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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.10 二次帳票の設計

二次帳票を生成するには、あらかじめ、以下の条件を満たした帳票を登録する必要があります。

ポイント

List Creatorデザイナで帳票設計するときのポイント
  • List CreatorデザイナでDEパーティションに定義された項目名が、【二次帳票の設定】ダイアログボックスの「検索対象項目」に表示されます。このため、二次帳票を生成するには、「検索対象項目」の一覧から検索対象を選択するため、DEパーティションに定義する項目名は、わかりやすい名前をつけることを推奨します。

  • 「検索対象項目」のデータが文字、数値または日付のどれに該当するかは、List Creatorデザイナでの定義をそのまま引き継ぎます。

  • 二次帳票の検索の対象範囲は、List CreatorデザイナのDEパーティションに定義した項目のみです。List Worksでの設定で、検索の対象範囲を設定することはできません。

  • 日付は、yyyymmdd形式のみサポートしています。

パーティション別、二次帳票上での再生可否

表示された二次帳票上での各パーティションの扱いは、以下のように異なります。

形式

パーティション

再生可否

備考

フリーフレーム形式

HEAD

【二次帳票の生成の設定】ダイアログボックスで、数字項目の出力について、検索対象の帳票での値を使用するか否かを指定できます。

 【二次帳票の生成の設定】ダイアログボックスについては、“ダイアログボックスリファレンス”を参照してください。

FOOT

BODY

集計表形式

RH/PH

PF

共通

CH

  • ページ先頭のCHパーティションのみ、出力します。(ページブレーク単位)

  • 演算式が指定されていても再計算されません。元の値が出力されます。

DE

演算式が指定されていても再計算されません。検索対象の帳票での値が出力されます。

CF

×

○:そのまま再生  △:制限あり  ×:再生不可


以下の帳票は、二次帳票を生成できません。

注1:

これらの帳票は二次帳票を生成できないため、あらかじめ、帳票データ転送アダプタの環境設定ファイルでエラーとするか、通常どおりに帳票登録をするかを指定できます。

 帳票データ転送アダプタの環境設定ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
注2:

帳票登録は、エラーになります。

注3:

帳票登録は、エラーになります。

メディアデータファイル名、および項目属性切り替えファイル名はパス名に含まれるディレクトリ名が異なっていても、ディレクトリ名を除いたファイル名が一意になるように指定してください。


List Worksにおける通常の検索と二次帳票生成時の検索の違い

二次帳票は、帳票のデータを検索することにより、検索条件に一致したデータを含む明細行を、検索した帳票と同じレイアウトで表示します。しかし、検索で設定できる項目は、通常の検索の場合と比較して、以下のように異なります。

検索時に設定する項目

通常の検索

二次帳票生成時の検索

検索

検索する対象

帳票全体、選択範囲など選択肢あり

リストから検索対象項目を選択するのみ

検索する値

  文字
  数値(通貨)
  日付

半角全角40文字以内
半角80文字以内
西暦と和暦が可

半角全角40文字以内
半角20文字以内
西暦のみ

比較条件

あり

なし

検索結果を表示する(表示形式の選択)

あり

なし

ボタン(検索条件の読み込み、検索条件の保存、検索の設定、カレンダーの表示)

あり

あり

検索の設定

検索する方向/範囲

あり

なし

検索する行

あり

なし

項目間の条件

あり

あり

「項目間の条件」の対象範囲

あり

なし

文字列が一致する条件

あり

あり

次の記号をマイナス記号とみなす

あり

なし

点を小数点とみなす

あり

なし