて振り分け条件を設定し、印刷フォルダに振り分けを行うこともできます。

  • Windows版の場合、印刷データの外字情報はList Worksサーバのユーザごとに保持され、ログオン時にメモリにロードされます。印刷開始時にList Worksサーバがログオフ状態であると外字情報にアクセスできず、印刷データに外字情報が反映されません。このため、正常に外字が印刷できない現象が発生します。

  • リスト管理サーバがWindows Server 2012またはWindows Server 2008の場合、Charset Managerの外字ロードサービスを起動する必要があります。

     外字ロードサービスの詳細は“Charset Managerのマニュアル”を参照してください。