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Interstage List Works V10.4.0 インストールガイド
FUJITSU Software

4.2.1 List Worksサーバに必要なディスク容量

システム全体として必要なディスク容量は、以下のように見積もります。

システム全体として必要なディスク容量
    = (List Works帳票のファイルサイズ + 抜き出し検索ファイルのファイルサイズ +  記入情報ファイルのファイルサイズ)
      × 予想される保管帳票数 + (オーバレイのファイルサイズ + 帳票項目のファイルサイズ) × オーバレイ数

(1) 帳票の登録に必要なディスク容量

帳票を登録する際、作業ファイルを作成します。作業ファイルのディスク容量の目安を以下に示します。なお、作業ファイルは、帳票登録後に削除されます。

作業ファイルのディスク容量の目安は、以下のとおりです。

作業ファイルのディスク容量 = 印刷データの最大サイズ × 最大同時登録数
印刷データの最大サイズ = 帳票の最大ページ数 × 1ページあたりのサイズ  *1

*1: 1ページあたりのサイズは、富士通ホスト帳票では8KB、そのほかの帳票では3KBが目安です。

作業ファイルの格納場所は、サーバ動作環境ファイルの「受信フォルダ格納ディレクトリ」(RCV-FOLDER)で指定したディレクトリ配下となります。

サーバ動作環境ファイルについては、“環境構築手引書”を参照してください。

(2) 保管フォルダの資源のディスク容量

保管フォルダに必要な資源のディスク容量を以下に示します。

ここで説明している保管フォルダの資源のディスク容量は、1帳票に対するものです。

データベースの見積もりについては“4.2.2 データベースのディスクスペース”を参照してください。
帳票を格納するために必要なディスク容量

帳票データについて、帳票格納時に必要なディスク容量の目安を以下に示します。

帳票の格納に必要なディスク容量 = 帳票データの最大サイズ(1ページ分) × 帳票の平均ページ数 × 最大帳票格納数
帳票データの最大サイズ(1ページ分) = 3KB

なお、富士通ホスト帳票の場合、富士通ホストからの印刷データが、List Worksの保管フォルダに格納される場合があります。


以下の場合、帳票データに加えて、以下のディスク容量の考慮を行う必要があります。

  • Linux版において、富士通ホスト帳票を登録する場合

  • 印刷データについて、帳票格納時に必要なディスク容量の目安を以下に示します。

    帳票の格納に必要なディスク容量 = 印刷データの最大サイズ(1ページ分)× 帳票の平均ページ数 × 最大帳票格納数
    印刷データの最大サイズ(1ページ分) = 8KB

抜き出し検索ファイルのディスク容量

ファイルサイズは、以下の式で算出できます。ただし、抜き出し検索範囲数、抜き出し文字列の数、抜き出し文字種などによって圧縮率が異なるため、実際の値とは多少異なる場合がありますので注意してください。

  • 抜き出し文字列の数

    抜き出し文字列の数 = 抜き出し検索範囲内に含まれる有効な延べ行数

    同一行上に複数の抜き出し検索範囲がある場合は1行×抜き出し検索範囲数としてカウント

  • オフセット情報

    オフセット情報 = 抜き出し検索範囲内に含まれる有効な実行数 × 12 B

    同一行上に複数の抜き出し検索範囲がある場合は1行としてカウント

  • 抜き出し文字列のサイズ

    抜き出し文字列のサイズ = 抜き出し検索範囲内に含まれる有効な文字数 × 2倍 + 抜き出し文字列の数
  • 抜き出し情報サイズ

    抜き出し情報サイズ = (抜き出し文字列の数 + 4 B) + オフセット情報 + 抜き出し文字列のサイズ
  • 管理情報サイズ

    管理情報サイズ = 72 B
  • ブロック情報サイズ

    ブロック情報サイズ = (ページ数 ÷ 1000 B + 1 B) × 8 + 16 B
  • オーバレイ情報サイズ

    オーバレイ情報サイズ = (オーバレイ数 × 4 B) + 4 B
  • 抜き出し検索範囲情報サイズ

    抜き出し検索範囲情報サイズ = (抜き出し検索範囲数 × 8 B + 4 B) × オーバレイ数
  • ページブロックサイズ

    ページブロックサイズ = (抜き出し情報サイズ + 4 B) × ページ数
  • ファイルサイズ

    ファイルサイズ ≒ 管理情報サイズ + ブロック情報サイズ + オーバレイ情報サイズ
                      + 抜き出し検索範囲情報サイズ + ページブロックサイズ ÷ 3

    ページブロックサイズを3分の1にしているのは、圧縮しているためです。

記入情報ファイルのディスク容量

ファイルサイズは、以下の式で算出できます。

記入情報ファイルの容量 = 314 B + 文字数

(3) 帳票仕分けに必要なディスク容量

帳票仕分け管理を運用する上で必要となるディスクスペースの容量は、以下の見積もり式によって求めることができます。

(4) オーバレイ/帳票項目の設定に必要なファイルのディスク容量

リストビューアで、帳票項目の設定やオーバレイの原点位置を設定したときに作成される帳票項目ファイルのファイルサイズは、以下の式で算出できます。

オーバレイを格納するために必要なディスク容量

オーバレイ格納時に必要なディスク容量の目安を以下に示します。

ドットオーバレイのサイズ   = 0.1MB × オーバレイのファイル数  *1
ベクトルオーバレイのサイズ = 0.01MB × オーバレイのファイル数  *1

*1:オーバレイを履歴管理する場合は、履歴管理する予定のオーバレイ数分、ファイル数に加えてください。

帳票項目をオーバレイごとに利用する場合に必要なディスク容量
ファイルサイズ = (管理部サイズ + 項目定義情報部サイズ + 抜き出し検索範囲情報部サイズ)× オーバレイ数
帳票項目を帳票名ごとに利用する場合に必要なディスク容量
ファイルサイズ = (管理部サイズ + 項目定義情報部サイズ + 抜き出し検索範囲情報部サイズ)× (オーバレイ数 + 帳票名数)