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Interstage List Works V10.4.0 インストールガイド
FUJITSU Software

12.1.1 インストール前の作業

List Works拡張パッケージをLinuxサーバにインストールする前に、以下の作業をします。

(1) 仮想化環境の構築

仮想化環境のKVM(Kernel-based Virtual Machine)上に、List Worksサーバをインストールする場合は、KVMを環境構築しておきます。

 KVMの環境構築については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

(2) システム環境の準備

  1. 本ソフトウェアがインストールされていないことを確認します。

    # rpm -qi FJSVlw-sv <RETURN>
    # rpm -qi FJSVlw-pa <RETURN>
    # rpm -qi FJSVlw-cm <RETURN>
    # rpm -qi FJSVbky <RETURN>
    # rpm -qi FJSVpast <RETURN>
    # rpm -qi FJSVlw-gw <RETURN>
    # rpm -qi FJSVlw-ex <RETURN>
  2. 上記の操作でパッケージが出力された場合は、すでにList Worksがインストールされていますので、環境設定ファイルを退避後に、出力されたパッケージをシステムから削除します。

     環境設定ファイルの退避方法は、“(3) 環境設定ファイルの退避”を参照してください。また、パッケージの削除方法は、インストールされている製品に付属のインストールガイドを参照してください。
  3. 本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。

    注意

    本製品のインストール中には、一時的に/var/tmpを使用します。このため、/var/tmpが割り当てられたディスクに170MB以上の空きがあることを確認してから、インストールを行ってください。

     本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、“第11章 List Works拡張パッケージのインストール時に必要な資源”を参照してください。
  4. Web連携機能を使用する場合、WWWサーバやサーブレットのサービスを停止してください。

     WWWサーバやサーブレットのサービスの停止方法は、ワークユニット停止用のひな型(ワークユニット停止サンプル:lw-wustop.sh.sample)を参考にしてください。
    格納場所:「/opt/FJSVlw-gw/sample」ディレクトリ配下
  5. hostnameコマンドを使用して、ホスト名にローカルホスト名が設定されていることを確認してください。
    ローカルホスト名が正しくない場合は、Linuxシステムのマニュアルを参照し、ローカルホスト名を設定してください。

  6. /etc/hostsファイルにおいて、ループバックのIPアドレスにローカルホスト名が対応付けされていないことを確認してください。 対応付けされている場合は、/etc/hostsファイルを編集して、ループバックのIPアドレスに対応付けされているローカルホスト名を削除してください。
    また、同じローカルホスト名をリモートから参照可能なIPアドレスに対応付けしてください。

    修正前)

    # Do not remove the following line, or various programs
    # that require network functionality will fail.
    127.0.0.1               <host-name> localhost.localdomain localhost

    修正後)

    # Do not remove the following line, or various programs
    # that require network functionality will fail.
    127.0.0.1               localhost.localdomain localhost 
    <IP-Address>            <host-name> 
  7. List Works組込データベースを使用する、かつクラスタ構成にする場合は、PRIMECLUSTERを先にインストールしてからList Worksをインストールしてください。

(3) 環境設定ファイルの退避

本ソフトウェアをインストールし直す場合に、本作業が必要です。環境設定ファイルおよびJSPファイルを編集して使用していた場合は、以下のファイルを退避してください。