二次帳票を生成するには、あらかじめ、以下の条件を満たした帳票を登録する必要があります。
List Creatorで作成された、帳票形式が集計表形式またはフリーフレーム形式の帳票
帳票登録時に、電子帳票情報ファイルに「NFORM-FLG=1」を設定
List Works V10.4の帳票データ転送アダプタを経由した帳票登録
二次帳票を生成するために必要な関連製品およびバージョンレベルについては、インストールガイドを参照してください。
ポイント
List CreatorデザイナでDEパーティションに定義された項目名が、【二次帳票の設定】ダイアログボックスの「検索対象項目」に表示されます。このため、二次帳票を生成するには、「検索対象項目」の一覧から検索対象を選択するため、DEパーティションに定義する項目名は、わかりやすい名前をつけることを推奨します。
「検索対象項目」のデータが文字、数値または日付のどれに該当するかは、List Creatorデザイナでの定義をそのまま引き継ぎます。
二次帳票の検索の対象範囲は、List CreatorデザイナのDEパーティションに定義した項目のみです。List Worksでの設定で、検索の対象範囲を設定することはできません。
日付は、yyyymmdd形式のみサポートしています。
表示された二次帳票上での各パーティションの扱いは、以下のように異なります。
形式 | パーティション | 再生可否 | 備考 |
---|---|---|---|
フリーフレーム形式 | HEAD | △ | 【二次帳票の生成の設定】ダイアログボックスで、数字項目の出力について、検索対象の帳票での値を使用するか否かを指定できます。
|
FOOT | △ | ||
BODY | △ | ||
集計表形式 | RH/PH | △ | |
PF | △ | ||
共通 | CH | △ |
|
DE | ○ | 演算式が指定されていても再計算されません。検索対象の帳票での値が出力されます。 | |
CF | × |
○:そのまま再生 △:制限あり ×:再生不可
以下の帳票は、二次帳票を生成できません。
List CreatorデザイナでDEパーティションが1つも定義されていない帳票
List Creatorでマルチフォーム出力された帳票(注1)
List Creatorで組合せフォーム出力された帳票(注1)
帳票を連結して表示している帳票
帳票のファイリングやマスキングなど、一度リスト管理サーバから出力された帳票データを使用して再登録された帳票
帳票の仕分け機能を使用して登録した帳票(注2)
帳票登録時に指定するメディアデータファイル名が重複(注3)
帳票登録時に指定する項目属性切り替え定義ファイル名が重複(注3)
これらの帳票は二次帳票を生成できないため、あらかじめ、帳票データ転送アダプタの環境設定ファイルでエラーとするか、通常どおりに帳票登録をするかを指定できます。
帳票データ転送アダプタの環境設定ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
帳票登録は、エラーになります。
帳票登録は、エラーになります。
メディアデータファイル名、および項目属性切り替えファイル名はパス名に含まれるディレクトリ名が異なっていても、ディレクトリ名を除いたファイル名が一意になるように指定してください。
二次帳票は、帳票のデータを検索することにより、検索条件に一致したデータを含む明細行を、検索した帳票と同じレイアウトで表示します。しかし、検索で設定できる項目は、通常の検索の場合と比較して、以下のように異なります。
検索時に設定する項目 | 通常の検索 | 二次帳票生成時の検索 | |
---|---|---|---|
検索 | 検索する対象 | 帳票全体、選択範囲など選択肢あり | リストから検索対象項目を選択するのみ |
検索する値 文字 | 半角全角40文字以内 | 半角全角40文字以内 | |
比較条件 | あり | なし | |
検索結果を表示する(表示形式の選択) | あり | なし | |
ボタン(検索条件の読み込み、検索条件の保存、検索の設定、カレンダーの表示) | あり | あり | |
検索の設定 | 検索する方向/範囲 | あり | なし |
検索する行 | あり | なし | |
項目間の条件 | あり | あり | |
「項目間の条件」の対象範囲 | あり | なし | |
文字列が一致する条件 | あり | あり | |
次の記号をマイナス記号とみなす | あり | なし | |
点を小数点とみなす | あり | なし |