(1) 仮想化環境の構築
仮想化環境のKVM(Kernel-based Virtual Machine)上に、List Worksサーバをインストールする場合は、KVMを環境構築しておきます。
KVMの環境構築については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
本ソフトウェアがインストールされていないことを確認します。
# rpm -qi FJSVlw-sv <RETURN> # rpm -qi FJSVlw-pa <RETURN> # rpm -qi FJSVlw-cm <RETURN> # rpm -qi FJSVbky <RETURN> # rpm -qi FJSVpast <RETURN> # rpm -qi FJSVlw-gw <RETURN> # rpm -qi FJSVlw-ex <RETURN>
上記の操作でパッケージが出力された場合は、すでにList Worksがインストールされていますので、環境設定ファイルを退避後に、出力されたパッケージをシステムから削除します。
環境設定ファイルの退避方法は、“(3) 環境設定ファイルの退避”を参照してください。また、パッケージの削除方法は、インストールされている製品に付属のインストールガイドを参照してください。
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
注意
本製品のインストール中には、一時的に/var/tmpを使用します。このため、/var/tmpが割り当てられたディスクに170MB以上の空きがあることを確認してから、インストールを行ってください。
本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、“第11章 List Works拡張パッケージのインストール時に必要な資源”を参照してください。
Web連携機能を使用する場合、WWWサーバやサーブレットのサービスを停止してください。
WWWサーバやサーブレットのサービスの停止方法は、ワークユニット停止用のひな型(ワークユニット停止サンプル:lw-wustop.sh.sample)を参考にしてください。 格納場所:「/opt/FJSVlw-gw/sample」ディレクトリ配下
hostnameコマンドを使用して、ホスト名にローカルホスト名が設定されていることを確認してください。
ローカルホスト名が正しくない場合は、Linuxシステムのマニュアルを参照し、ローカルホスト名を設定してください。
/etc/hostsファイルにおいて、ループバックのIPアドレスにローカルホスト名が対応付けされていないことを確認してください。 対応付けされている場合は、/etc/hostsファイルを編集して、ループバックのIPアドレスに対応付けされているローカルホスト名を削除してください。
また、同じローカルホスト名をリモートから参照可能なIPアドレスに対応付けしてください。
修正前)
# Do not remove the following line, or various programs # that require network functionality will fail. 127.0.0.1 <host-name> localhost.localdomain localhost
修正後)
# Do not remove the following line, or various programs # that require network functionality will fail. 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost <IP-Address> <host-name>
List Works組込データベースを使用する、かつクラスタ構成にする場合は、PRIMECLUSTERを先にインストールしてからList Worksをインストールしてください。
本ソフトウェアをインストールし直す場合に、本作業が必要です。環境設定ファイルおよびJSPファイルを編集して使用していた場合は、以下のファイルを退避してください。
リスト管理サーバの環境設定ファイル
/etc/opt/FJSVlw-sv/lvenvname
Web連携機能の環境設定ファイルおよびJSPファイル
環境設定ファイル
/opt/FJSVlw-gw/property/ListGateway.properties
/opt/FJSVlw-gw/property/ListPrint.properties
/opt/FJSVlw-gw/app/WEB-INF/web.xml
JSPファイル
/opt/FJSVlw-gw/app/jsp/カスタマイズしたファイル名
帳票データ転送アダプタの環境設定ファイル
/opt/FJSVlw-pa/etc/lwpaenv.ini
帳票仕分け管理の環境設定ファイル
/opt/FJSVpast/setup.ini